ほんの本棚 (創元ライブラリ L い 1-7)

  • 東京創元社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070465

作品紹介・あらすじ

文壇の長老広岡達三、推理作家タブチコースケ、新進作家藤原ひとみと、広岡先生のお手伝いさん(!!)が書評パートを担当、それに漫画界のハグレ鳥いしいひさいちが書評四コマ(ないし二コマ)を付した異色の書評まんが集。さらに、しおりをテーマにしたものや、新任編集者しおりさんの四コマなど、新境地の文壇暴露まんが。

感想・レビュー・書評

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  • ただの書評だとあまり読む気がしないのですが、好きな作家さんの紹介だとミーハー根性で興味がわきます。大震災で人を笑わせるのも躊躇われるような状況の中、いつも通りの世界で笑いを届けてくれたいしいひさいちさんの書評・四コマまんが。取り上げられている作品の幅広さにはびっくり。四コマ書くに当たってどれだけの本を読まれたんでしょう。書評も、寄稿している設定の三人のキャラにぴったりで「この人らしい!」と笑えて楽しい。今まで毛嫌いしてた政治・軍事関係や暴露本にも興味が沸いたし、何気に表現の仕方や言葉の使い方も勉強になってしまうという、おちゃらけた体裁にそぐわないくらい濃い内容でした。

  • 評されている本を知らなくても楽しめる。知っていたらもっと楽しめる。
    いしいひさいちって、ほんと不世出の天才だ。

  • 忍者無芸帖や最低人シリーズを愛読していたが、いしいさんは書評もするのね。自分ではなかなか読まないけど、おもしろそうな本がたくさんあって参考になった。4コマ漫画もその本を読んでから再読すると、味わいがさらに増してGOOD!

  • 書評を読むと褒めていても辛口でも何故か読みたくなります。
    しおりでGO!GO!も結構好きです。

  • 架空の4評者による書き分け、マンガによる書評、と新しい試みがなされている。しかし、ちょっと失敗に終わっている。期待が高かっただけにマイナス

  • 私にとっていろんな意味で、印象深い1冊。

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著者プロフィール

■いしいひさいち…1951年、岡山県玉野市生まれ。関西大学に入学し漫画同好会に入会。 在学中より求人誌『日刊アルバイト情報』で「Oh! バイトくん」を連載し、大学卒業後、四コマまんが集『バイトくん』(プレイガイドジャーナル社)を出版。 1985年に文藝春秋漫画賞、2003年に手塚治虫文化賞、2006年に菊池寛賞を受賞。 現在、朝日新聞朝刊の「ののちゃん」を連載中。 著作に「がんばれ!!タブチくん!!」「おじゃまんが山田くん」「地底人」「コミカル・ミステリー・ツアー」「現代思想の遭難者たち」「女には向かない職業」「となりの山田くん」「ホン!」「フン!」「ヘン!」「まぁ映画な、岡山じゃ県!〈1〉~〈3〉―シネママル珍風土記」「現代思想の遭難者たち」「ののちゃん①~⑫」など多数。

「2022年 『ののちゃん(13)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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