鵺の家

著者 :
  • 東京創元社
3.50
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本棚登録 : 187
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027483

作品紹介・あらすじ

茜は豪商天鵺家の後継ぎ、鷹丸の遊び相手として迎え入れられる。数々のしきたり、異様に虫を恐れる人々、鳥女と呼ばれる守り神。茜がようやく慣れてきた矢先、屋敷の背後に広がる黒い森から鷹丸の命を狙って人ならぬものが襲撃してくる。それは、かつて魔物に捧げられた天鵺家の女、揚羽姫の怨霊だった。一族の負の鎖を断ち切るため、茜と鷹丸は森へ向かう。『送り人の娘』『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』で人気の著者の時代ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で直感借り。表紙が気になり過ぎて…。YAだけどぐいぐい引き込まれて、YAによくある説教臭さもなく「いいじゃん♪いいじゃん♪」と思っていたら、最後の方で雰囲気が一変した。


    鷹丸、茜、雛里(鳥女)、揚羽姫の対決なのかと思っていたら、森の主が何代もいて…。話が反れてしまったしまった感じが否めない。


    けど人間関係や出生の秘密などは、結構「おぉー」という展開で意外性があった。子供達だったら(小中学生なら)、これで十分楽しめるような気がする。大人にはちょいと物足りない。


    千鳥の最後が物足りなかったなぁ…。惜しい。雛里と揚羽姫のその後も知りたいし…。鷹丸と茜のその後も気になる。


    でも雛里って役に合ったいい名前だと思った。これはこれでよかったのかもしれない。



    ゲームのストーリーっぽく分岐で鳥女になって永遠に鷹丸を守る茜ルートとかがあったら、それはそれでまた別の意味で楽しめるように思った。

  • 濃密なホラーファンタジーでした。
    虫苦手なので、途中引き気味になったけど、まっすぐ素直な鷹丸と茜に光を見出しながら読み進められて、読みやすかった。
    でも、二人以上に雛里がひたすら印象深く残る。
    今後が気になるところだけど、希望が感じられるラストにホッとした。

  • 面白かった。ちょっとホラーのようだった。粘っこい、どこかにありそうな呪われた家のお話だった。
    これからどうなるのかが少し心配ですけれど、きっと鷹丸は天鵺家を立て直していくと思います。
    ただ、静江が母親だということを知ることはあるのだろうか。結構あっさり眠ってくれましたね。
    茜のお兄さんたちがちょっと活躍するのかな?と思ったけどしなかったのが軽く残念だった。

  • ホラーファンタジー。
    嫡男である鷹丸を邪悪な森から守る為あらゆる手を使う夜鵺家。遊び相手として呼ばれた筈の茜は養女とされ邪悪なモノと相見える。
    旧家の閉塞感や独善的な所などよくある設定ではあるが鷹丸と茜が良く書かれていて面白い。ホラー要素は不気味さが物足りない。オチはまるで少年漫画のようで興醒めだった。

  • ファンタジーなのにホラー。
    マンガをさらっと眺めるような感じで読み終えました。
    もっとドロドロしててもいいし、もっと怖がらせてくれてもいいし、もっと難解な闇を見せてくれてもよかった~
    謎も不気味さも怖さも不思議さもほどほど。ヤングアダルトのジャンルならこれでもいいのかも。

  • 中盤過ぎた辺りまでの「零」や「ライドウ」のような和製ホラーっぽい雰囲気が良かった。
    ラストは突然良く分からない主とかいうのが出てきたので話がぶれた気がした。対峙するのは揚羽と森だけで良かった。
    後、エピローグ的なもので雛里の生まれ変わりとか出てきても良かったのに。

  • フリーのホラーゲームだったらありかな、とは思うが。霧雨の降る森的な既視感?
    視点的にもストーリー的にも散漫としている。
    あと、伏線がいくつか回収されていないような。兄との符牒は特に何でもない話なのかよ。
    まあ、千鳥様の妄執は結構好みか。

  • 終わり方が完全に天鵺家の問題が解決したというわけではなく少しもやっと終わった。結構どろどろした内容でなんか読んでいて疲れた。他の作品でも感じたけどグロいのを書くのが上手だなと思った。すごい。

  • 茜は跡継ぎ鷹丸の遊び相手として、豪商天鵺家の養女となる。数々の謎めいたしきたり、異様に虫を恐れる人々、鳥女と呼ばれる少女の姿をした守り神。奇妙な日常に茜がようやく慣れてきた矢先、屋敷の背後に広がる黒羽ノ森から鷹丸の命を狙って人ならぬものが襲撃してくる。それは、かつて魔物に捧げられた天鵺家の娘、揚羽姫の怨霊だった。このままでは鷹丸が犠牲になってしまう!一族の負の連鎖を断ち切るため、茜は魔物に立ち向かう決心をするが…。

  • ダークファンタジー。

    なかなか面白くて、一気読みしてしまいました。
    何といっても雛里がとても愛おしいです。なんて哀しい存在なのでしょう・・。

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著者プロフィール

1981年、横浜市生まれ。横浜市立大学を卒業後、2005年、『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞大賞を受賞してデビュー。2008年、『あぐりこ』で児童文学ファンタジー大賞奨励賞を受賞。2018年、“こどもの本”総選挙で「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社)が9位に入賞。同年、『狐霊の檻』(小峰書店)が第34回うつのみやこども賞を受賞。おもな作品に、「魔女犬ボンボン」シリーズ(角川つばさ文庫)、「はんぴらり!」シリーズ(フォア文庫)などがある。

「2018年 『ぎりぎりの本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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