戦場のコックたち

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 294
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027506

感想・レビュー・書評

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  • 誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く、青春ミステリ長編。

    2016年に直木賞、本屋大賞の候補となり、文春ミステリやこのミスでも3位以内に入った作品。文章は読みやすく、戦時中の兵士のことをよく調べている。ただ肝心のミステリが日常の謎レベルで残念。佳作だろうけれど好みには合わなかった。
    (D)

  • 非日常な戦場での日常の謎とはどういうこったい、と読み始めるも
    戦場にだって日常はあるし謎もあるんだな、と

    謎解きはおもしろいけど仲間たちが戦死してゆく日常はつらいな、と

    幽霊たち~戦いの終わりの章を読んで戦争はいかん!と強く思いました

  • ちょっと物足りなさがあった。タイトルが「戦場のコックたち」だけれど、コックである意味あったのかしら。コックであることを活かして何かする…とか、コックという立場から戦争を見る…とかそういう場面が少なくって、コックであることは別にいらなかったような。人物描写ももう一つ。筋は面白かった。

  • タイトルから、南極料理人みたいな、限られた食材から美味しい料理を作る話かと思っていた。そしたらなんと戦争メイン。参考文献も多くて、かなり調べて書かれていることがわかる。そしてまさかのミステリー。 命の危険にさらされていた戦場から平和な日常に帰還し、虚しさやわだかまりを抱えていた僕に語りかける祖母の言葉が好きだった。「でもここはあんたの帰る場所で、あんたの出発点なのよ。いつだってね。痛いのを我慢する必要もないし、痛くなくなったことに後ろめたさを感じる必要もないの」

  • 戦場という、すぐに人が死んで当たり前の状況での「日常の謎」ものですが、だからどうしたというような謎解きが続いてうんざり。臨場感はあるけれど・・・。

  • ん~。ちょっとがんばった感。
    自分で見つけてたらもう少しはまれたかな。
    しかし、これを買うか、どうか…。
    もうちょっと悩むところか。

  • 久々の二段小説

    いろいろ考えてしまう
    戦争は誰もが振り回され、軽んじられる
    正義はない、善悪もなくなってしまう

    そんななかでもご飯の描写がおいしいなぁ
    と、思ってしまう私
    しあわせですね

  • プロローグを読んで、今のことかと思った。フィクションだから書ける真実というものがある。

  • 映画「フューリー」と妙にシンクロした。

  • 日本の作家のノルマンディー上陸作戦の話とは?と少し気になったけれど後方部隊について以前から興味があったので読んでみた。戦争物・青春群像そして少々のミステリー作者はいったい何を主体にしたかったのか?と思われる部分もあるけれど 私はそういう風に混ぜ合わさった所がこの本の良い所だと思った。読みやすく 読みやすいだけに本当に米軍の青年兵達の気持ち思いが書けているのかと言うのは分からないが それを差し引いても人物それぞれが際だっていて胸に残るものだった。ただ私的には エピローグは必要無かったのではないかと思う。

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著者プロフィール

深緑野分(ふかみどり のわき)
1983年、神奈川県生まれ。神奈川県立海老名高等学校卒業。パート書店員を経て、専業作家に。2010年、短編「オーブランの少女」で第7回ミステリーズ!新人賞の佳作に入選、作家デビュー。同作は2013年に単行本で刊行。2016年、『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、第18回大藪春彦賞候補、第13回本屋大賞候補に。2017年、第66回神奈川文化賞未来賞(奨励賞)を受賞した。2018年、『ベルリンは晴れているか』で第160回直木賞ノミネート。

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