- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025557
感想・レビュー・書評
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図書館本。半年待って、この内容に・・・若干、凹んでます。唯一、面白かったのは明智の「へ?」て言う物語りからの退場の仕方でしょうか。。。賞をお取りになったから、どんなミステリーかとワクワクしたのですが・・・まさかの〇〇〇!これは全く物語りに入り込めない設定。犯人の動機も直ぐに分かってしまったし、殺人にホラーを混ぜ込むのは斬新かも知れないけど、斬新過ぎて変な笑いしか出なかった。これが半年も待った作品か!て感じです。設定が無茶ぶり過ぎ~~
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ずっと貸出中だったの、やっと借りられました。
ゾンビ出て来る、て聞いてたので、手に取るの躊躇わなかったわけではないですが。
ゾンビ部分は、怖かったんで、だいぶ読み飛ばした。
謎解きはともかく。
後味はあまりよくないので、そういう意味でも、ちょっと苦手かな。
何かもう…そんなに死なせなくても。
あと、ゾンビ化のスケールがかなり壮大だったけど、最後はあっさりだったという印象。
てか、剣崎さん、自分のことを、事件を呼び込んじゃう呪われた子、て言って思い悩んでたけど、そんなこと言ったら、コナンくんはどうなるの? て思った。 -
ゾンビに襲われ孤立したペンションで起こる連続殺人事件。
ゾンビもののスリリングでスプラッターな背景と、典型的な密室殺人。そして、その謎解きの面白さを併せ持っており、一冊まるごとが見どころ。
残忍な殺人事件が、ゾンビという存在によって、少しの滑稽さを帯びてしまうのが不思議。
読み味は軽く、事件をめぐる背景の悲惨さもゾンビによって拭い去られ、読後感は悪くない。
面白かった。
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鮎川哲也賞を受賞し、17年、18年の色々なミステリー賞を受賞した作品。
古典的なトリックを複数組み合わせながら、舞台を現代に置き、密室殺人のナゾを解明していく。
私はミステリーマニアではなく、単にミステリーとしての小説ストーリーを楽しみたいので、この作品の細部にわたるトリックの伏線、設定等あまりに複雑すぎてついていくのに必死だった。そのため小説としての楽しみ方ができず、この作品は私向きではないと感じた。マニアにとってはそのトリックの複雑さや複数のトリックを組み合わせた作りなどに魅力を感じるのだろう。
人物背景等をもう少し掘り下げていくと、小説としての深みが増し、面白さが倍増するだろう。 -
本格ミステリーかと期待したら、ゾンビだった。そしてそれ以上に、殺人の動機や嘘をつく理由の内容が薄い。人を殺すからには、やむにやまれぬ状況であるからこその、感情移入だと思う。
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所謂クローズドサークルミステリーだが、凄いクローズドサークルだなぁ。前代未聞といっていいかも。
そして、その異常な状況の特色が、トリックにあますところなく生かされていて、正統派ミステリーとしてきちんと成立しているのが素晴らしい。
舞台となるペンションの状況、登場人物の相関関係、時系列の説明等々、読み手にの頭にするする入るよう整理工夫されているのも、気持ちがいい。一気に読んでしまった。
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フォローして下さってありがとうございます 感謝します♪本も食べ物と同じように好き嫌いが人それぞれですけど、皆さんの評価やコメントがとても参考...フォローして下さってありがとうございます 感謝します♪本も食べ物と同じように好き嫌いが人それぞれですけど、皆さんの評価やコメントがとても参考になります。どうぞよろしくお願いいたします_(._.)_2018/07/01
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コメントありがとうございます。(^^)
本って、本当に人それぞれ、好みも捉え方も違いますよね。
だからこそ、色んな方の本棚を拝見して、思いも...コメントありがとうございます。(^^)
本って、本当に人それぞれ、好みも捉え方も違いますよね。
だからこそ、色んな方の本棚を拝見して、思いもよらない本や、その感想と出会うのが、とても楽しいです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いしますね。2018/07/01
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めちゃくちゃ話題になっていた本、ついに読みました。
確かに、そう来たか~て感じで、「えっ」「えっ」ってのが何回かあった。
面白かった。けど読む前にずいぶん期待してハードル上がっちゃってたかな。
表紙から感じたイメージと、中のテイストがちょっと違ったかな。表紙から「十角館」ぽいおぞましいのを想像していたのだけれど、それより軽い感じ。
設定と殺され方からして、もっとぞわーってするはずなんだけど、それがなかったかな。多分最初の明智と葉村のほわーっとした会話があったからかな~。明智が、いい味出してたんだと思う。
葉村のワトソン、嫌いじゃない。
これがデビュー作とは、、、2作目期待!!
シリーズ化するのかな?
そして、「学生アリスシリーズ」また読みたくなった!(^^)! -
どうにも現実感がなさすぎ。
ゾンビと密室殺人のコラボ作品。
ゾンビでクローズドサークルって発想がすごい。
ただ、どうにも現実感がなく、途中でお芝居でしたってなるのかなと思ったら最後まで…。
このせいであまり推理にのめり込めず、やや消化不良になってしまった。
もう少しゾンビに真実味を与えてほしかったかな。
人と違うもの作り出そうという気概は感じますが、
非常に惜しい作品でした。 -
すごい斬新。ウォーキングデッドを並行して見ていたので、どっちの話だかわからんくなりそうだった。流行か?!笑笑
ウォーキングデッドが流行ってるらしいから、日本ですらこんな風になるのか!?賞も受賞してるけど、たしかに新しいけどなんかミステリのあのなんとも言えないスッキリ感、やっと謎が解けたときのあのスッキリ感がどーもない。
グダグタと残虐に殺されまくって、謎解きまくって死にまくってっていうのか海外のホラーや流行の流れに乗りまくってる感じもあり、日本のミステリの良さみたいなのがことごとくない気がするけど、それが逆にいいのか?
わたし的には、日本のミステリはよりリアルに身近に描いて欲しいかったので、わたしの感覚には合わなかったなぁ。
ゾンビはやっぱ洋物のような気がするわたしでした。 -
どちらかというと、クローズドサークルって好きではなかった(途中で飽きてしまったり、謎解きが難しすぎてついていけない)のだが…。
これは…展開が意外過ぎて「へ?」となり、捻りがいくつも効いていて、びっくり!
冒頭の手紙を読んで、そちらがメインかと…。素直に面白かった!-
2018/01/31
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私も最近読みました。chieさんと違って、クローズドサークルは好きなほうなんですけど、この展開は衝撃で!
これがデビュー作とのことなので、次...私も最近読みました。chieさんと違って、クローズドサークルは好きなほうなんですけど、この展開は衝撃で!
これがデビュー作とのことなので、次作以降がちょっと楽しみな作家さんです。2018/02/01
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鮎川哲也賞受賞作。しかしこれ、どう感想を語ればいいものやら。語りたいことはいっぱいあるのですよ。でも読んでいない人には語りたくない。むしろ語るのはご法度。だって、予備知識なしに読んだらこれ、ひっくり返りそうな展開でしたもん。読む前に知っちゃいけませんよこれは。
とりあえず言えること。これは史上最悪最低最凶のクローズドサークルミステリです。前代未聞の凶器と、そして最も悲壮な運命を持った名探偵。これがデビュー作とはとんでもなさ過ぎです。いやー面白かった。特に○○○好きにはたまらない作品ではあるけれど……これはばらしちゃ絶対ダメ、と。
ミステリとしての部分も、トリックとしての意外性もさながら。なぜそんな手間暇のかかる殺害方法を選んだか、という部分に目からウロコ。なるほど、○○○ならではの理由がそこにあったのか……! -
斬新なクローズドサークル
いかにも謎解き合戦しそうな雰囲気からの、、、
まさかの明智先輩。
そして、ゾンビマスターの彼よどうした。どうなった。
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建物(お屋敷だとなお良い)の見取り図付きだと、惹き寄せられてしまう私。
凄すぎる、怖すぎるクローズド・サークル! スマホが普及しても、こうなったら出られない! -
謎解き最後に見取り図が意味をもっているところがとても良いです。ライトな読み口なのに、これぞ本格ミステリってかんじがして感激でした。
ワトソンくん(本人は認めてない)が語り手であり、私は最後の最後まで明智の復活に希望を持っていた。。また、語り手自身にも胸に一物ある部分が秀逸でした。
単行本には賞評と受賞にあたっての作者の言葉、文庫本には有栖川有栖の解説が載っておりどちらも読み逃したくない内容でした。 -
あいつ何処かでコーラ飲みながらDVD観ていたらいいな
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よくある設定のミステリと思って読んだので大変驚いた。まさかあれとミステリの融合だったとは。ネタバレを一切踏まずにこの作品を読めたことを嬉しく思う。最初は少し退屈だが、肝試しからは怒涛の展開。あれを存分に活かした奇抜なトリックも素晴らしいが、あれが迫ってくるスリルが物語への没入感を与え、伏線回収、謎解きの緊張感を増幅させたと思う。好きなシーンは、謎解きのあと、屋上付近で明智と比留子が対峙するところ。ショッキングだが今後の展開への期待を感じさせた。読み終わってもしばらく興奮が冷めない、抜群に面白い作品だった。
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最後にかけてはイマイチ迫力や緊迫感にかけたけど、まさかのゾンビというSFホラーと殺人事件のミステリーの混ざり合った感じが面白かった。
最後まで犯人はわからずで楽しめたけど、
班目機関の謎が気になるところ、
続編3冊ほどあるから、これの続きで分かるのかな?
気になるので読みたい。
ゾンビ設定や殺人者にいつ自分が狙われるかもといったようなヒヤヒヤ感がないので
ホラーやミステリーが苦手な人にもサクッと読めそうな感じ。
イヤミス好きやどっぷりミステリー好きには物足りないと思う。 -
映画見てた…
だいたい覚えてたから、さらっと読めたけど。
やはり、グロいの苦手。ゾンビ苦手。で、いまいち推理が入ってこなかった…
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ものすごい事前評判が良かったので楽しみにしていましたが、思っていたのとは少し違った為個人的がっかりで低めです。
古典的ミステリかと思いましたが、割と若い人向けかなと思います。
文書自体は読みやすいと思いますが、全体の設定に少しラノベ感を感じます…。 -
バイオハザード&ミステリー
ゾンビから逃げるために籠城したホテルで連続殺人という、びっくりなストーリー。
迫りくるゾンビと、犯人に最後までドキドキしながら、一気に読めてしまいました。
エンタメ作品として、サクッと楽しめる作品。 -
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2021/04/03
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2021/04/04
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2021/04/04
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今村昌弘氏のデビュー作、第27回鮎川哲也賞受賞作品であり国内のミステリーランキングで3冠を達成している。
山と湖に囲まれたペンションで神紅大学映画研究部恒例の夏合宿に加わった同大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介、そして同じ大学の剣崎比留子は合宿初日の夜に想像を絶する事態を目の当たりにする。合宿参加者達はペンションに孤立し翌朝メンバーの惨殺死体が密室で発見される。緊張と混乱、戦慄と絶望に葉村、明智、比留子は巻き込まれる。
奇想天外な展開が想像と違い読む気が失せそうになるが、今や未知のウィルスが生命を脅かすパンデミックが現実に起こると人為的なテロも現実味を帯びてくる。斬新な展開でクローズドサークルを作り上げるだけでなく常に危機が押し迫る緊張を維持しながら同時に殺人事件が進行する。伏線の矛盾に気が付き謎解きを繰り返し本質に近付くも真実に辿り着けない。奇抜な展開だが本格路線は健在で犯人探しやトリックの謎解きが楽しい。
謎解きが楽しめる新感覚本格ミステリー小説。
★★★★✩ 4.0 -
ミステリー
バイオハザードサークル
大学サークル合宿の宿泊施設が突如ゾンビ化した人間に取り囲まれた。彼らは人間を襲い喰らう。
施設で籠城中、仲間の死体が発見される。
犯人は人間かゾンビか?
扉が壊される前に脱出し生き延びることができるのか?
高まる緊張感。
過去の想いが交錯し、ほろ苦い切なさに胸詰まる作品。
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文章は読みやすく、話もおもしろかったと思う。良くも悪くも今風。
ソンビが迫りくる逃げ場のない状況でで連続殺人が起こるのは怖かった!
ただまぁもっと大事にしてほしいキャラがいたのでこの評価です。
3人で組むところが見たかった…シリーズ化してますが次はもういいかな。 -
全くの予備知識なしで読んで正解。本格派と思いきやまさかの展開に1歩引いて3歩進んだ感じ。斑目の連中はよく分からないけど、まあ面白かったし良しとする。
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ゾンビものが好きなら是非。
登場人物が達観しすぎていて、死体を見てもそれほど動揺しなかったり、ただただ真面目に考察していたり……ということがないので、切迫した雰囲気を楽しめます。