四人の署名 (創元推理文庫 101-6)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488101060

感想・レビュー・書評

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  • ある日、シャーロック・ホームズのもとに若い女性の依頼人が現れた。
    十七の年彼女の父がインドから帰国直後に失踪して以来、毎年のように贈り主不明の真珠が彼女のもとへ届けられ、その謎の贈り主から招待状が届いたというのである。
    ホームズとワトスンは彼女につきそってその謎の友人に会うことになった・・・。
    無限の富を持つとみられる帰還少佐の怪死、初めて明るみに出た"四人の署名"、毒矢で殺される双生児の兄。
    インド王侯の秘宝をめぐる争奪戦に介入したホームズはベーカー街遊撃隊を駆使して大活躍。

    解説 中島河太郎

  • ホームズ物の長編第2作目。1作目の「緋色の研究」がまったく売れず、この作品でホームズ人気が爆発したという事実が、この作品の魅力をよく教えていると思う。

  • 宝石にまつわる話

    この時代の差別感がわかります

  •  ある日、退屈を持て余したホームズのもとに、一人の女性が。彼女の名はメアリ・モースタン、小柄で華奢なブロンドの若い婦人。インドの連隊の士官をしていた父が、突然帰国し、宿泊するホテルから彼女を呼び寄せたものの、行ってみれば父親の姿はなく、以来行方不明のまま。その後、彼女に住所を知らせるようにとの新聞広告があり、彼女が宛名を載せると、つやの良い真珠が毎年贈られるようになったのだという。さらに「今夜7時に来るように」との手紙が届き、困った彼女はホームズに相談を……。

     自分を呼び寄せておきながら消えた父親、毎年贈られてくる高価な真珠の送り主は誰?しかも、ついにその謎の人物から会いたいとの手紙が!しかも行ってみれば、2人の人物の一人が怪死……というなんともミステリアスな展開。
     真相が犯人の口から長々語られるあたりは、ワクワクも多少収まるのだけど、時代背景や驚くようなホームズの習慣というか性癖というか……もあってかなり興味深く読めました。

  • シャーロックホームズシリーズ

  • ホームズがコカインやっていたり・・・ワトスン博士が結婚したり・・・そうだったのね。肝心のストーリーが今ひとつ頭に残っていないのでもう一度読まないと。

  • 読了。

  • 小学生の時両親に買ってもらいました。その時はただひたすら読むだけだったけど、久しぶりに引っ張り出してみたら自分の受け止め方が全く違っていて驚いた!推理小説は書かれた時代を如実に反映します。ホームズもしかり。植民地時代がなければこの作品は成立しなかったでしょう。舞台設定から登場人物まで、全てに当時を探るヒントが隠れています。ホームズと一緒に謎解きしながら、私も19世紀の人々の思考の迷路を冒険しました。

  • ある日、ホームズのもとに若い女性の依頼人が現われた。17歳の時、インドから帰国した父親が失踪して以来、毎年のように彼女のもとに贈り主不明の真珠が送られてくるという。無限の富を持つとみられる軍人の怪死からはじめて明るみに出た“四人の署名”の秘密。インド王族の秘宝をめぐる争奪戦に介入したホームズの大活躍が始まる。

  • 久しぶりに読み返しました。やっぱりホームズが好き。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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