戯作・誕生殺人事件

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027230

作品紹介・あらすじ

北関東の鷹取市へ移住したポテトとスーパー夫婦は、高齢出産を決意。大きなお腹をかかえ、難事件に挑む! 『仮題・中学殺人事件』から40年、ついにシリーズ最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • ポテトとスーパーのシリーズの最初の作品「仮題・中学殺人事件」を読んだのは自分がリアル中学生の頃で、それから30年ほど経ったいまそのシリーズの作品を読んだかと思うと感慨深い。

    変わらぬテンポで小気味よく読めたのと、相変わらずメタ構造で仕込みが入っているのも面白い。

  • ポテト&スーパーシリーズ遂に完結。なんとスーパーが妊婦さんになっちゃってるので、あまりな活躍は無理かなあ、と思いきや。さすがはスーパーですね。このシリーズは完結でも、生まれてくる子の行く末が楽しみかもしれません。
    殺人事件に過去の神隠し、そして作中作の原稿に隠された謎、と謎解きの面白さが盛りだくさん。軽い読み心地ながら、充分に楽しめます。随所に登場するミステリ作品がいろいろあるのも、ミステリ好きとしては気になっちゃうところです。

  • まあ、おもしろかった。
    表紙のPOPな感じとは裏腹に、意外に登場人物たちの
    感情とかが暗いとゆーか、なんとゆーか・・・。
    その分、スーパーさんが、突出して明るい(?)ので
    作品内でのバランスはとれてる感じ。

    ちょいちょい実際の作家名や作品名がでてくる上に、
    ラストには、この作品自体、元となった事件の話だった、という構成に、現実と作品との境界線がゆらぐ。
    なるほど、そーゆースタンスかあ。

    作品内の作品(江戸もの)は結構おもしろかった。
    とゆーか、こっちの方がおもしろかったかも。
    まあ、結末は・・・だったが。

  • 劇中劇私はちょっと

  • いよいよ〈ポテトとスーパー〉シリーズ、フィナーレ。というか、読み終えて、ここで終わらなくてもまだ続くんじゃないのとか思ってしまった。相変わらず作中作が生きてくる設定は結構好きです。シリーズ未読の方は「仮題・中学殺人事件」から読むことをお薦めします。ある意味私のミステリ好きの原点の一つですね。

  • 2013/12/28読了

  • シリーズものとは知らずに読みましたが、1冊で2本読んだ充実感があります。現代のスーパー&ポテトの話よりも戯作の江戸時代の方が話に入り込めました。だからといってあのからくりはちょっと納得いかないんですけど… 

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著者プロフィール

1932年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、NHKに入社。テレビ初期のディレクター、プロデューサーをつとめたのち、脚本家に転身。『鉄腕アトム』、『エイトマン』、『ジャングル大帝』、『サザエさん』、『巨人の星』、『デビルマン』など、1500本超のアニメ脚本を執筆した。また、推理小説作家としても活躍しており、『仮題・中学殺人事件』、『迷犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』(牧薩次名義)など多数の著作がある。現在、デジタルハリウッド大学教授。国際アニメ研究所所長。本格ミステリ作家クラブ会長。

「2009年 『『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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