屍人荘の殺人

著者 :
  • 東京創元社
3.76
  • (136)
  • (246)
  • (182)
  • (38)
  • (8)
  • 本棚登録 :1955
  • レビュー :278
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025557

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 〇〇〇に取り囲まれる中の殺人事件。大学生ってこともあるのか、登場人物がラノベっぽいし、怖いものに取り囲まれる中、よく殺人やら謎解きやらできるなと思うところもあるけれど、読みやすく、〇〇〇に追われながら最後まで集中して読めてしまった。本格ミステリでした、しっかりしてました。重すぎず、一風変わっててこういうのもいいんじゃないかな。好みは分かれそうだけれどね。

  • 大学の映画研究部の夏合宿。別荘でのクローズド・サークル。次々と起こる殺人事件。
    と来ればミステリの王道なんだけど、閉鎖状況になる要因がかなり突飛で面白い。
    正直こんな設定のクローズド・サークルは読んだことがない。

    探偵役(と言うかワトソン役)がミステリ好きということで、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットについてもかなり丁寧に検証され、説明されてるので、ミステリに馴染みがなくても問題なく読めそう。

    途中挟まれたミスディレクションや、きっちり回収してる伏線。本格なんだけど、テンポよく読みやすいので大学生らしい青春ミステリ風でもあり、人がたくさん死んだ割りには重くなりすぎない読後感。

    • chie0305さん
      marimocoさん、こんばんは。
      クローズドサークルって舞台が変わらなくて飽きてしまうんです。難しいトリックも苦手で…。この本は全く予想外の展開で飽きませんでした!研究機関もゾンビも小道具だったのか、と(笑)
      marimocoさん、篠田真由美さんがお好きなんですね。私は最近この作家さんを知って(アベラシオンとか!)他も読んでみようと思ってます。
      2018/02/01
  • 設定やトリックはとてもおもしろくほぼ一気読みに近かった。
    ちょっと納得できないところもいくつかあったけど。この動機でこの残虐さ?結局テロリストの目的は?廃ホテルに残された手帳の意味って?葉山くんは自分の時計を取り戻したことをそんなに悪行だと思っていたのか?(犯人と取引をするほどに)重元はどうなったの?
    これらを差し引いても読後は満足。

  • どちらかというと、クローズドサークルって好きではなかった(途中で飽きてしまったり、謎解きが難しすぎてついていけない)のだが…。
    これは…展開が意外過ぎて「へ?」となり、捻りがいくつも効いていて、びっくり!
    冒頭の手紙を読んで、そちらがメインかと…。素直に面白かった!

    • ひとしさん
      もう読み終わったんですか!ちえさん、速すぎです(笑)
      2018/01/31
    • marimocoさん
      私も最近読みました。chieさんと違って、クローズドサークルは好きなほうなんですけど、この展開は衝撃で!
      これがデビュー作とのことなので、次作以降がちょっと楽しみな作家さんです。
      2018/02/01
  • めちゃくちゃ話題になっていた本、ついに読みました。
    確かに、そう来たか~て感じで、「えっ」「えっ」ってのが何回かあった。
    面白かった。けど読む前にずいぶん期待してハードル上がっちゃってたかな。

    表紙から感じたイメージと、中のテイストがちょっと違ったかな。表紙から「十角館」ぽいおぞましいのを想像していたのだけれど、それより軽い感じ。
    設定と殺され方からして、もっとぞわーってするはずなんだけど、それがなかったかな。多分最初の明智と葉村のほわーっとした会話があったからかな~。明智が、いい味出してたんだと思う。
    葉村のワトソン、嫌いじゃない。

    これがデビュー作とは、、、2作目期待!!
    シリーズ化するのかな?

    そして、「学生アリスシリーズ」また読みたくなった!(^^)!

  • 屍人荘の殺人

    色々思う所がありすぎて、感想がまとまらず気が付けば1か月経ってしまっていたのです
    とても長くなる上に、結局ネタバレ感想になりましたora


    デビュー作で3冠は史上初!と言う事で読みたいのですよね読みたいのですよね!

    最初に屍人荘を本屋さんに探しに行ったときは
    まだこのミスでしか話題ではなかったので、置いてなかったのですよザンネン

    駅ビルの本屋さんだったのに
    「あーすみません。創元社自体もう置いてないんですー」ってなんですとー!!1ってなったのです

    なので地元の本屋さん巡りする事になったのでした
    結局本を買えたのはそれから数日後だったのですが
    ここまで話題になってしまったので、今では最寄りのTSUTAYAでも並んでいるのですヨカッタヨカッタ


    前評判はとにかく良い。
    しーなの周囲でもかなりの高評価でとても期待大


    勿論あっという間に読んだのです
    夢中になってしまったのですよ


    まず登場するのが探偵とワトソン。
    しかもミス研……ならぬミステリ愛好会とか同好会とか。
    しーなの大好物要素がもう2つも

    そして映画研究会の合宿に参加してクローズドサークル。


    これ絶対好きな人多いのですよね?
    これぞ!!って感じの王道で、しーなも勿論大好きなのです


    合宿に同行して、ホラー映画の撮影とか廃墟とか
    ワクワクしかしないのですよ

    どんな感じで最初の事件が起こるんだろうと、屋敷地図と登場人物リストを何度も見て確認しながら待機。

    だがそこで突然のz……



    と、これ、どこからネタバレになるのでしょうか
    凄く迷ってしまうのですよ

    基本ネタバレしないで感想を書きたいと思っているので感想を読んだだけで分かってしまうようにはしたくないのです


    と、ちょっと考えて他の人たちはどんな風に書いてるんだろうと思って
    見に行ってみたのですよ

    そしたらもう出てくる出てくる

    確かにゾンビに関してはネタバレではないかもしれない。
    むしろそう言う売りなのかもしれない。
    もうしーなも書いてしまってるのですけどね。

    ゾンビと言ってまず思い出すのが『バイオハザード』
    そして『ウォーキング・デッド』(The Walking Dead)

    実はどちらも苦手なのですよ

    『バイオハザード』はゲームも映画も取り敢えずは見ているのです
    が、ゲームは自分ではできないし
    映画はミラのカッコいい所を見ている感じ。
    ギリギリ『龍が如く OF THE END』をやったくらい(真島の兄さんが好きです)

    海外ドラマ好きなしーななのですが、ゾンビ物は全然見た事ないのです
    『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『HELIX』は見てたのですけど
    ゾンビと言うと、どうもこう……。追われる焦燥感や、仲間との決別と対決とか、行き場のない憤りがもう……!!1ってなってしまってダメなのです


    そう。それなのですよ
    その感覚なのですよね

    追われて追いつめられる焦り。
    一緒に逃げていた仲間は少なくなる一方。
    襲ってくる元仲間。倒さなきゃいけない苦悩。

    多分ゾンビ物ってそこが魅力なのですよね?きっと。
    しーなはそこがダメなのですが、この『屍人荘』はめちゃめちゃゾンビ物としては入り口的にちゃんとポイントが抑えられているのですよね


    まず、読んでみて
    とにかく面白くて、先が気になって、途中で止められないほど。
    探偵役になるはずだった先輩の脱落が心痛かったけど、お話としては魅力の一つだし
    ゾンビ物のスリル満点。

    「今までに読んだことのない本格ミステリ」とは確かにその通り。


    読んだ後なのですが
    何でなのでしょう。
    こう、スッキリしなかったのです

    ゾンビがちっとも解決していない。やっぱりその部分、気になってしまうのでした。そう、そこがゾンビ物が苦手な理由の一つ。

    が。
    あとがきや解説にあった「孤島や、山荘と同じ。新しいクローズドサークル」と思えば全然いけるのです気にしなくなるのです
    雪や嵐じゃない。たまたまゾンビだった……と、思えなくも……な、ない?かな?

    と、そう思うとかなりスッキリ。


    まだまだ話は長くなってしまうのですが、自分が思っていたことを上手くまとめられなくて
    他の人のネタバレ感想レビューと言うのを見てみたのです
    読んだ人たちはどう思っているんだろう……と。

    そこで行きついたのがこちらの感想
    http://aobadai-akira-2.hatenablog.com/entry/2017/12/20/205036

    シェア機能あったからリンクしちゃってるのですが
    この感想、凄く頷くのですよ

    昨今もうあやふやになっているラノベの話題から入り、ホームズはキャララノベだったと進み、小説内のお約束レベル、ジャンル小説の今後まで読んでしまうと
    もう「確かにー!!」って頷くしかない。

    この話題に関してだと、しーなももう書き切れない位の長さになってしまうので割愛。『屍人荘』の感想なのですよね


    本格としては探偵少女のキャラや、突然思い出したようにラブコメするラノベ感が否めないのですが
    ゾンビ慣れしていない読者にしてみたら、ゾンビ物の魅力が適度でもう堪らなくスリリング!良かったのです

    追われる焦燥感や、仲間との決別と対決 まさにこれがミステリと言うか、小説としての良いスパイスになってたのですよね


    二つしーなが気になったのは、
    (細かい所なのですけど)
    電話なのです
    内線の電話がアリバイにも繋がってたのですけど
    電話って、相手にかけて、受話器外してそのまま放っておけば良いのでは……?と。

    何も相手が出るまでその場で待っていなくても良いのですよね?
    むしろ追い詰められて、時間が無い時だったら不自然なのですよね?


    もう一つは、最後の主人公の反抗(?)
    あのミスディレクションが取って付けたようで、どうもストーリーの流れを邪魔してた気がするのです
    気になっちゃうのですよ
    え?そこで?良いの?見過ごして良いの?ゾンビ居るのに?良いの?え?
    とか余計なこと考えてしまうのですよ

    エレベーターのトリックや時計の読み違いなど、確かに面白かったし
    読んだ後は、なかなか思ったことがまとめられなくてそれどころでは無かったのですが……。


    ゾンビ慣れ?している読者の感想をまだ見ていないので何とも言えないのですが
    ゾンビに全くと言って良いほど免疫が無かったしーなにはとても興味深く読めたのです。




    そしてどうやらこのブクログの仕様で長い感想には「更に読む」が付いた感じ。
    長い感想になってしまうしーなには助かるシステム。

    けどけど、このブクログ
    感想書くのって仕様変わってからやっぱり書きにくいのですよね
    途中でなんか消えちゃうこともあるし……
    全文が入るか不安……。

  • 大学生の夏合宿、惨事の現場がロックフェス?え、ゾ○○?密室殺人?私のアンテナに引っかかりすぎ(笑)
    最後まで楽しく読めました。続編期待してます

  • とにかく発想が面白い!題名からしてどこかの別荘で起こる密室殺人なんだなと期待値低めでしたが、いざ読むとページを進む手が止まりませんでした笑
    ゾンビを出してくるのはずるいですね笑
    凄く楽しく読めました。

  • 2018.04.11

    鮎川哲也賞受賞作
    新しいタイプのクロースドサークルか
    第一の殺人については、そこまでなら○○するか?という感じで府に落ちない
    ちょっとした叙述要素はよかった

  • クローズドサークル好き、新本格好きとして手に取らずにはいられなかった。

    これは、面白い。
    典型的なクローズドサークルに、
    ○○○を組み合わせることがとにかく新しい。
    周囲と連絡がとれない、脱出できないだけでも恐怖なのに…もしかしたらこれ、最も恐ろしいクローズドサークルなのでは。

    設定も事件も犯人の動機もちゃんと本格。
    キャラクターはありきたりだが、謎解きがしっかりしている。
    ○○○を上手く使ったトリック。
    特に最初のは………と、これ以上書くのはやめとこう。

    欲を言えば後日談がもう少しほしかった。
    シリーズ化されるといいなぁ。

    面白さ100点。

屍人荘の殺人のその他の作品

屍人荘の殺人 Kindle版 屍人荘の殺人 今村昌弘

今村昌弘の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする