屍人荘の殺人

著者 : 今村昌弘
  • 東京創元社 (2017年10月12日発売)
3.91
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  • レビュー :159
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

屍人荘の殺人の感想・レビュー・書評

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  • 好き嫌いあると思うけど、自分は面白いと思った。といって先輩が貸してくれた本。なんというか、想定外の展開だった。私もきっと、先輩と同じ台詞を言いながら、人に勧めると思う。

  • 絶対にネタバレチラ見してはいけない作品。
    かなり異色なミステリー。シリーズ化してほしい。

  • 何を言ってもネタバレになりそうなので言わないけど、色々びっくりするし面白かった。

  • クローズドサークル好き、新本格好きとして手に取らずにはいられなかった。

    これは、面白い。
    典型的なクローズドサークルに、
    ○○○を組み合わせることがとにかく新しい。
    周囲と連絡がとれない、脱出できないだけでも恐怖なのに…もしかしたらこれ、最も恐ろしいクローズドサークルなのでは。

    設定も事件も犯人の動機もちゃんと本格。
    キャラクターはありきたりだが、謎解きがしっかりしている。
    ○○○を上手く使ったトリック。
    特に最初のは………と、これ以上書くのはやめとこう。

    欲を言えば後日談がもう少しほしかった。
    シリーズ化されるといいなぁ。

    面白さ100点。

  • 神紅学園ミステリー愛好会の明智と葉村、探偵少女の剣崎は同学園演劇部、映画研究部とそのOBのメンバーは、紫湛荘で行う合宿に同行する。
    夜の肝試し中に大量のゾンビに襲われ、メンバー4人が行方不明になる(明智も葉村の目の前でゾンビに襲われた)。そのゾンビは格好から推察するに、近くで行われていたザベアロックフェスの参加者で、生物兵器に感染したようであった。
    残されたメンバーは、紫湛荘に立て籠もることを決意し、外部からの侵入を防ぐバリケードを作り、夜を過ごしたが、映画研究部長の進藤が部屋で喰いちぎられた状態になって発見される。進藤の部屋の外から「ごちそうさま」と書かれた紙が差し込まれていたことから、現場は二重の密室であったことが判明する。すなわち、人間は密室が突破できるが、喰いちぎる方法で殺害できず、逆にゾンビは殺害できるが、密室を突破できないという侵入方法と殺害方法の2つの条件をクリアしなければならない密室殺人なのであった。
    次に神紅大学OBの立浪、七宮が殺害される。立浪は部屋から運び出され、エレベーターで発見され、部屋に閉じこもっていた七宮は毒殺されていた。
    進藤の部屋を捜索していた剣崎は、布団の両面に血痕が存在しているのに気づき、彼が恋人でゾンビに噛まれてしまった星川を皆に隠して匿っていたと知る。彼の看病も虚しく、ゾンビとなった星川に殺されたのであった。それを知った犯人は、扉に紙を差し込むことで、犯人像の撹乱に利用したのである。すなわち、第1と第2、3の事件では犯人の意図通りに人が殺されたものの、犯人が異なっていたのであった。
    犯行を行った映画研究部1年の静原は、昨年の合宿でOBの七宮らに手を出されたのち、自殺した遠藤の恨みを晴らすために犯行に踏み切ったという。周りがゾンビに囲まれるという非常事態に直面したが、偶然を悪魔的な閃きで利用し、目的を達成したのであった。

    情報統制により電波が繋がらず、周りがゾンビに覆われて封鎖された宿というクローズドサークルが舞台であり、タイトルからも分かるように本格派のミステリーとなっている。第27回鮎川哲也賞受賞作で本格ミステリーの安定感がある。
    エキセントリックな性格の明智先輩、謎に包まれた剣崎比留子という美少女など個性的な登場人物と一人称で描かれる冷静な主人公葉村のおかげで、時には笑みを浮かべながら、時には客観的に情景を思い浮かべながら、すらすらと読み切ることができる作品である。
    登場人物が多いものの、途中で整理するシーンがあり、読者に優しい。また、あらゆる可能性を剣崎が一つずつ潰していくという論理的な推理がなされており、読者に理解しやすいような工夫がされているといえよう。
    犯行について一言。単独犯の連続殺人であるが、第1と第2、3の犯行は殺害した者が異なるというのはおもしろい。ゾンビという得体の知れない存在が可能性を膨らませる役割を果たしているのであろう。
    バイオテロの詳細は明かされていないが、エピローグで葉村と剣崎が続きを仄めかしていることから、今後彼らが解明に挑んでいくと思われ、次の作品を心待ちにしたい。

  • 興味を抱きながら読み進められたけど、読後なんか詰めが甘い感があった。
    まずテロリストの目的は?手帳を残した意図は?
    あと、典型的主人公にはまりそうな明智くんがあっさり殺されてしまい、(出目の再登場で予想できた)最後に明智くんが主人公を襲おうとして殺されるという悲劇的展開は個人的に好きじゃなかった。(予想できてしまったからもあるけど)
    また、明智くんの立ち位置を取って代わろうとする剣崎の存在も謎が多いし…うん。なんか好きになれない。(笑)
    犯人の殺害動機内容があれなのに、殺人犯としての豹変ぶりにはやり過ぎ感が…。
    最後に、結局ゾンビはどうやって対処したんだろう。繁殖は阻止できたのだろうか。研究と組織は解明されたのか。重本と手帳の行方は…といろいろ盛り込んだけど謎が残ってしまった感じが否めない。

  • う~ん、これが本屋大賞候補作か・・・

  • 先が気になってついつい読み進めていました。
    しかし、斑目機関のあの動機は何?
    何目的だったのかが最後に分かる、と思っていたので「あれ?」という感じではありました。
    誰か教えてほしいです。

  • 話題の本だったので
    すっごい楽しみにしてたんだけど
    装丁の雰囲気とは違い
    案外軽いノリで、そして定番のゾンビもの。
    こういう感じなのね、と少しガッカリしつつも。

    謎解きを読み、なるほど、
    殺人にゾンビを使っちゃうなんて
    これは目からウロコ。

  • 昨年のこのミス他、たくさんの賞を受賞した話題作。
    テレビでも紹介される機会も多く、読むことを楽しみにしていた作品。
    いろいろな情報から、クローズドサークルものであることは知っていたが、その理由がとても意外で、話題になるのも理解出来た。
    オーソドックスなミステリーと言った感じで、それなりに楽しめる。
    本編である密室殺人は、それなりに納得の行く解決で終わるが、もう一つの事件の真実は見えないまま。
    今後シリーズ化して、その謎が解かれて行くのか、この先も楽しみ。

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