ブルーローズは眠らない

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著者 : 市川憂人
  • 東京創元社 (2017年9月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027766

作品紹介

両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、〈ジェリーフィッシュ〉事件後、閑職に回されたマリアと漣は、P署の刑事ドミニクから依頼を受ける。幻の青いバラを同時期に開発した、テニエル博士とクリーヴランド牧師を調査してほしいと。しかし両者への面談直後、温室内で切断された首が発見される。バラの蔓が扉と窓を覆い、密室状態の温室には縛られた生存者と「実験体七十二号がお前を見ている」という血文字も残されていた。年末ミステリベストに全てランクインした、『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!

ブルーローズは眠らないの感想・レビュー・書評

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  • デビュー作は上手く纏まってはいたものの、とあるトリックの使い方に難があったが、今作は作者の仕掛けが完璧に機能しており、完全に騙された。
    ミステリ読者なら容易に想像がつくであろう仕掛けを中盤でぬけぬけと明かし、真相はそこから更にもう一歩踏み込んだところにある。このミスリードに気を取られていると、作者の仕掛けるもう1つの罠にどっぷりと嵌ることとなり、事件の構図を容易に見破ることは不可能となる。
    首切りの理由、密室の必然性共に破綻はなく、物語としても完成度の高い本格ミステリー。
    今年読んだ新刊の中では頭一つ抜けている傑作。

  • 前作のようなトリックを警戒しながら読んだにもかかわらず、やっぱり騙されたことが逆に気持ち良い。あちこち納得いかない部分もあれど、個人的には前作より好みだった。

  • マリア・ソールズベリーのキャラクターがいい。

  • 期待の二作目は込み入ってるけど一気読みだ

     同じメンバーが活躍するから、とても読みやすい。まさか性別を勘違いするとは!って自身を責めるんだけど、そこは読み切れなかったなぁ。練に練ったストーリーは、少し無理矢理っぽいものの、前作よりは現実味がある。

     このシリーズはどんどん続けてほしいなぁ。次こそは後半の謎解きまでに概要を把握して見せるから。

  • 青い薔薇を同時に開発した科学者と牧師が現れた。インタビューを通して見極めようとするが、惨劇が次々と起こる。
    青い薔薇が何故開発が難しいのかが良く分かった。ただトリックとかストーリーは面白いのに文章が読み難い。何故か分かり難くて読み返すことが多かったのが難点。

  • 『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第2弾。話は独立しているので単独で読んでも問題なし。
    不可能と言われた青バラを同時期に開発したテニエル博士とクリーヴランド牧師。二人を調査してほしいと依頼されたマリアたちは話を聞きに行くが、その直後に事件が起こる。バラの蔓で閉ざされた密室、切断された首、現実と似ているようで違う謎の手記…
    犯罪自体は、犯人はもっとやりようがあったんじゃないのかと思うが、なかなかトリッキーな構成で面白かった。マリアたち捜査陣のキャラも立っていて楽しい。

  • デビュー作の時も感じたが、どうもこの著者の文章は私には読み難い。海外ミステリの読み難さに似ている。U国とかJ国とかの表現が、頭にすんなり入ってこないんだよね。良く考えられたトリックの本格ミステリには違いないが、えらく時間がかかって読み終えた。単に相性が悪いんだろうなあ。

  • ジェリーフィッシュのシリーズとのことでしたが、一応捜査官が一緒なのかな?

    ジェリーフィッシュを読んだ時には、うわぁ、Xファイルと思いましたけれど、今回はなかなかきっちり本格してたかと。

    仕掛けは途中で漠然と分かったけれど、今回は素直に面白いなぁと思いました。

    テーマは嫌いじゃないんだけれどなんか、今市★4までではない感じなんですよね。
    もう一歩何かが変わるとめっちゃ面白いになりそうなんだけれどなぁ……。

  • 前作「ジェリーフィッシュは凍らない」の舞台を引き継いだミステリ作品。前作に登場した刑事二人やジェリーフィッシュなど所々で前作とのつながりを見られる。個人的には刑事のキャラクタを含めて好きなのだが、本作では殺人の動機につながるものが希薄だったり、運の良さにひっぱられたりなど、ストーリー展開に少し疑問を持った。最終的には、日本人好みの心情に訴える結末となり、読後の満足度は及第点ではある。もっと分かりやすいトリックであれば、事件解決後のスッキリ感が増したと思う。

  • シリーズ2作目。前作と同じように記録と現在が平行して描かれ、徐々にリンクしていく。構成が一緒なのでまさか落ちまで一緒ではと危惧していたが、その通りだとは、、、。そこがかなり残念。文体は読みやすいし、登場人物もなかなかと思うのだが、、、。動機も前回とおんなじ感じだし。実験体72号は結局?犯人がその名称を知っていた?などつっこうみどころもかなりある。博士の性別のトリックもフェアじゃない。次作は違う展開を期待。

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