戦場のコックたち

著者 :
  • 東京創元社
3.79
  • (128)
  • (265)
  • (166)
  • (36)
  • (5)
本棚登録 : 1744
レビュー : 294
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027506

作品紹介・あらすじ

1944年、空挺部隊のコック兵となった19歳のティム。過酷な戦いの間に、気晴らしで仲間とともに「日常」で起きる事件の謎解きに興じるが──気鋭渾身の初長編。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 第二次世界大戦にコックとして従軍したアメリカの若者の話。
    日本人作家が丁寧に描いています。

    1944年、ティムの周りでも出征する人が増えてきた。
    徴兵されるより志願するほうがカッコイイかな、とティムも志願することを決めます。
    おばあちゃんのレシピを見るのが好きだったティムは、炊事担当の特技班へ。
    素直なティムには、キッドというあだ名が付きます。

    班のリーダーは冷静な眼鏡くんのエド。普段はおとなしいが頭が切れるホームズ役です。
    班の面々は学園モノっぽい乗りだけど、置かれた状況は‥

    使用済みパラシュートが大量に集められたのはなぜか。
    粉末卵がなくなってしまった理由は?
    軍が駐留する地域の住民にも謎が‥
    戦場で起きる謎というのが一筋縄ではいかず、バラエティに富んでいて、よく調べてよく考えてあると感心しました。

    ごく普通の男の子が、命がけで戦うのもスリルがあってカッコイイかなというぐらいの気分で志願し、ノルマンディー降下作戦に参加。
    ヨーロッパ戦線ねぇ‥ノルマンディーですか‥
    もうすぐ終わる時期ではありますが。

    普通の男の子が経験した戦争。
    直面した状況が詳しく書かれているので、読むのはちょっと大変ですが、良心的な内容を素直に読めるように書いてあると思います。
    なめらかな文章に「翻訳物でもこんな読みやすいのもあるのね」とふと思い、いやこれは日本人が書いたんだったわと気づきました、2度(笑)
    エピローグも良かったです。

  • な、長かった…。心が折れそうになった。地名と人物名の書かれているページを何度も見返した。苦手な2段組みだし入り込めないし途中で「もう無理!」と何度か思った。けど放り出さずに読了できてよかった…。


    序盤から中盤までモノクロで個性もない兵士たちのシーンが続いてつらかった。謎解きも難しいし情景も浮かんでこない。「ミソサザイと鷲」から私の中で登場人物が動き出してそこからは、もう一気読みでした。(それでも返却期間ギリギリ)


    天からの恵みの雨粒は兵士や住民、敵味方関係なく平等にその場にいる人を濡らすのに、人間はいつも変わることなく争い続ける。戦争は憎しみの連鎖しか生み出さない…虚しさを感じた。以前の大戦の悲劇の記憶も薄れ、また同じことを繰り返そうとしている今の世界情勢と、かぶることもありだから心に響く内容のような気もした。


    ラストは狙いすぎているような気もするけど…、あのエピローグがなかったら、読んだ後に安心して眠れなかった…と思う。


    参考文献が膨大で驚いた。面白かったけど苦労した。読み切った!という達成感が半端ない。けど消化できない部分もあって二度読みすればきっとわかるんだろうなぁ…と思うのだけど余力はない。

  • 深緑さんの本は前作がとても良かったのでぜひ読んでみようと思った。
    けど戦争ものだったのでかなり苦戦。しかも海外のだし。
    丁寧に書かれててわからないなりに、圧倒されて読みました。
    エドが死んでしまうのは悲しかった。
    キッドはいい人だ。

    でも戦争は性格を歪めてしまうというか、本当に2度としてはいけないものだ。

  •  この本の紹介に「日常の謎」とあるのだが、これは日常ではない。銃声と無造作に転がる死体、一人また一人と欠けてゆく仲間、荒んでいく精神…そんな状況が日常であっていいはずがないのに日常となってしまった彼等。
     苛酷さを増す現実の中で、それでも繋いだ絆があったのだと、心分け合う友がいたのだと、そのことが塞がらぬ心の傷を抱えて生きる彼等のその後を支えてくれる。
     

  • 第二次大戦、欧州戦線に配属された炊事兵の日常、そして兵士たちの戦いを描く。たわいもない事件の謎解きからゆっくりと始まる作品は、やがてキーとなる人物の突然の退場と、戦友の驚くべき過去を軸に一気に回転し、影の薄い「ワトソン」でしかなかった主人公を名実ともに主役の座に押し上げる。軽妙なタッチでいながら、戦争の矛盾や闇、忘れられた傷病兵の暗い姿、過去から逃れられない帰還兵たちをも同時に描写し、深い味わいを残していく。
    冒険小説のカテゴリーへ入れてもいいと思うが、久しぶりの本邦作家の力作だった。満足です。

  • 第二次世界大戦。欧州戦線に配属された
    兵士たちの戦いを描く。主人公ティモシー(ティム)
    (通称キッド)の特技(コック)兵の日常。

    コックたち、とあったので戦時下などにおける
    料理などの話かと軽く考えていたのですが
    軍隊におけるコックの立場などがメインでした。
    日常の謎というミステリのカテゴリーはあれど
    戦場という非日常における日常の謎、
    というのは新しいように思います。

    さっきまでバカ話をしていた仲間があっけなく死ぬ。
    それが戦争であり戦場であると
    わかって読んでいてもやはり辛いです。
    傷病兵の闇、過去から逃れられない帰還兵、
    軍から逃れられない仲間の過去、戦争孤児。
    ごく普通の若者が人を殺し、殺されるうちに
    狂気に呑まれていく。

    優しくてどこか甘くて仲間からも「キッド」と
    呼ばれ、からかわれていたティムが
    「自分たちの仲間を殺したやつらだから
    無抵抗でも殺して当然なんだ」という思想に
    たどり着いてしまう姿はとても辛かったです。
    冷静で頭のいいホームズ的存在のエド。
    そのワトスン役だったティムが最後には
    しっかりと自分の足で立つようになる姿。

    一瞬、作者さんは日本人だよね…?と
    確認したくなるほど、第二次世界大戦末期の
    米軍についてしっかりと書かれているので
    読み応えがあります。
    前作もナチスの話が絡んでいたので
    このあたりの時代の知識の深い作家さん
    なのでしょうか…オーブランの時から
    気になっていたので、これからも新作を
    楽しみにしています。

  • 頭から尻尾まで豊かな読み心地で、作品の世界にのめりこめる。第二次世界大戦を舞台に、アメリカ軍の若き兵士たちの戦場での毎日を綴りながら「日常の謎」解きをプラス。主人公たちが戦闘もおこなうがメインの仕事は料理というのがひと味ちがう。「暗唱シーン」、大好きです。ごく普通の若者たちが次第に狂気に呑まれていく過程が、人を殺めて賞賛される戦争そのものの異常さを浮き彫りにする。

  • いくつかの要素を持った作品だ。
    ①戦争もの
    ②謎解き
    ③青春もの
    ④友情もの
    表紙のイラストはセンスが良く、食事を連想するものだし、タイトルが“コックたち”だが、“戦場のグルメもの”ではない。
    むしろ不味い。
    粉末卵最悪!(笑)

    主人公・ティモシー(ティム)・コール。アメリカ人。
    おばあちゃんのレシピ本を眺めるのが好きだった。
    世界恐慌で経済が破たんし、やがて第二次世界大戦に突入すると、彼は軍に志願することを考える。
    愛国心はもちろんあったが、安定した給料をもらって家族を支えたい、戦死しても見舞金は出るだろう。そして、徴兵ではなく志願で入隊した方が、ボーナスが50ドル多く出てお得。そして少しの英雄願望。
    それが理由。
    決して彼が軽かったり甘かったりと言うわけではなく、若者たちの志願理由はだいたいそんなものではなかっただろうか。

    ヨーロッパ戦線が舞台となる。
    ノルマンディー上陸作戦から始まり、数々の悲惨を見届けなければならなかった。
    初陣の恐怖から、いきなり放り出される目を覆うような酸鼻、世話になった人との別れ、生死の明暗を分けるちょっとしたタイミング。
    どこかで慣れていく部分と、どうしても慣れない部分。
    彼が「なぜ戦うのか?」と自問し始めるのは、だいぶ泥沼にはまってからである。

    戦争ものを読み終わる時…
    終戦の瞬間の安堵感、帰還した兵士の「自分は故郷の人たちとは違ってしまった」という疎外感、失った仲間ばかりに思いが向く、そして虚しさ。
    何度もそういったものを感じるのだ。

    プロローグ
    ティムがコックとして配属されるまで。

    第一章 ノルマンディー降下作戦
    ティムたち特技兵(コックも含む)は戦闘ももちろん行うが、主な任務は「支援」
    「サポーティング・ヴィクトリー!(勝利を支えよ)」を胸に、緊張で震えながら降下するが、いきなり友軍の死体を踏みつける。
    ・ライナスが大量の使用済みパラシュートを回収しているのはなぜか。

    第二章 軍隊は胃袋で行進する
    後方の野戦基地で給養。
    ・徴兵ポスターなど、軍の広告モデルを務める、いけすかない美男・ロス大尉と、粉末卵がいきなり600箱も無くなった謎。
    有色人種差別。

    第三章 ミソサザイと鷲
    オランダで市街戦。
    コックの仕事はなく、戦闘に専念する。
    待機のために家を貸してくれたおもちゃ職人夫妻の秘密とは?
    ヤクトパンターの脅威。

    第四章 幽霊たち
    幽霊を見るのは、多くの人間を殺しても罪を忘れていない証拠なのか。

    第五章 戦いの終わり
    途中からコック仲間に加わった、ダンヒルの秘密。
    友情が試されるとき。

    エピローグ
    ベルリンでの再会。

    ーーーーーーーーーーーーーーー
    途中から死亡フラグが読めるようになり、つらくてしかたなかった。

    メガネはどこに消えた?

  • すごく良かった。謎解きや料理の部分は楽しんで読みましたが、それよりも戦争の惨たらしさ、主人公たちの友情や戦う葛藤のほうが強く強く印象に残っています。
    とても読み応えのある一冊でした。

  • 第二次世界大戦中、アメリカの片田舎に住む料理好きの青年ティムが特技兵として戦争に行く。ノルマンディ上陸作戦などヨーロッパ戦線を戦闘員として参加もする。

    想像していたのとは違って、料理の話はあまり出てこなかった。予備のパラシュートを集める兵隊の話や粉末卵が無くなる話、アメリカ人になりすますドイツ人の話などの連作ミステリー短編集。

    惨たらしい戦争の様子の描写も細かい。たくさんの人も亡くなるが、そんな中でも友情を育み必死で生き抜く主人公。最終章で戦後何十年も経って仲間たちが集まる。

    戦争で孤児になった子どもを引き取って育てている主人公や、戦争の影を背負いながら戦後を生き抜いた友人たちの姿に感動した

  • 食いしん坊のアメリカ人青年がコック兵として戦場を駆け巡る!

    基本的には仲間達の胃袋を管理することが任務だが、コックと言えど戦闘となれば前線で戦わなければならない。
    戦場をサポートするコック目線の、戦場における「日常」が描かれているが、アメリカの所有する物量の豊かさやシステムの合理性には驚かされる。
    様々な謎解きを通して仲間達との絆を深めていくが、やがて別れの時がくる…。
    退役し故郷へ帰った日、大好きな祖母から言われた優しい言葉と、その夜見た仲間達の夢が切ない。
    推理の得意な親友の予言通り、彼は人生をしっかり生きた!

  • 戦場と料理

    戦場にも料理が必要だ。
    食べなければ、戦えないのだから。
    違うものを2つ組み合わせると、面白くなるんだなあと実感しました。特に料理のくだり。設備の整わない、食料も十分でない戦地でいかにおいしく食べてもらおうと、あれこれ模索する主人公の目線がすてきです。

  • 第二次大戦における米軍空挺団のコックを主人公に、ノルマンディー上陸作戦後のフランス~ドイツを舞台にした小説。
    てっきり、良くある料理モノ漫画のごとく、レーションのアレンジレシピなんかが登場する話なのかと思ってましたが、さにあらず。

    戦争モノゆえ、激しい描写があるのかと思いましたが、それも一部のシーンだけ。どちらかと言うと戦史としては「舞台裏」と言えるような戦場の中の日常と言える場面を中心にストーリーが進行していきます。
    その中で主人公キッドが、部隊の仲間と苦楽を共にして、いくつかの謎を(コックリーダーのエドが)解決し、心を通わせていく様が描かれます。
    個人的に心地良かったのは、伏線が張られて回収されるテンポの良さ。小気味良く読み進められました。

    とは言え、正直中盤までは「この穏やかなペースで終わりまで進むのか…」という危惧もあったのですが、最終章とエピローグは出色。むしろ、そこまで読み進めてきた分の積み重ねがあってこそ面白さをより感じられます。主人公の成長も感じられて、読後感の良い作品です。

    しかし、良くここまでリアリティーを感じられる第二次大戦モノを描かれたなぁと、そこも含めて著者には尊敬の念を禁じ得ません。

  • 年齢と小柄な見た目故にキッドとあだ名された新兵が戦場に持ち込んだのは、祖母譲りの一冊のレシピ。
    彼は調理兵として、戦場の兵士たちに料理を振る舞うことになるのだが……
    日常の謎というジャンルがあるが、戦争という大きな非日常の中で、ささやかともいえる謎を紐解いていく本書もその系譜に連なるのだろうか。
    もちろん扱われる謎の中には決してささやかじゃない、どころかかなりの度合いで深刻なものも含まれるのだが、キッドの一人称による語り口が重苦しさを和らげている。
    主人公が調理兵ということもあり、料理シーンはお腹がすく。粉末卵なんて知らない食材!林檎にソーセージをのっけただけの料理がなぜあんなにおいしそうなのか!食べたい!
    人は生きてる限り腹が減るし飯を食う、戦場に行ったってその現実は変わらない。
    死と隣り合わせの緊張が慢性化し、時に人間性の善良な部分を剥ぎ取らざるえない戦場下で、「料理」「食事」という日常から地続きで持ち込まれる人の営み、従来見落とされてきたエアポケットに焦点をあてたのは心憎い。

    エドと個性的な仲間たちの掛け合いも軽妙で楽しく、オーソドックスな青春小説やブロマンズを主軸に据えた成長物語の趣がある。
    一人一人の背景がわかり、人物像が掘り下げられるごとに、群像劇の様相を呈して物語に厚みが増すのも好み。
    特にキッドの親友で、聡明で味音痴なエドの静かな存在感は特筆に値する。個人的には口が悪い衛生兵のスパークと、飄々とした美男のライナスが好き。
    第二次世界大戦中の欧州(フランス・ドイツ)が舞台なので、捕虜やスパイ、ドイツ兵と恋愛関係になった女性への迫害など辛い描写も多いが、そんな中でも日々たくましく料理を作り続け、自分の信じる「正義」を貫いたキッドと仲間たちの生き様には心を打たれる。
    祖母のレシピ本といい、エドの言葉といい、形をなくしても受け継がれるものは確かにあり、それが人を生かし続ける。
    音楽や映画など、古き良きアメリカ色が強いので、当時の風俗や文化に興味があるひとにもお勧めしたい。

  • 戦争ものなのかミステリーなのか……。
    コック兵の目線で見ると、戦争の悲惨さや恐ろしさがまた違った印象で伝わってきます。
    読んでいて結構辛い場面もあり、苦しくなるのですがそれでも読まされてしまう魅力がこの作品にはあります

  • 第二次世界大戦中のヨーロッパ、アメリカ軍コック兵達の物語。

    戦時中とは言え、陽気なアメリカ兵達の謎解きがメインの前半は、うっかり戦争を忘れ、結果の勝利国はやっぱり余裕があるものだなどと思っていました。

    後半になり、終戦に近づくにつれ、戦況も悲惨さを極め、仲間も次々にいなくなって行く。
    多くの死と向き合う戦況に、太平洋で起こっている戦争を思い、そこからはかなり複雑な気持ちになりました。

    主人公のキッドの人柄で、悲惨な話ではあるけれど、最後は友情もののようにも描かれ、奥の深い骨太作品に仕上がっていたと思います。

    エピローグは、涙なくしては読めませんでした。
    素晴らしい作品。
    今年読んだ中の3本指に入るかも、です。

  • 私にとって読書は、現実逃避の意味が強い。だから、辛くなると分かっているジャンルは敬遠しがち。
    色々な所で書評を目にして興味が出て、滅多に手を出さないこのテーマに挑んだ。
    苦手な自覚があったのに途中でやめたくならなかったのは、作品のすごさと優しさ。
    でも、多分読んでいる間ずっと緊張してたみたい。途中ではどこか神経が麻痺したようにあまり涙は流れなかったのに、最後の15ページくらいで急に堰を切ったように泣けてきた。
    それは安堵だけじゃなくて悔しさとか情けなさとか本当にもう数えられないくらいの感情。
    普段の読書のような感動の涙じゃない。
    得意の現実逃避はできない、むしろ現実見つめ直させられるような作品だったけど、読めて良かったと思う。

  • なんと戦場物だけど若者達の所属は空挺師団のパラシュート歩兵連隊 管理部付きコック。勿論ドイツ軍との修羅場 前線での激しい戦場にも駆り出されるが、次々と現れる謎を解いていくストーリー。悲惨で苛酷な場面もあるけど基本的には豊富な物資に支えられたアメリカ軍だから、日本の悲惨さと大差を感じるね。さて、謎を鮮やかに解いていく味音痴リーダーと食いしん坊なストーリーテラー等 コック仲間達も戦場の悲惨を体験しながらの話。こんなミステリーもあり ですねぇ♪

  • 最近、本屋大賞ノミネート作品とは相性が悪い(-"-;)気がして今年(2018年)も「読みたい本」に登録していないんだけれども、こういう本が発掘できるなら、また登録して読んでみようかな~と思う(^o^)♪戦時下の話といえば、悲壮感漂う涙の話(T-T)と覚悟して読み始めたけれど、思いの外ホンワカした雰囲気(^^)主人公キッドの人柄のせいかな(^.^)

  • とても良い本を読んだ充足感でいっぱい。
    ノルマンディー上陸作戦でフランスに渡ったアメリカの若い兵士達の、青春ミステリ連作集。
    戦争と謎解きというのが新鮮で、キャラクターも皆魅力的。
    しかし、戦争のむごさ、醜悪さはきっちりと描いている。
    ラストは私の胸にくっきり跡を残し、消えそうにない。
    広く読まれて欲しい作品。

全294件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

深緑野分(ふかみどり のわき)
1983年、神奈川県生まれ。神奈川県立海老名高等学校卒業。パート書店員を経て、専業作家に。2010年、短編「オーブランの少女」で第7回ミステリーズ!新人賞の佳作に入選、作家デビュー。同作は2013年に単行本で刊行。2016年、『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、第18回大藪春彦賞候補、第13回本屋大賞候補に。2017年、第66回神奈川文化賞未来賞(奨励賞)を受賞した。2018年、『ベルリンは晴れているか』で第160回直木賞ノミネート。

深緑野分の作品

戦場のコックたちを本棚に登録しているひと

ツイートする