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Amazon.co.jp ・本 (334ページ) / ISBN・EAN: 9784488027308
作品紹介・あらすじ
天と地のあいだ、オルリアエントの激動の時代と、戦と絶望、荒廃に満ちたその時代を生きた少年〈風の息子〉の運命を描く人気ファンタジー〈オーリエラントシリーズ〉最新刊。
みんなの感想まとめ
物語は、激動の時代を生きる少年「風の息子」ヴェリルの運命を描き、希望と絶望が交錯する壮大なファンタジーです。語り口はまるで言い伝えを聞くようで、幻想的な世界観が広がります。星を背骨で支える竜や、海へ還...
感想・レビュー・書評
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オーリエラントシリーズ。
夜の写本師より時代をさかのぼるためだろうか、どこか言い伝えを聞かせてもらっているような語り口。
星を背骨で支える竜とか、
海へ還りたいと泣き続けている巨人とか。
やっぱりちょっと、ゲド戦記と雰囲気も似ているな、と思った。
希望が星となり世界へ散り散りに飛んでいくシーンはとてもきれいで目映い。
晴れた日の冬の夜空を見上げ、星のまたたきにであうたびに、わたしはそれを思い出す。
言葉の力。
絶望も欲望も、己の裡に消えてなくならないけれど、
それと同じように、
希望もまた、潰えることはないのだと。 -
オーリエラント(言葉の満てる大地)が、オルリアルラント(天と地のあいだ)だった頃の話。
「風の息子」ヴェリルは、白狐から差し出された品物の中で“巻物<沈黙の書>”を選んだ時から、大きな運命を背負う事になります。
時は火の時代、殺戮や略奪がはびこる混沌とした、まさに“パンドラの箱”の中身のような世界で、ヴェリルは利用され、裏切りに合い、辛い経験を余儀なくされます。
この世界を安寧なものに導く為、ヴェリルは、竜から<星のかけら>を受け入れます。
そして、パンドラの箱もそうだったように、最後に残った光=希望。沈黙の書もそれを示していました。。。
物語の壮大さに思わずため息。。。乾石さんは流石です! -
この本は「沈黙の書」だったのか!!
と遅まきながら気づく。表紙の絵の隅にある4つの絵は何となく分かったが、中央のひっくり返る生き物は一体何なのか。頭をひねりながら、読み進めていくうちに、最後の方になってやっと理解。
この本をとめていたのは、この生き物だった!よくよく見れば、ちゃんと留め金としてつながっている。そしてこれもオーリエラントのために一役かっているところがいい。
そしてやっぱり好きなのは、太古の闇!!絶対的な悪、悪の中の悪!!絶対滅びたりはしない闇だけど、希望もまた滅びることはない。そこもいい。 -
装丁が美しい
オーリエラントが生まれた話 -
火の時代、絶望の時代が近づいている。戦がはじまる。天と地のあいだ、オーリエラント 激動の時代に生をうけた“風の息子”。平和を求めながらも、力を持つがゆえに否応なく時代の波に呑みこまれていく。若き魔道師の、戦いと成長の物語。“オーリエラントの魔道師”シリーズ。
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夜の写本師シリーズ改めオーリエラントの魔導師シリーズ第5弾!...かなり時を遡った時代のお話?ちょっと難解化してきたゾ。なのに最後の締めがチャンチャン的でうーん、ちょっと残念だったか。シリーズの中で世界観は確立してるので大風呂敷を広げなくても、世界の片隅の物語を丁寧に描いてもらえたら楽しい。
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61:オーリエラントシリーズの最新作。年表としては、コンスル帝国が生まれる前(作中にちょっとコンスル帝国の前身だよ、みたいな仄めかしがありましたが)、自然の息吹をごく当たり前に人々が受け継いでいるという神話時代のお話。
濃厚で色鮮やかな自然、魔法、超自然描写に今回もうっとりめろめろ。
このシリーズは、邪悪な存在を完全に排除してしまわないのが素敵。邪悪なものを含めてのゆたかさだと肯定する懐の広さに惹かれます。
「魔道士の月」「太陽の石」へとつながるのかなーと思わせる、「太古からの闇」だから、排除しようにもできないのかもしれませんね。
今作はより高らかに生命賛歌がうたわれていて、ちょっと涙ぐんだりもしてしまいました。 -
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並行する時間軸が、1点で交わり、そこから
物語が急展開という、夜の写本師にも
通じるパターン。
ゲド戦記に似た、その世界なりの
リアリティがある世界観が魅力的。 -
面白かったー!竜に背負わされた星の欠片。白狐が放った金の星。オーリエラントがオーリエラントたる由縁。言葉の力。月の光と風の中に閉じ込められた太古の闇の澱が、いつかあの恐ろしい暗樹になるのだろうか…。乾石さんの様々な色を使った描写が好き。
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「風の息子」の冒険と成長の物語.龍や巨人の伝説が現実になり白狐と星の物語もそこに差し出される.オーリエラントの世界が広がるその初め,黒い影の種もしっかり登場して,その禍々しい存在を印象付ける。希望が星の断片のきらめきが,全てを超えて,世界中を覆いつくす最終場面は,感動的だった.
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風の息子を中心に、山をまたぐウサギ、雨の娘ら風森村の若者魔道師達の話し。なんかもう絶望的に暗いかと思いきや、思い間違いと絶望と幻がなにがなんやらやっぱりハッピーエンドなんだった。結構えぐい殺したり殺されたりの話しなのに血なまぐさを感じない、静かに優しい。
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乾石智子さん魔導師モノ、相変わらずの大上段からふりかぶってぶっとばした壮大な神話的叙事詩ぶり。面白いんだなあ、やっぱり。いつも最後のカタストロフと悪に食われた者が救済される独特のやりくちがたまらなくいい。希望に満ちた終わり方の読後感素晴らしい。
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3.6。纏め方が安易でイマイチ。んでもって、そろそろ年表くれーッ!
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図書館で。
安定の面白さ。おとぎ話のような感じのお話でした。特に名前の付け方とかが。
希望の種を集めていた預言者のお話かと思ったら違ったんですね。海賊王のお話も気になるところです。 -
まあまあかな。話が壮大なので、やや散漫な印象。
著者プロフィール
乾石智子の作品
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