屍人荘の殺人

著者 :
  • 東京創元社
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  • レビュー :275
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

感想・レビュー・書評

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  • どうにも現実感がなさすぎ。

    ゾンビと密室殺人のコラボ作品。
    ゾンビでクローズドサークルって発想がすごい。

    ただ、どうにも現実感がなく、途中でお芝居でしたってなるのかなと思ったら最後まで…。

    このせいであまり推理にのめり込めず、やや消化不良になってしまった。

    もう少しゾンビに真実味を与えてほしかったかな。

    人と違うもの作り出そうという気概は感じますが、
    非常に惜しい作品でした。

  • 大学生がペンションを貸し切り、さあいったい誰から殺されるんだ、と思いながら読み進めていた矢先。
    は?
    まさかのゾンビにペンションを包囲されるという展開に、思わず失笑。
    えーっと、私ミステリを読んでたよね?
    パニックホラー読んでたんじゃないよね?

    ゾンビが包囲することによってペンション全体を密室にしたり、ゾンビを武器にしたり毒薬にしたり…ゾンビってこんなに活用法があったんだーと今までにない発想は確かに奇抜で面白かった!

    ただ謎解きはまぁそれなりに納得したとして、謎解きを優先するあまりゾンビに対しての危機感が無さすぎて違和感を覚えてしまった。
    私だったら扉の前にベッドとか置いてバリケード強化する!
    扉一枚隔てた向こう側にゾンビがいるのに一番近くの部屋に一人で寝るとか絶対無理!
    扉破られてゾンビが迫ってきてるのにこのタイミングで謎解きとかもうこの際どうでもいい!
    それにあのゾンビをどうやって収束させたのか、斑目機関とは何か、重元くんの行く末はどうなったのかの方が気になる。
    でもこの辺を詳しく書き始めると、それこそもう本格ミステリではなくて本格パニックホラーになっちゃうもんね!

    もうこれはミステリよりゾンビ映画を楽しむ感覚で読んだ方がかもしれない。

  • またしてもゾンビもんだ。昨年読んだ『コンテクスト・オブ・ ザ・デッド』で満腹なのに。得体の知れないバイオテロと撹拌したら、現実味がまったくなくて、とても本格ミステリとは思えないんだけど、巻末の審査員諸氏の評価はすこぶる高い。俺の頭がコンサバなんだろね。あんなにも凄惨な殺人現場を幾度も検証したり、迫り来る死霊に怯えながらも冷静を保つ彼ら、とりわけ美少女の面々にあっぱれ。ところで、管野は足わ噛まれたんだけどなぁ???

  • 屍人荘の殺人

    色々思う所がありすぎて、感想がまとまらず気が付けば1か月経ってしまっていたのです
    とても長くなる上に、結局ネタバレ感想になりましたora


    デビュー作で3冠は史上初!と言う事で読みたいのですよね読みたいのですよね!

    最初に屍人荘を本屋さんに探しに行ったときは
    まだこのミスでしか話題ではなかったので、置いてなかったのですよザンネン

    駅ビルの本屋さんだったのに
    「あーすみません。創元社自体もう置いてないんですー」ってなんですとー!!1ってなったのです

    なので地元の本屋さん巡りする事になったのでした
    結局本を買えたのはそれから数日後だったのですが
    ここまで話題になってしまったので、今では最寄りのTSUTAYAでも並んでいるのですヨカッタヨカッタ


    前評判はとにかく良い。
    しーなの周囲でもかなりの高評価でとても期待大


    勿論あっという間に読んだのです
    夢中になってしまったのですよ


    まず登場するのが探偵とワトソン。
    しかもミス研……ならぬミステリ愛好会とか同好会とか。
    しーなの大好物要素がもう2つも

    そして映画研究会の合宿に参加してクローズドサークル。


    これ絶対好きな人多いのですよね?
    これぞ!!って感じの王道で、しーなも勿論大好きなのです


    合宿に同行して、ホラー映画の撮影とか廃墟とか
    ワクワクしかしないのですよ

    どんな感じで最初の事件が起こるんだろうと、屋敷地図と登場人物リストを何度も見て確認しながら待機。

    だがそこで突然のz……



    と、これ、どこからネタバレになるのでしょうか
    凄く迷ってしまうのですよ

    基本ネタバレしないで感想を書きたいと思っているので感想を読んだだけで分かってしまうようにはしたくないのです


    と、ちょっと考えて他の人たちはどんな風に書いてるんだろうと思って
    見に行ってみたのですよ

    そしたらもう出てくる出てくる

    確かにゾンビに関してはネタバレではないかもしれない。
    むしろそう言う売りなのかもしれない。
    もうしーなも書いてしまってるのですけどね。

    ゾンビと言ってまず思い出すのが『バイオハザード』
    そして『ウォーキング・デッド』(The Walking Dead)

    実はどちらも苦手なのですよ

    『バイオハザード』はゲームも映画も取り敢えずは見ているのです
    が、ゲームは自分ではできないし
    映画はミラのカッコいい所を見ている感じ。
    ギリギリ『龍が如く OF THE END』をやったくらい(真島の兄さんが好きです)

    海外ドラマ好きなしーななのですが、ゾンビ物は全然見た事ないのです
    『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『HELIX』は見てたのですけど
    ゾンビと言うと、どうもこう……。追われる焦燥感や、仲間との決別と対決とか、行き場のない憤りがもう……!!1ってなってしまってダメなのです


    そう。それなのですよ
    その感覚なのですよね

    追われて追いつめられる焦り。
    一緒に逃げていた仲間は少なくなる一方。
    襲ってくる元仲間。倒さなきゃいけない苦悩。

    多分ゾンビ物ってそこが魅力なのですよね?きっと。
    しーなはそこがダメなのですが、この『屍人荘』はめちゃめちゃゾンビ物としては入り口的にちゃんとポイントが抑えられているのですよね


    まず、読んでみて
    とにかく面白くて、先が気になって、途中で止められないほど。
    探偵役になるはずだった先輩の脱落が心痛かったけど、お話としては魅力の一つだし
    ゾンビ物のスリル満点。

    「今までに読んだことのない本格ミステリ」とは確かにその通り。


    読んだ後なのですが
    何でなのでしょう。
    こう、スッキリしなかったのです

    ゾンビがちっとも解決していない。やっぱりその部分、気になってしまうのでした。そう、そこがゾンビ物が苦手な理由の一つ。

    が。
    あとがきや解説にあった「孤島や、山荘と同じ。新しいクローズドサークル」と思えば全然いけるのです気にしなくなるのです
    雪や嵐じゃない。たまたまゾンビだった……と、思えなくも……な、ない?かな?

    と、そう思うとかなりスッキリ。


    まだまだ話は長くなってしまうのですが、自分が思っていたことを上手くまとめられなくて
    他の人のネタバレ感想レビューと言うのを見てみたのです
    読んだ人たちはどう思っているんだろう……と。

    そこで行きついたのがこちらの感想
    http://aobadai-akira-2.hatenablog.com/entry/2017/12/20/205036

    シェア機能あったからリンクしちゃってるのですが
    この感想、凄く頷くのですよ

    昨今もうあやふやになっているラノベの話題から入り、ホームズはキャララノベだったと進み、小説内のお約束レベル、ジャンル小説の今後まで読んでしまうと
    もう「確かにー!!」って頷くしかない。

    この話題に関してだと、しーなももう書き切れない位の長さになってしまうので割愛。『屍人荘』の感想なのですよね


    本格としては探偵少女のキャラや、突然思い出したようにラブコメするラノベ感が否めないのですが
    ゾンビ慣れしていない読者にしてみたら、ゾンビ物の魅力が適度でもう堪らなくスリリング!良かったのです

    追われる焦燥感や、仲間との決別と対決 まさにこれがミステリと言うか、小説としての良いスパイスになってたのですよね


    二つしーなが気になったのは、
    (細かい所なのですけど)
    電話なのです
    内線の電話がアリバイにも繋がってたのですけど
    電話って、相手にかけて、受話器外してそのまま放っておけば良いのでは……?と。

    何も相手が出るまでその場で待っていなくても良いのですよね?
    むしろ追い詰められて、時間が無い時だったら不自然なのですよね?


    もう一つは、最後の主人公の反抗(?)
    あのミスディレクションが取って付けたようで、どうもストーリーの流れを邪魔してた気がするのです
    気になっちゃうのですよ
    え?そこで?良いの?見過ごして良いの?ゾンビ居るのに?良いの?え?
    とか余計なこと考えてしまうのですよ

    エレベーターのトリックや時計の読み違いなど、確かに面白かったし
    読んだ後は、なかなか思ったことがまとめられなくてそれどころでは無かったのですが……。


    ゾンビ慣れ?している読者の感想をまだ見ていないので何とも言えないのですが
    ゾンビに全くと言って良いほど免疫が無かったしーなにはとても興味深く読めたのです。




    そしてどうやらこのブクログの仕様で長い感想には「更に読む」が付いた感じ。
    長い感想になってしまうしーなには助かるシステム。

    けどけど、このブクログ
    感想書くのって仕様変わってからやっぱり書きにくいのですよね
    途中でなんか消えちゃうこともあるし……
    全文が入るか不安……。

  • 微ねたばれ。

    評判が良いとハードル上がりすぎて、ということもままありますが、これは評判通りの面白さでした。

    謎解き大好き! というミステリ読みではないので、真相解明の段になっても、ふむふむナルホドと冷静に読んでいました。
    が、推理の大詰め、日留子でさえ解けなかった謎について明かされた時、テンション最大値に。そうか、これか! と膝をバチバチ打ちたくなりました。斬新なクローズド・サークルを作っただけで満足せず、ここまで活用(変な言い方ですいません)するとはすごいです。

    惜しむらくは……
    ちょこちょこ手ぬるさが垣間見られたのと……
    「あの人不憫すぎる」という感想が他を凌いでしまいそうなこと。シリーズ化したとして長いスパンで考えた場合、探偵の動機に位置するのだろうけど……しかしなんとも。けっこう好きな人物だっただけに、凹みます。

  • 大学生の夏合宿、惨事の現場がロックフェス?え、ゾ○○?密室殺人?私のアンテナに引っかかりすぎ(笑)
    最後まで楽しく読めました。続編期待してます

  • とにかく発想が面白い!題名からしてどこかの別荘で起こる密室殺人なんだなと期待値低めでしたが、いざ読むとページを進む手が止まりませんでした笑
    ゾンビを出してくるのはずるいですね笑
    凄く楽しく読めました。

  • 2018.04.11

    鮎川哲也賞受賞作
    新しいタイプのクロースドサークルか
    第一の殺人については、そこまでなら○○するか?という感じで府に落ちない
    ちょっとした叙述要素はよかった

  • 意外な展開ではあるがミステリーをあまり読まない自分としてはこれが本格ミステリーなのかはわからない。意外な展開が多く楽しんで読めたのは事実だがふーんって感じ。自分にミステリーは合わないのだろう。

  • 本格ミステリ、それもベタな館モノ、そして更にベタなホームズとワトソン型キャラ設定。
    ………と、思いきや驚天動地の展開!
    新本格流行当時に超能力ネタとかあったけど、その延長線上ともいえるかも。出尽くしたトリックの地平を無理やり広げるために新ルール投入!的な。
    でも驚きはそれ以上だなー。良い意味での裏切られ感がある。
    それにしても明智くん可哀想すぎ。

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