屍人荘の殺人

著者 :
  • 東京創元社
3.69
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本棚登録 : 2240
レビュー : 344
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

感想・レビュー・書評

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  • このミステリーがすごい!2018大賞。ぶっ飛んでる中できちんと本格ミステリーやってる。子供だまし感はあるけど、一気読みの面白さでした。

    ぶっ飛んでる点でなんとなく『生存者ゼロ』思い出した。

  • まずシンプルに面白かった。
    この本は本格ミステリを謳っているけど、実際そこまで堅苦しくないんですよね。
    ミステリを読んでいると探偵役以外のキャラもやたら知的で違和感を覚える事が多々あるんだけども、この作品に関しては登場人物が適度に馬鹿なのもいい。
    謎解き部分に関しても良く練られてる割に小難しくなく比較的わかりやすい。
    良くも悪くもライトミステリって感じですね、本格だと思って手に取った人はちょっとガッカリするかも。


    あとこの本の評価を左右するのがクローズドサークルの作り方ですね。
    個人的にいいと思った部分と悪いと思った部分両方あります。

    まず良い部分は何と言っても斬新さ。
    嵐の無人島、雪の山荘、クローズドサークルの作り方は色々ありますが、ゾンビに囲まれたペンションというのは初めてでした(笑)
    後はその突飛な設定を読者の気を惹く為の飛び道具にせず、きちんと謎解きに組み込んでいるところですね。


    悪い部分、というか気になる部分はやはりリアリティが失われてしまったところかなぁ、と。
    未知の科学兵器によるバイオテロで人間がゾンビ化。
    もうこれだけで「は?」と思う人も多いかもしれない。
    更に登場人物の中に1人ゾンビ映画が大好きなゾンビマニアがいるのだが、この人物はただのゾンビ好きなのにまるでゾンビ学の第一人者みたいなノリで解説を始め、更に主人公達はその解説を元にゾンビ対策をしたりする。
    正直どうかと思うけど実際パニックになるとそういうものなのかもしれない(と思う事にしよう)


    そして一番残念なのはそのバイオテロを起こした側の人間の描写をかなり雑に済ませた事。
    読み始めてしばらく読んだ印象では主人公の周りで起こる連続殺人とバイオテロを企てるテロリスト(というのが正しいのかわからないが)の話を同時進行でやるのかな?ぐらいの雰囲気だったのに、結局後半では殆ど触れられずエピローグで少し触れられたのみ。班目機関って結局何なんだ。


    まぁこれに関してはシリーズ化する為にわざと班目機関について詳しく書かなかった、と言うならわかる。
    だから班目機関、そして新たなコンビを組んだホームズとワトソンの話を早く書いてほしい。続編はよ!

  • 確かに読み応えのあるミステリー!ゾンビが出てくるとは思わなかった。

  • ゾンビが絡む館ものとは恐れ入った。確かに、クローズドサークルだわ。面白かった。

  • むっちゃクチャな状況設定なのに、なんだかんだ一気読みしてしまったんだからやっぱりうまいんだろうなあ。かと言ってスッキリした読後感って訳でもないんだけど。

  • まさかのゾンビによるクローズドサークル!登場人物多くて大変だと思って読み始めたけど、一気に序盤で減った…。でもバイオテロの方も何かしらあったら面白かったんだけどな。比留子ちゃんの怪しさに騙された。

  • 文句なしに面白かった~!

    最後の最後まで誰が犯人か予想もできなかった。

  • 序盤で主人公が

    「明智さんの指摘は的を射ていた。ミス研の部員たちが好んでいたのは、最近流行りの、キャラクターの個性を前面に出し、恋愛や青春小説の要素もふんだんに盛り込んだライトミステリとも呼ぶべき作品群だ。いや、あれはあれでちゃんとミステリに分類されるだろう。そこを否定しては余計な敵(?)を増やすことになる。」

    とつぶやいていますが、本作品がまさにその“ライトミステリ”でした。
    著者はどういったつもりで、この作品を書いたのかちょっと謎ですが、ブーメランが直撃しています。

    審査員やミステリ作家が大絶賛をしていますが、
    これが本格ミステリに分類されるようであれば、今後のミステリ界の発展は望めないかもしれません……。

  • 本格ミステリかと思ったらホラーみたいになったり、主人公と言ってもいいぐらいの人物が早々に退場したりと面白い展開を見せる物語でした。

  • 本格推理小説?と思って読み始めたら、まさかのゾンビとは…

    面白そうな明智さんは早々に死んじゃうし
    ヒロインが推理して、主人公はラノベ並の存在感だし
    舞台のホテルまでが長すぎるのと、
    あれだけ残虐な殺し方をした理由にしては弱く感じたのと
    テロリスト?たちの意図が改修されないままで
    最後どう収集つけたかも分からないまま終わっちゃったのが残念。

    ヒロインの口調がコロコロ変わってキャラが中途半端なのも気になった。

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プロフィール

今村 昌弘(いまむら まさひろ)
1985年、長崎県生まれ。岡山大学医学部保健学科卒業後、放射線技師として勤務。29歳で退職し、執筆活動に専念。2017年『屍人荘の殺人』で鮎川哲也賞、本格ミステリ大賞、を受賞。ほか、SRの会年間ベスト第1位、「このミステリーがすごい!2018」第1位、「2018 週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位、第15回本屋大賞第3位、「キノベス!2018」第2位ときわめて高い評価を受けた。
『屍人荘の殺人』は他にも、2017年度エアミステリ研究会ランキング第1位、名古屋大学生協による南部書籍大賞、福井県のみそ店「米五」の社員が選ぶ「味噌屋大賞」などにも選ばれている。

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