屍人荘の殺人

著者 :
  • 東京創元社
3.66
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本棚登録 : 2549
レビュー : 404
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

作品紹介・あらすじ

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。“曰く”など気にする風もない部員たちは、肝試しと称し神社に赴くが、想像を絶する異常事態に遭遇し紫静荘に立て籠もることを余儀なくされる。緊張と混乱が続くなか一夜明けると、部員の一人が惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の序章に過ぎなかった――。究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?! 奇想と本格が見事に融合する選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!

感想・レビュー・書評

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  • 913.6||I44

  • 明智さんがあんなに早く、あんな形で脱落してしまうなんて、と一番驚いた。
    好感度高くしておいて、あんな別れ方悲しい。もう少し色んな言動を見たかったな。

  • すごい設定^^;
    だけどその設定を受け入れれば、それならではの特性がトリック(と言って良いのかは微妙だが)にも活かされているのでアリなんだろうな。

    本格っていうの?とか思ってしまった読了直後(笑)
    〇〇〇ミステリーっいうのも違う感じがするし。

    〇〇〇はかなり苦手な類だけど、
    読みやすさは想像以上で一気読み。
    面白いかどうかの2択なら「面白い」で。
    今後の期待も込めて、かなり盛っての☆4つ。

  • ゾンビ小説って。。。と思っていましたが、これはミステリーなんだなと改めて納得。
    ゾンビから逃げる状況というのがクローズドサークルを作る手段であり、ゾンビは完全な脇役だったのいうのがとても新鮮でした。
    また、メインキャラクターかと思う明智が早々にゾンビになり、登場人物の誰にも信頼が置けない状況となり、主人公が犯人、というオチなのかなぁとも思いながら読みました。
    私みたいな単純な読者にとっては、ゾンビから追われているという状況が推理の構築を難しくさせました(笑)
    ゾンビの影が薄かったのは、この小説がミステリであるからだと思うのですが、ホント影が薄かったです(笑)

  • 2018/10/14

  • 本格推理小説の王道、密室殺人モノのアップデートはゾンビによって成し遂げられました。カツとカレーの組み合わせがカツカレーという最強メニューを作り上げたようにゾンビ密室は最強エンターテイメントか?カツカレーに負けない満腹感を本作は与えてくれました。かつて味わったことのない食感。物語の至るところにばらまかれていた伏線も見事に回収されているし、登場人物それぞれにもキチンとした役割を与えられているし、この料理は相当、論理的に構築されて作られている印象です。また、この作品では密室殺人についてのウンチク、ゾンビ映画の歴史も必然的に語られていて、特定エンタメジャンルについての補助線もバッチリ。ある登場人物に「もはやゾンビは単なる恐怖やグロさだけでなく、逆に人の罪深さ、貧富による格差や弱者と強者の存在、友情や家族愛、仲間が一瞬にして敵に回るという悲劇性など様々な要素を表現しうる存在になった。人々はゾンビに自分のエゴや心象を投影するんだよ」と語らせています。ここで思い出すのが今年最大のヒット映画「カメラを止めるな!」この作品もゾンビ映画が家族の物語をアップデートしています。今、物語を新しくするのはゾンビとのコラボ?!ゾンビ落語、ゾンビ哲学、ゾンビビジネス書、ある?なし?

  • 名前の覚え方語呂合わせはとても助かる、みんなそうならいいのに。

  • ◆前代未聞の本格ミステリー!◆
    大学のミステリ愛好会に属する主人公・葉村は、謎をこよなく愛する会長の明智と共に、曰くつきの映画研究会の夏合宿に加わった。合宿1日目の夜、葉村たちは肝試しに出掛けるが、そこで彼らは恐怖のどん底に突き落とされる。
    極限の状態で繰り広げられる推理劇からは目が離せません。多くの賞を獲得した本作はミステリー初心者でも、ミステリーを読み飽きたという人でも、新鮮に楽しむことができる作品です。

  • 2018年 第15回本屋大賞 3位

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著者プロフィール

今村 昌弘(いまむら まさひろ)
1985年、長崎県生まれ。岡山大学医学部保健学科卒業後、放射線技師として勤務。29歳で退職し、執筆活動に専念。2017年『屍人荘の殺人』で鮎川哲也賞、本格ミステリ大賞、を受賞。ほか、SRの会年間ベスト第1位、「このミステリーがすごい!2018」第1位、「2018 週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位、第15回本屋大賞第3位、「キノベス!2018」第2位ときわめて高い評価を受けた。
『屍人荘の殺人』は他にも、2017年度エアミステリ研究会ランキング第1位、名古屋大学生協による南部書籍大賞、福井県のみそ店「米五」の社員が選ぶ「味噌屋大賞」などにも選ばれている。

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