ブルーローズは眠らない

著者 :
  • 東京創元社
3.61
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本棚登録 : 167
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027766

作品紹介・あらすじ

両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、〈ジェリーフィッシュ〉事件後、閑職に回されたマリアと漣は、P署の刑事ドミニクから依頼を受ける。幻の青いバラを同時期に開発した、テニエル博士とクリーヴランド牧師を調査してほしいと。しかし両者への面談直後、温室内で切断された首が発見される。バラの蔓が扉と窓を覆い、密室状態の温室には縛られた生存者と「実験体七十二号がお前を見ている」という血文字も残されていた。年末ミステリベストに全てランクインした、『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。前作と同じように記録と現在が平行して描かれ、徐々にリンクしていく。構成が一緒なのでまさか落ちまで一緒ではと危惧していたが、その通りだとは、、、。そこがかなり残念。文体は読みやすいし、登場人物もなかなかと思うのだが、、、。動機も前回とおんなじ感じだし。実験体72号は結局?犯人がその名称を知っていた?などつっこうみどころもかなりある。博士の性別のトリックもフェアじゃない。次作は違う展開を期待。

  • デビュー作は上手く纏まってはいたものの、とあるトリックの使い方に難があったが、今作は作者の仕掛けが完璧に機能しており、完全に騙された。
    ミステリ読者なら容易に想像がつくであろう仕掛けを中盤でぬけぬけと明かし、真相はそこから更にもう一歩踏み込んだところにある。このミスリードに気を取られていると、作者の仕掛けるもう1つの罠にどっぷりと嵌ることとなり、事件の構図を容易に見破ることは不可能となる。
    首切りの理由、密室の必然性共に破綻はなく、物語としても完成度の高い本格ミステリー。
    今年読んだ新刊の中では頭一つ抜けている傑作。

  •  博士のキャラクターが鍵って。

  • 同時期に公表された二つの青いバラ。一つは偶然の賜物、一つは科学技術によるものだという。しかしその青いバラは本物なのかという疑惑が生まれる。その真偽を探っていくうちに、青いバラの製作者の1人であるフランキー博士が殺されてしまい…。

    交互に語られるのは、虐待を受けていた少年の記録。彼は生家から逃げだし、フランキー博士の家の居候となる。そこでの生活は教養と愛情に満ちた幸福なものではあったが、地下室からは実験体七十二号と呼ばれる不気味な生物の声が聞こえてくる…。

    前作と同じ構成に嫌な予感がした。「実は過去の話でした!」は前作でも使ったトリックなのでやめてほしかった。復讐という動機も前作と同じなのではなかっただろうか。

    マリアと漣のキャラクターは好きで、いろいろな知識を与えてくれるところも好き。3作目に期待。
    マリアはかわいく、漣はかっこいいのでキャラは

  • ジェリーフィッシュに続き、研究者と研究成果が事件のカギ。国籍不明(とはいえ想像はできる)のSF世界で、アルビノの母娘や閉じ込められた怪物、バラの蔦に囲まれた密室、切断された死体に加え青い薔薇!捜査側もこれに負けないキャラで楽しかった。ミスリードを誘ってるのはわかるけど、予想を上回った。次の作品が待ち遠しい作家さんの一人。

  • この刑事コンビがツボ。どこかの高飛車お嬢様&S執事とは一味違って、こちらのレディは無自覚に有能である。また見られてよかった。次作も出てくるらしいから本当に楽しみ!
    今回も謎は魅力的だったんだけど、私の理解力が低いせいか真相がそれほど面白く感じられず……。あと母親の強い愛情を感じられるシーンがあったらもっとよかったな、あれでは彼女が寂しすぎる。
    明記がなかったけどこの青バラの開花時期ってどれぐらいなんだろう。年中咲いてるように感じたけど実際は品種によってバラバラだよねバラなだけに。

  • 続きを見つけたので借りました。登場人物を覚えていました。

  • この人の作品の突然視界が開ける感じが好き。
    ストーリーは前回の方が好みだったな

    2018.5.8

  • 【あらすじ】
    両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、“ジェリーフィッシュ”事件後、閑職に回されたマリアと漣は、不可能と言われた青いバラを同時期に作出した、テニエル博士とクリーヴランド牧師を捜査してほしいという依頼を受ける。ところが両者との面談の後、旋錠された温室内で切断された首が発見される。扉には血文字が書かれ、バラの蔓が壁と窓を覆った堅固な密室状態の温室には、縛られた生存者が残されていた。各種年末ミステリベストにランクインした、『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!

    【感想】

  • 二つの青いバラを巡る事件は、概要が見えてきて謎が並べられてみれば前作同様の強固な不可能状況だった。
    大胆さに隠された抜け目のなさ。油断ならなさ。
    ひねくれ者の巧みな企み。
    あちらの方のトリックは、トリックが判れば犯人が分かるようになってるのがミステリ的に美しい。

    前作以上に複雑だったけど、その複雑さにもっと必然性みたいなものを感じれたらもっともっと引き込まれるなあーとか思ったり。

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