屍人荘の殺人

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 2069
レビュー : 305
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

感想・レビュー・書評

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  • 予備知識なしで読んでみた。ミステリかと思いきやただのゾンビ物語(サバイバルホラー?)でがっかり。
    売れた本には売れた本なりの面白さがあると思って読むけど、自分の毛色にはまったく合わなかったし、「うわぁぁあーー!」「遅いよ~」とか文章の書き方がラノベ?という感じで白ける。トリックや話の構成がどうこうというより著者が合わないのかも。

  • いやぁ、面白かった!面白さという点では、最近読んだ本の中では頭抜けていた。

    映画研究会の夏合宿。そこに事件を嗅ぎつけ着いて行くことになったミステリ愛好会の明智と俺。合宿所の近くでは、テロが発生し、夏フェスに来ていた5万人ほどの観客がゾンビに!
    間も無く合宿所は外との連絡手段を断たれ、ゾンビに取り囲まれた。そして、不審な連続殺人が起こり・・・。ゾンビの仕業なのか、それともメンバーの中に犯人が?

    あまりにも奇想天外の発想なのに、しっかり無理なく回収。この後どうなるんだろう?と気になり、一気読みでした。いやぁ、お見事!

    • chie0305さん
      ひとしさん、こんばんは。遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
      ひとしさんの☆5つはここ最近なかった評価ですね。私も久々に☆5つが読...
      ひとしさん、こんばんは。遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
      ひとしさんの☆5つはここ最近なかった評価ですね。私も久々に☆5つが読みたいです…
      2018/01/21
    • chie0305さん
      ひとしさん!娘が「屍人荘の殺人」借りてきてくれました(ありがとう!○嵐!)今日から早速読めます。嬉しい~。
      ひとしさん!娘が「屍人荘の殺人」借りてきてくれました(ありがとう!○嵐!)今日から早速読めます。嬉しい~。
      2018/01/31
    • chie0305さん
      ひとしさん、こんばんは!
      晩御飯が出前になりました(笑)私はてっきり研究機関の方がメインかと!昨日「進撃の巨人」見に行ったせいでちょっと「...
      ひとしさん、こんばんは!
      晩御飯が出前になりました(笑)私はてっきり研究機関の方がメインかと!昨日「進撃の巨人」見に行ったせいでちょっと「おぇ」ってなりましたが、面白かったです。
      そうです、高校の図書室で。公立でもいい本入れてくれてるみたいです。校舎はボロボロなんですがね~。
      2018/01/31
  •  会員2名だけの学校非公認団体「神紅大学ミステリ愛好会」。一回生の葉村譲は、「神紅のホームズ」と呼ばれる会長・明智恭介の助手として、非生産的な日々を送っていた。謎をこよなく愛する明智は、事件を期待して映画研究部のペンション夏合宿への参加を熱望するが、断られてしまう。8月に入っても諦めきれない明智とそれを宥める葉村、そんな二人のもとに、二回生の美少女探偵・剣崎比留子が現れる。彼女の話によると、合宿まで2週間をきったある日、映画研究部にある脅迫状が届いたという。
     『今年の生贄は誰だ』
     1年前の合宿参加者が夏休み明けに自殺したこともあり、合宿への参加辞退が相次いだ。コンパ目的でOBからの招待を受けていた合宿である事から、部長は女性の参加者不足に苦慮している。そこで――。
     「私と一緒に参加してくれませんか」
     「理由を訊ねないこと。それが私からの交換条件です」
     葉村、明智、剣崎の3名を加えた10名の神紅大生、3名のOB、そして管理人。いくつかの謎を含みながらも青春の香り漂う14名の「紫湛荘」。しかし初日夜の肝試し、「紫湛荘」はたったの1時間半にして血と死の匂い立ち込めるクローズドサークルへと変貌する…。
     第27回鮎川哲也賞受賞作にして、ミステリランキング3冠を達成した新人作家による衝撃のデビュー作。


     久しぶりに夜も眠れず読み切ってしまった。
     巧妙なトリック、読者を騙す仕掛け、そして衝撃の展開…。上記のあらすじ以上の前情報なく読み、是非素直に本作からの衝撃を全身で感じてほしい。「そう来たか!」と思わず言ってしまった後は、作品の力にページを繰る手はもう止められない。登場人物の個性の描き分けや舞台の描写が鮮明で、気付いたら読者も「屍人荘」の中を右往左往している。
     本格ミステリと呼ぶに相応しい、解明できない多くの謎と鮮やかな推理。私の推理は立ち上がっては潰え、立ち上がっては潰えを繰り返し、思いもよらない真実に驚嘆させられた。読後にページを戻り、作者により仕掛けられたいくつものトリックに気付いた時、ただただ脱帽するしかなかった。得意気に犯人予想を披露していた自分が、完全に作者の掌の上だったなんて…恥ずかしい…。
     事件、探偵、推理といった王道のミステリ小説はあまり読んでこなかった。特に最近の作品となると、やり尽くされた手口の穴を縫うような犯行が結局現実離れしたものになってしまい不自然感が否めず手が出なかった。
     しかし本作は違う。いや、手口は全然現実的じゃない。でも、不自然ではないのだ。解決編に何の違和感もなく頷いてしまう。それも本作の「非現実的を状況設定」が可能にしたものなのだろう。
     
     素直にとてもとても面白かった。葉村と剣崎のコンビ、是非シリーズ化して今後も二人の活躍を見ていきたいと思った。今村昌弘さんというミステリ作家の誕生に、本当に感謝したい!

  • 新人賞としては稀に見る傑作。鮎川賞はややピンボケした本格もあるが今回は端正な本格推理ものとして疑いようがない。
    設定の秀抜さとリーダビリティの高さは今作を唯一無二の個性的な作品にしている。突然の「アレ」からのクローズドサークル、そして殺人事件、更にその解法は美しい消去法推理、フー・ハウ・ホワイダニットを丁寧に説いているのも素晴らしい。
    登場人物が覚えやすいよう工夫されている点や、探偵と助手、人ととあるものとの対比、投影の描写など繊細に背景を彩る要素もバランスよく書いている。
    「新たなる」王道の推理小説だった。

  • 処女作でここまで目が行き届いたミステリはなかなかお目にかかれません。手練れだなぁ。
    たった一つだけ、ここだけは本当にやめてほしいと思った部分があったので★4にさせてもらいました。マンガでしか見ないようなクサイ演出のあれこれ。(○○させてあげる♡だとかクライマックスのあのセリフとか最後の一行とか)何度本を落としそうになったことか……

  • めちゃくちゃ話題になっていた本、ついに読みました。
    確かに、そう来たか~て感じで、「えっ」「えっ」ってのが何回かあった。
    面白かった。けど読む前にずいぶん期待してハードル上がっちゃってたかな。

    表紙から感じたイメージと、中のテイストがちょっと違ったかな。表紙から「十角館」ぽいおぞましいのを想像していたのだけれど、それより軽い感じ。
    設定と殺され方からして、もっとぞわーってするはずなんだけど、それがなかったかな。多分最初の明智と葉村のほわーっとした会話があったからかな~。明智が、いい味出してたんだと思う。
    葉村のワトソン、嫌いじゃない。

    これがデビュー作とは、、、2作目期待!!
    シリーズ化するのかな?

    そして、「学生アリスシリーズ」また読みたくなった!(^^)!

  • どうにも現実感がなさすぎ。

    ゾンビと密室殺人のコラボ作品。
    ゾンビでクローズドサークルって発想がすごい。

    ただ、どうにも現実感がなく、途中でお芝居でしたってなるのかなと思ったら最後まで…。

    このせいであまり推理にのめり込めず、やや消化不良になってしまった。

    もう少しゾンビに真実味を与えてほしかったかな。

    人と違うもの作り出そうという気概は感じますが、
    非常に惜しい作品でした。

  • 大学生がペンションを貸し切り、さあいったい誰から殺されるんだ、と思いながら読み進めていた矢先。
    は?
    まさかのゾンビにペンションを包囲されるという展開に、思わず失笑。
    えーっと、私ミステリを読んでたよね?
    パニックホラー読んでたんじゃないよね?

    ゾンビが包囲することによってペンション全体を密室にしたり、ゾンビを武器にしたり毒薬にしたり…ゾンビってこんなに活用法があったんだーと今までにない発想は確かに奇抜で面白かった!

    ただ謎解きはまぁそれなりに納得したとして、謎解きを優先するあまりゾンビに対しての危機感が無さすぎて違和感を覚えてしまった。
    私だったら扉の前にベッドとか置いてバリケード強化する!
    扉一枚隔てた向こう側にゾンビがいるのに一番近くの部屋に一人で寝るとか絶対無理!
    扉破られてゾンビが迫ってきてるのにこのタイミングで謎解きとかもうこの際どうでもいい!
    それにあのゾンビをどうやって収束させたのか、斑目機関とは何か、重元くんの行く末はどうなったのかの方が気になる。
    でもこの辺を詳しく書き始めると、それこそもう本格ミステリではなくて本格パニックホラーになっちゃうもんね!

    もうこれはミステリよりゾンビ映画を楽しむ感覚で読んだ方がかもしれない。

  • 設定やトリックはとてもおもしろくほぼ一気読みに近かった。
    ちょっと納得できないところもいくつかあったけど。この動機でこの残虐さ?結局テロリストの目的は?廃ホテルに残された手帳の意味って?葉山くんは自分の時計を取り戻したことをそんなに悪行だと思っていたのか?(犯人と取引をするほどに)重元はどうなったの?
    これらを差し引いても読後は満足。

  • どちらかというと、クローズドサークルって好きではなかった(途中で飽きてしまったり、謎解きが難しすぎてついていけない)のだが…。
    これは…展開が意外過ぎて「へ?」となり、捻りがいくつも効いていて、びっくり!
    冒頭の手紙を読んで、そちらがメインかと…。素直に面白かった!

    • ひとしさん
      もう読み終わったんですか!ちえさん、速すぎです(笑)
      もう読み終わったんですか!ちえさん、速すぎです(笑)
      2018/01/31
    • marimocoさん
      私も最近読みました。chieさんと違って、クローズドサークルは好きなほうなんですけど、この展開は衝撃で!
      これがデビュー作とのことなので、次...
      私も最近読みました。chieさんと違って、クローズドサークルは好きなほうなんですけど、この展開は衝撃で!
      これがデビュー作とのことなので、次作以降がちょっと楽しみな作家さんです。
      2018/02/01
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