幻想文学論序説 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L ト 1-1)
- 東京創元社 (1999年9月16日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488070274
作品紹介・あらすじ
それまで曖昧だった幻想文学の定義づけに対し、トドロフは、テクスト内で語られる奇怪な出来事について、合理的な説明をとるべきか、超自然的な説明をとるべきか、読者に、たえず「ためらい」を強要することこそが、幻想文学の構造的特性であるとした。ポトツキ、ポー、ホフマン、カー等々を俎上に載せる、構造主義的文学研究。
感想・レビュー・書評
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その独特な「幻想」の位置づけが面白かった。
幻想文学に対するある一つのアプローチとして読むのが吉かと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろいろ勉強になりました。
概説書として読んだ後、
論評されている作品に触れると理解が深まるかと。 -
つべたんの名著。幻想文学という特定ジャンルについての論であるにとどまらず、小説における語りについての基本書であるともいえる。物語論関係の書籍はいかんせん高いのだが、これはとてもお手頃で、足がかりとしては十分過ぎるほどの示唆を与えてくれる。東京創元社の手柄の一つ。
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ツヴェタン・トドロフによる幻想文学論の基本書。
まずは、これですね。
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