赤銅の魔女 (紐結びの魔道師1) (紐結びの魔道師 1)

著者 :
  • 東京創元社
3.70
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本棚登録 : 222
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027827

作品紹介・あらすじ

平和な暮らしを営んでいた紐結びの魔道師リクエンシス。そんな彼のもとに隣国イスリル襲来の知らせが。イスリル軍といえば、魔道師軍団。下手に逆らわぬほうがいいと、リクエンシスは慣れ親しんだ館を捨てて逃げ出す。ほとぼりが冷めるまでどこかに身を寄せていればいい。だが悪意に満ちたイスリルの魔道師が、館の庭に眠る邪悪な魂を呼び覚ました……。シリーズ屈指の人気者リクエンシスが自らの運命と対峙する、激動の三部作開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 人間の脅威と魔術的な異物の脅威,そして伝承に隠された謎,いろいろな問題を抱えてリクエンシスとリコはどんどん仲間を増やしながら旅を続ける.変わった取り合わせながら仲間が増えていくごとにワクワク感が募る。次巻が楽しみ.蜥蜴のダンダンが龍になったりしないかしら.

  • 主人公がリコを気遣うシーンが好みでした。いろんな背景を持つメンバーがだんだんと集まっていくのもワクワク感があって良かったです。

  • 3.6

  • 内容殆ど覚えてないが、面白かった覚えと、その魔法の多様さに感動した覚えのある紐結び魔導師のお話し再び。
    前の自分の感想文読み返したらなんか思い出すかもなあ。
    リコとマーセンサスとリクエンシスの三人の掛け合いが楽しくて好きだ。
    ユーストウスってなんか名前聞いたことある気がするんだが、どっかででてきたかなあ?
    ダンダンがかわいい。
    ダンダンってどっかの方言でありがとうって意味じゃなかったかなあ?
    シリーズ第一巻、とりあえず登場人物が揃って、いまから物語が始まる、といった感じ。
    リクはあれはつまり、一目惚れしたってことなのか。
    ちょっと突然(まあ恋とはそーゆーものみたいだが)だったので、びっくりした。
    相変わらず美麗な装丁。素敵だ。
    二巻読まねば!

  • 文庫化が待ち切れずに買っちゃいました

  • 紐結びの魔道師リクエンシスの平穏を破ったのは、隣国イスリル軍の襲来だった。イスリルでしばらくつづいた内乱が平定されたので、コンスル帝国の凋落をよいことに侵攻してきたのだろう。イスリル軍の先発隊といえば、魔道師軍団。下手に逆らわぬほうがいいと、リクエンシスは相棒と共に、慣れ親しんだ湖館を捨て逃げだした。ほとぼりが冷めるまでどこかに身を寄せていればいい。だが悪意に満ちたイスリル軍の魔道師が、館の裏手に眠る邪悪な魂を呼び覚ました…。“オーリエラントの魔道師”シリーズ屈指の人気を誇る魔道師リクエンシスが自らの内なる闇と対決する、待望の三部作開幕!

  • 30:以前「オーリエラントの魔道師たち」で登場したときと変わらぬノリのエンスとリコ、そして新しい旅の仲間たちの道中。三部作の導入部とあってか、乾石作品としては異色(って言ってもいいと思う)の柔らかさで、登場人物に寄せた(男性一人称!)文体やバラエティ豊かなキャラクター、いつもながらの風趣ある世界観描写をどんどん読ませてくれます。
    昨今の「魔法=物理」ではない、魔法が不可思議の力であるハイファンタジーを読む楽しさを改めて教えてくれる、素晴らしい一冊。続きも楽しみ。

  • 待ってました。しかも三部作とか、楽しみすぎます。オーリエラント歴史年表の空白が着々と埋まっていくのは楽しみ半分、寂しさ半分ですが、このまま後先の時代も早く知りたい…

  • 紐結びの魔道師・リクエンシス(エンス)が、隣国イスリル軍の侵攻をきっかけに、祐筆リコ、元剣闘士マーセンサス達と旅に出るところから物語が始まります。
    進んでいくごとに増えていく仲間たちが個性的で、時折皆がわちゃわちゃ楽しそう(揉めていても楽しそう)にしている場面が好きです。
    3部作とのことで、今後の展開が楽しみです。

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著者プロフィール

山形県生まれ。山形大学卒業。1999年、教育総研ファンタジー大賞を受賞。『夜の写本師』からはじまる〈オーリエラントの魔道師〉シリーズをはじめ、緻密かつスケールの大きい物語世界を生み出すハイ・ファンタジーの書き手として、読者から絶大な支持を集める。他の著書に「紐結びの魔道師」3部作(東京創元社)、『竜鏡の占人 リオランの鏡』(角川文庫)、『闇の虹水晶』(創元推理文庫)など。

「2019年 『炎のタペストリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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