マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1626
感想 : 228
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025526

作品紹介・あらすじ

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。変人シェフの三舟さんは絶品料理で客の心を?むだけでなく、客たちの巻き込まれた事件や、不可解な出来事の謎をあざやかに解く名探偵なのです。今回も、蝶ネクタイの似合う大学教師が海外研修中に経験した悲しい別れの謎、豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との出来事など、胸を打つ話ばかり。ベリーのタルト、豚足料理、ブーダン・ノワール、タルタルステーキ……メインディッシュもデザートも絶品揃いです。

感想・レビュー・書評

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  • 気軽に読むのにちょうど良いこのシリーズ♪

    訪れたお客様のちょっとした謎…
    楽しい謎もあれば悲しい謎もあり。

    さりげなく優しい謎解きで、お客様もわたしも優しい気持ちになれます‹‹\(´ω` )/››


    • 1Q84O1さん
      このシリーズサクサク読めるので気分転換にいいですよね♪
      このシリーズサクサク読めるので気分転換にいいですよね♪
      2023/09/07
    • みんみんさん
      三船シェフ好きよ\(//∇//)
      三船シェフ好きよ\(//∇//)
      2023/09/07
  • ビストロ「パ・マル」シリーズ3作目、あぁ…読み終えてしまった…。三船シェフ推しの私はちょっとさみしいなぁ…でも、今回もおいしいフランス料理と、華麗なる「謎解き」を堪能できました(*^^)v

     読みやすくて手軽に読めるのに、登場人物ひとりひとりの“人となり”をしっかり描けているから引き込まれるんでしょうねぇ…三船シェフの観察眼も素晴らしいっ!!そして、数々のフランス料理もたまりませんっ!この作品全体の印象としたら、いい意味での“ほろ苦さ”を感じるものになりましたが、3作通して楽しく読むことができました。ドラマも観たくなっちゃいました。

    • かなさん
      本とコーヒーさん、こんにちは!
      私のレビューにいいねをしてくれる読書家さんの
      本棚に興味があったのと、
      感謝の気持ちを込めてのいいねで...
      本とコーヒーさん、こんにちは!
      私のレビューにいいねをしてくれる読書家さんの
      本棚に興味があったのと、
      感謝の気持ちを込めてのいいねでしたが(汗)
      いいね、炸裂させてましたねぇ…
      ご迷惑でしたら、ごめんなさいm(__)m

      最近、急に暑くなったり、びっくりするほど寒さを感じたりで
      温度差半端ないですよね…
      私は、本を読む気にしかならない(^-^;

      本とコーヒーさんもお体ご自愛くださいね…。
      コメントありがとうございます!
      2023/05/26
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      あ、迷惑だなんてこれっぽっちも思ってませんので‥
      量より質! とはいえ、頭が疲れてる時は、軽ーく笑ってもみたいし‥。
      まぁ、かなさんの読書意...
      あ、迷惑だなんてこれっぽっちも思ってませんので‥
      量より質! とはいえ、頭が疲れてる時は、軽ーく笑ってもみたいし‥。
      まぁ、かなさんの読書意欲には負けますが、その時々の自分のペースに合わせて読むことにします。
      今後もよろしく、です。
      2023/05/26
    • かなさん
      本とコーヒーさん、こんはんは!
      お返事が遅くなってごめんなさい<(_ _)>

      お優しい言葉をありがっとうございます!
      確かに、『量...
      本とコーヒーさん、こんはんは!
      お返事が遅くなってごめんなさい<(_ _)>

      お優しい言葉をありがっとうございます!
      確かに、『量より質』ですよね!!
      何事にも私、ついエスカレートしちゃうようで(^_^;)
      面倒くさい私かもしれませんが、
      こちらこそよろしくお願いします。
      2023/05/27
  • 好きなシリーズ第3弾。この続きはもう出ないのかな。そう思うとちょっと寂しい。

    三舟シェフはもちろん、スタッフ全員が自分の職場であるビストロ・パ・マルをこよなく愛していることがよく分かる。ほんと素敵なこと。
    そしてそこに集まるお客さんたちの、複雑に絡まった人間模様も他人事とは思えず共感するものが多かった。
    人付き合いに悩んだり落ち込んだり。日々の生活で凹んだ気持ちも、ビストロ・パ・マルの美味しいフレンチとスタッフの丁寧なもてなしにより自然とほぐされていく。
    常に食べる人の気持ちに寄り添った温かな真心に触れ、私までもが温かく包み込んでもらえて楽しい読書となった。

    ビストロ・パ・マルの人気メニューの一つ、豚の血で作ったソーセージ”ブーダン・ノワール”が食べてみたい。

  • リモート・ワークということもあり、仕事帰りにビストロに寄って気軽に美味しいもでもなんてしにくくなって久しい。仕事はめちゃめちゃ忙しかったけど、美味しいものを食べるとそれだけで元気になったものでした。やっぱり安さと量だけを追求したサラリーマンの餌場みたいなところでばかりで食べててはいけないなとも思ったものでした。そして久々のビストロ・パ・マル。ちょっとミステリタッチの美味しそうな料理もてんこ盛りの素敵なお話の数々。いいなぁ。食べたくなってくるなぁ。飲みたくなったヴァン・ショーもまだ飲んでないなぁ。今年は居場所も変わってしまったけれど、おいしいビストロをまた探してみよう。

  • シリーズ3作目。目眩く料理とパン、そしてタルトとスフレ。頭の中でフォークとナイフを動かしながら読んだ笑 柔かく脂肪がたっぷりのった豚のロースト、オリーブオイルとにんにくでカリッと焼いた海老、卵とバターたっぷりの生地に砂糖衣したアーモンドを練りこんだブリオッシュのかすかな塩気。出来たての湯気まで感じるような腹ペコ本

  • 「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」に続くシリーズ3作目。
    お気に入りです。

    下町にある小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」。
    気取らない店だが、シェフの三舟はフランスで修行した本格派。それも各地を渡り歩いたという。
    シェフを支えて心地よい空間を作り出すスタッフの誠実さと、フレンチの伝統を活かしつつ親しみやすい料理。
    こんなお店が近所にあったら‥!と想像するだけでも楽しくなります。

    三舟シェフは、店で起きる不審な出来事の謎や客からの相談を、つぎつぎに解き明かしてくれる名探偵でもあります。
    大学教授がフランスで経験した悲しい別れに、実は意外な意味が?
    有能なパティシエが突然消えた理由は?
    夫婦の客が注文した青い果実のタルトとは?

    フランス料理ならではのモチーフにからんだ謎と、美味しい料理を楽しめます。
    お客どうしの心遣いも秘密もイヂワルも、すっかり見抜かれてしまうので、時には心温まり、時にはほろ苦くもありますが。
    そこは料理の手ぎわ同様、冷静でさりげなく、穏やかに。
    料理を題材にした小説には好きなシリーズも多いのですが、この品の良さが素敵ですよね。
    丁寧な仕事ぶりに心癒されます。

  • とても面白かった。
    料理だけでなく謎解きもできるシェフ!
    このお店が素敵なお店なのがすごく伝わってきます。お料理も接客も丁寧で。
    フレンチなんてなかなか食べる機会がないけどビストロなら行ってみたいと思いました。
    フランス料理の事も色々知ることが出来る一冊です。

  • シリーズ最後のこの作品は大満足で次を期待する出来。料理にまつわる話も登場人物もすべて素敵。三舟シェフのホームズばりの観察眼と知識に敬服します。ぜひこの続編を読みたいものです。

  • 近藤史恵さんとの出会いは『タルトタタンの夢』でした。
    それからすっかりファンになり、この本で24冊目です。

    ビストロ”パ・ルマ”を舞台にしたグルメミステリー、第3弾。
    このシリーズ、大好きです。

    ”パ・ルマ”でだされるお料理を想像しながら、一気読みでした。
    第4弾が待ち遠しい!!

    • けいたんさん
      新刊もう出ていたのですね∑(゚Д゚)
      私も早く読まねば!
      パ・ルマの皆さんは元気でしたか?
      また過去の話もあるのかな?
      新刊もう出ていたのですね∑(゚Д゚)
      私も早く読まねば!
      パ・ルマの皆さんは元気でしたか?
      また過去の話もあるのかな?
      2017/01/17
    • azu-azumyさん
      けいたんさん、こんにちは~

      そうなんです。
      新刊が出たんですよ。
      私はたまたま図書館の新刊情報で知って、すぐに予約しました。

      ...
      けいたんさん、こんにちは~

      そうなんです。
      新刊が出たんですよ。
      私はたまたま図書館の新刊情報で知って、すぐに予約しました。

      パ・ルマの皆、変わらず元気でしたよ~
      ぜひ、会いに行ってくださいませ~(*^_^*)
      2017/01/19
  • 『タルト・タタンの夢』を2年前に、『ヴァン・ショーをあなたに』を昨年読了しているが、本書はまだ読んでいない今年、これら3作品を原作とするドラマが放映され、それを観た。

    ドラマ効果で本書は図書館でなかなか借りることができなくなってしまい、やっと借りられた。
    本書だけが映像を先に観てからの読書となった為、知っている話ばかりとなったが、読みやすく、面白かった。

    一点だけ、東野圭吾氏の『マスカレード・ナイト』のレビューにも書いたが、本書にも「いかがなさいましたか?」と聞くべきところで「いかがいたしましたか?」という間違った敬語が使われていたことが残念である。(初版本154ページ)

    また、タルタルステーキの章で「一度厨房に戻って豚一頭分のロティをサーブする」という行動の表記がダブっている箇所も少し変な感じ。
    片方の文の削除のし忘れかな?
    (この姑と嫁の章と、最後のお金持ちのお嬢様とタチの悪いグループの章の話は、ドラマの方ではそれぞれ内容に追加があり、原作よりややマイルドになっていた)

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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