- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488101022
感想・レビュー・書評
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第一短編集「冒険」につづく第二短編集「回想のホームズ」は十一編の作品を収録する。
名馬の失踪にからむ殺人をあざやかに解決する「銀星号事件」を筆頭にホームズがはじめて手がけた「グロリア・スコット号」、怪奇味の横溢する「マズグレーヴ家の儀式書」、天才的犯罪者モリアーティ教授とともにホームズが滝壺に落ちて生死不明となる「最後の事件」等、謎の創意と物語の展開、そして意外な解決において、いくど読んでもあかせない魅力をそなえた黄金の短編集である。
家庭人としてのコナン・ドイル 阿部知二
解説 中島河太郎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ホームズ」シリーズの第二短編集『回想のシャーロックホームズ』を読みました。
先日、第三短編集の『シャーロック・ホームズの帰還』を新潮社版で読んだ際、全編が収録されておらず、悔しい思いをしたので、今回は創元社版をセレクト。
この間は長編の『緋色の研究』を読んだのですが、「ホームズ」シリーズって、長編も悪くはないですが、短編の方がキレがあってイイですね。
収録されているのは以下の11編。
1 銀星号事件 (Silver Blaze)
2 黄色い顔 (The Yellow Face)
3 株式仲買店員 (The Stockbroker's Clerk)
4 グロリア・スコット号 (The "Gloria Scott")
5 マスグレーヴの儀式書 (The Musgrave Ritual)
6 ライゲットの謎 (The Reigate Squires)
7 まがった男 (The Crooked Man)
8 入院患者 (The Resident Patient)
9 ギリシャ語通訳 (The Greek Interpreter)
10 海軍条約事件 (The Naval Treaty)
11 最後の事件 (The Final Problem)
「モリアーティ教授」との死闘を描いた『最後の事件』まで読み終わって、、、
先に読んでしまった『シャーロック・ホームズの帰還』に収録されている『空家の冒険』に、やっと話がつながり、なんだかスッキリしました。
実際のところ、「コナン・ドイル」は、『最後の事件』で、本気で「ホームズ」シリーズを終わらせるつもりだったようですが、読者からの熱烈な要請(脅迫まがいの要請もあったとか… )を無視することができず『空家の冒険』で復活させたらしいですね。
100年以上前に作られた物語なのですが、、、
今、読んでも楽しめる作品ばかり。
当分、「ホームズ」シリーズのマイブームが続きそうです。
でも、読んでると、どの短編もデジャビュのような感覚があるんですよね。
きっと、少年時代に読んだことがあるんだろうけど、はっきりとは覚えていないんですよね。 -
阿部知二訳。
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読んだことないはずなのに読んだことがある。
シャーロックホームズの思い出を読んだのかな。 -
この短編集でホームズの物語が終わってしまっていたら、現在ここまで、読み継がれてはいなかったろうな。
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(1997.08.11読了)(1979.11.18購入)
内容紹介
ホームズの前にホームズはなく、ホームズのあとにホームズはない。シャーロック・ホームズこそは、名探偵の代名詞であり、世界じゅうの国語に翻訳され、多くの教科書に採用されている。『回想』には「銀星号事件」をはじめ、「黄色い顔」「株式仲買店員」「グロリア・スコット号」「マズグレーヴ家の儀式書」「ライゲットの謎」「まがった男」「入院患者」「ギリシャ語通訳」「海軍条約事件」「最後の事件」の十一編。ホームズとワトスン博士の名コンビは読者を魅了してやまない。
☆コナン・ドイルさんの本(既読)
「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル著・延原謙訳、新潮文庫、1953.03.31 -
久々にホームズ。
やっぱりよくできている。おもしろい。
ミステリもだけれど、人間描写が秀逸なんだよねぇ。
ホームズの作品のすべての出来がいいとは言わないけれど、やはり読んでしまうし、読めば楽しめる。 -
面白かったのですが、「最後の事件」にすべて持って行かれました。
出来栄えとしては「冒険」のほうが好きかな。
著者プロフィール
コナン・ドイルの作品





