- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488070465
作品紹介・あらすじ
文壇の長老広岡達三、推理作家タブチコースケ、新進作家藤原ひとみと、広岡先生のお手伝いさん(!!)が書評パートを担当、それに漫画界のハグレ鳥いしいひさいちが書評四コマ(ないし二コマ)を付した異色の書評まんが集。さらに、しおりをテーマにしたものや、新任編集者しおりさんの四コマなど、新境地の文壇暴露まんが。
感想・レビュー・書評
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ただの書評だとあまり読む気がしないのですが、好きな作家さんの紹介だとミーハー根性で興味がわきます。大震災で人を笑わせるのも躊躇われるような状況の中、いつも通りの世界で笑いを届けてくれたいしいひさいちさんの書評・四コマまんが。取り上げられている作品の幅広さにはびっくり。四コマ書くに当たってどれだけの本を読まれたんでしょう。書評も、寄稿している設定の三人のキャラにぴったりで「この人らしい!」と笑えて楽しい。今まで毛嫌いしてた政治・軍事関係や暴露本にも興味が沸いたし、何気に表現の仕方や言葉の使い方も勉強になってしまうという、おちゃらけた体裁にそぐわないくらい濃い内容でした。
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評されている本を知らなくても楽しめる。知っていたらもっと楽しめる。
いしいひさいちって、ほんと不世出の天才だ。 -
忍者無芸帖や最低人シリーズを愛読していたが、いしいさんは書評もするのね。自分ではなかなか読まないけど、おもしろそうな本がたくさんあって参考になった。4コマ漫画もその本を読んでから再読すると、味わいがさらに増してGOOD!
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書評を読むと褒めていても辛口でも何故か読みたくなります。
しおりでGO!GO!も結構好きです。 -
架空の4評者による書き分け、マンガによる書評、と新しい試みがなされている。しかし、ちょっと失敗に終わっている。期待が高かっただけにマイナス
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私にとっていろんな意味で、印象深い1冊。