穢れた手

著者 :
  • 東京創元社
3.00
  • (0)
  • (13)
  • (40)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 160
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027117

作品紹介・あらすじ

収賄容疑で逮捕された同期の刑事が処分保留で釈放された。無実だ、親友の桐谷は確信していた。そして贈賄側の男も釈放。逮捕時点で解雇の決まった親友の名誉を回復すべく、桐谷はひとり動き始めた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2015_04_15読

  • よく練られたストーリーで面白かったです。
    しかし、主人公と犯人の心理がいまいちストンと収まらないので、そこら辺りをもうちょっと何とかしてもらえればなあて印象が残りますね。

  • 現在と二十年前が交錯する。内陸の冬の描写が重苦しく、閉ざされた警察組織での物語とシンクロする。著者の描く警察物の主人公はほとんどがヘビースモーカーだ。非喫煙者の私にはそれもまた重い。奥付を見るとまだ一年前の本なのに雪国の冬独特のくすんだトーンの表紙はかなり年季の入った本に見える。微かにタバコの匂いがして辟易。図書館で借りた本を読むのにタバコを吸うなよ、と舌打ちした。

  • 6月-4。2.5点。
    親友の刑事が、汚職の疑いをかけられる。結局は証拠不十分だが。
    親友の疑惑を晴らすべく、独自で捜査する主人公。
    背後から襲われ。。。

    うーん、感情移入できず。20年前の事件の場面挿入が、細切れ過ぎて
    わかり辛い。
    相変わらず暗いな。

  • なんかつまんないな。まともな刑事ものに戻って欲しい。

  • う~ん、堂場刑事物の中ではイマイチかなと感じてしまいます。

    熱い主人公という設定は大体いつも通りなのですが…無理矢理感を感じますし。

  • #読了。親友が汚職疑惑で逮捕される。処分保留で釈放されるものの警察を去ることに。桐谷は無罪を信じ、真相を探るべくひとり捜査を開始するが。多作な故か、なんとなく後半は本筋以外のところでの動きが多すぎるような。

  • 親友を信じ、無実を証明するために一人真相を探る桐谷。逆に高坂にはその気がないようなのに、何だか独りよがりで思い込みも強い様子の桐谷。友達思いなのはわかるけど、そんなんだから周囲の協力が得られないんじゃない?と感じて今ひとつ入り込めず…。それになかなか核心に至らずモヤモヤしました。世の中には深堀りしちゃいけないこともあるのね,残念だけど…。そして・・・結局そういうわけなのね、的な終わりかた。ちょっと暗い気持ちになってしまうようなお話だったように思いました。

  • 14 3/18読了

  • この作者の書く人の意識の流れが妙にストンと落ちるのは、人間共通なんだろうかそれとも個人的なことなんだろうか・・・

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堂場瞬一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×