間の悪いスフレ (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025663

作品紹介・あらすじ

コロナ禍で厳しい日々の続く飲食店業界。〈パ・マル〉でも、テイクアウト・メニューを考えたり、料理教室を始めたり……。そんな中でも、料理教室で起きたトラブル、ひとりでテイクアウトを買いにくる男子中学生の事情、自身のレストランにスタッフが定着しないのはなぜかと嘆く他店のシェフ等々、名探偵シェフ三舟のまわりには解くべき謎がいっぱい。待望のシリーズ第4巻。

感想・レビュー・書評

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  • 待望のシリーズ第4巻!ビストロ「パ・マル」にもついにコロナ禍やウクライナ侵攻の余波が…。テイクアウトや料理教室という新しい試みも取り入れ、どうにかやっていく様子が窺えた。シェフ、料理人、ソムリエ、ギャルソンの4名は第1作から同じメンバー&良いキャラクターで安心感がある。彼らは近すぎず心地よい適度な人間関係を築いていて、お店に来たお客さんのとる行動の謎を協力して解いくていく過程が面白い。毎回、フランス郷土料理や家庭料理、色々な食材のことが知れるのも楽しい。これまでの作品と同様、近所にあったら常連になりたい魅力的なお店だった。


  • 面白くて一日で読んじゃった
    シェフやスタッフ達がドラマを見ていたから声も容姿も想像しやすくて楽しかった
    ドラマも第2弾があればいいんだけどなぁ

  • コロナ禍で厳しい状況の飲食店業界、<ビストロ
    ・パ・マル>でもテイクアウトメニューを考えたり、
    料理教室を始めたり。そんななかで、名探偵シェフの
    まわりには謎がいっぱい。全7編を収録。

  • 言語化するのに時間がかかる違和感もある。そこを無視して正論で咎めようとするのはいいことではないと思う。

    文化は決して一方通行じゃない。迫害された側が影響を与えることだってあるんです。

    完全に偏っていない人などいないし、公平な心を持つことは難しい。でも、素直にいろんなことを知ることが、自分を変える第一歩ではないと思うのだ。


    久々で楽しかったー!しかし、1〜3を完全に忘れてて、どうやったかまったく覚えてないけど、記憶より感動が薄いなー。なんでや?俺が変わったのか、前のが良かったのか。
    IWGPに感じているのとおんなじ気持ちやな。となるとやはり自分の感性なんかもやな

  • おもしろかった!

    ただ、過去作と比べて、これで終わり?!と感じる話が多かった気がした。

  • 本の題名でもある「間の悪いスフレ」が1番好きだった。料理がうまく話に関わっていて、読後感も前向きになれる。
    他の話はやや終わりに尻切れ感を感じるものもあったけど、やっぱり、出てくる料理が美味しそうで、それだけで楽しくなります。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。1993年に『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞。『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』など著書多数。「ビストロ・パ・マル」シリーズは、「シェフは名探偵」として2021年5月に連続ドラマ化された。

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