まだらの紐 ドイル傑作集1 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2004年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (348ページ) / ISBN・EAN: 9784488101107

みんなの感想まとめ

多様な短編が収められた本書は、コナン・ドイルの作品の中でも特に興味深い側面を探求しています。戯曲やショートショートの形式で、シャーロック・ホームズの物語や関連するキャラクターが新たな視点で描かれていま...

感想・レビュー・書評

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  • コナン・ドイルはシャーロック・ホームズ物を60編書いているが本書は戯曲、ショートショートを含めた所謂外典にあたる。『マザランの宝石』の原型や『まだらの紐』の発展系になっているが正直正典ほどは面白くない。『ワトスン博士の修行法』はアッサリしているけど日常会みたいなノリで楽しかった。
    他の短編についてはイラスト付きなのが嬉しい。

  • ホームズものをドイルが戯曲にしていたとは知りませんでした。いろいろ聞いたことのある人物や事件が出てきて、ちょっとお得(?)な気分。でも、中の掌編で気になることが。ワトソンがエジンバラ大学の卒業生だというお話。ロンドン大学出だったと思うのだけど、どうなんでしょう。ホームズ研究家の方に教えを乞いたいです。
    ほかにホームズものではないミステリも収録されているけれど、なによりドイルのインタビューや作品にはならなかったプロットが載っていて、最近のサブカル系の「設定資料集」みたいなおもしろさがあります。

  • 「まだらの紐」の戯曲が収録されていて、その舞台写真なども掲載されているのが興味深い。
    「競技場バザー」「ワトスンの推理法修行」も、ドイル先生自身のホームズパロディという点で貴重。ただ・・・あれです。解説にもありますが、ドイル先生、ホームズに縛られるの、やだったんだね・・・という、お話も(笑)
    ホームズ以外の推理ものも何篇か。
    「田園の恐怖」が意表をついてるというか、真犯人の分かる場面がドラマティック。

  • 「まだらの紐」が戯曲だった……!

    BBCの現代版SHERLOCKのおかげで、俄然原作を読み直したくなった。
    まずはまだらの紐だろう!と。
    小学生の頃読んだぜ!とかって思って借りてみたら戯曲だった。
    あらら。さすがに、最初は小説で読みたかったぜ^^;

    でもこの本、番外編っぽい掌編とかほかの探偵ものとか、超率直な作者のシャーロックシリーズに対する想いとかが載っていて面白かった~!

    ホームズ&ワトスン(シャーロック&ジョン)は相棒モノの元祖ですよね……うっとり。

  • 当時のイギリス社会を多少考察する材料にもなりうることが英語の授業で分かった。

  • いわゆる「密室殺人」のはしり、と呼んで差し支えないでしょう。奇怪な舞台設定、ホームズによる論理的謎解き、そして劇的な幕切れ。短編ながらも、本格ミステリのエッセンスがギュッと詰まってます。読者の記憶に残る、印象的な作品です。

  • 小学校のころにはじめて読んだ推理モノでした。ホームズとワトスンは永遠のベストコンビです。

  • 推理小説に入りこむきっかけの本です(マジ)
    ルパンよりホームズだったわよ。
    どうかね?ワトソン君。

  • 「ドイル傑作選」に載っていた物の再録と新たに翻訳された数編の短篇で構成されるドイルの短篇集。まあ、既に「傑作選」の方で読んでいたので新訳分だけ読んだ。まあ、シャーロキアンではないので、割と楽しめた

  • インシテミルにまだらの紐が出てきたらから読んじゃった。
    やっばり紐ではなくて鞭だったのね〜(インシテミルでは武器の説明に合わせてミステリ本画紹介されるけど、出てくる武器がズレてる)
    台本形式になってて、読み合わせしたらすごく面白そうだなと思った。
    まあでも話自体はぼちぼち。
    あ、3ページの短編がなかなか面白かったな!笑

  • 裏表紙
    名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。
    鋭敏な頭脳を持った長身瘦軀の探偵が居を構えるベイカー街二二一番地Bには、今なお事件解決の依頼状が舞い込むという。
    史上最も著名な探偵を生んだコナン・ドイルは、天性のストーリーテラーとしても名を馳せる。
    その作品を精選、全五冊集成でお届けする。
    本書には、戲曲版「まだらの紐」をはじめ、〈ホームズ外伝〉ともいうべき作品を収録。

    名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。
    今なお事件解決の依頼状が舞い込む、史上最も著名な探偵を生んだコナン・ドイルは、ストーリーテラーの天稟に恵まれ、幅広いジャンルの小説を物している。
    本書には『冒険』所収の有名作「まだらの紐」を自ら脚色した戲曲をはじめ、短編集未収録のホームズ物掌編、ノンシリーズのミステリ色豊かな作品を収める。
    さらに、予備のプロットかと思われる覚え書き、ドイルの本音が吐露されているインタビューでの談話を附す。
    初演時の舞台写真、初出誌ストランドの挿絵と共に贈る、ドイル・コレクション第一集。

    王冠のダイアモンド
     ーシャーロック・ホームズとの一夜
    まだらの紐
     ーシャーロック・ホームズの冒険
    競技場バザー
    ワトスンの推理法修行
    消えた臨時列車
    時計だらけの男
    田園の恐怖
    ジェレミー伯父の家
    附録
     シャーロック・ホームズのプロット
     シャーロック・ホームズの真相

     解説 北原尚彦

  • 東京創元社のドイル・コレクション第一集。
    第一集に「王冠とダイヤモンド」、「まだらの紐」の2つの戯曲を冒頭に持ってくるあたり、かなりの冒険だが、試みとしては成功していない。これを純粋に愉しめるのは恐らく生粋のシャーロッキアンだけではなかろうか。
    戯曲はやはり芝居で観るから愉しいのであって、これをシナリオで読んで愉しめるのは彼らか好事家しかいないだろう。実はこの本を購入するのをずっと躊躇っていたのがこの戯曲が原因だった。

    購入の動機となったのはコレクション第二集に収められた未読短編に触発されたからで本書も短編集未収録作品である「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「ジェレミー伯父の家」、「田園の恐怖」を読むために他ならない。

    さて前2作についてはどちらも10ページ足らずの掌編でそれぞれホームズがワトスンの考えていることをその仕草で推理するもの、逆にワトスンがホームズの仕草から推理するものと対を成した話になっており、後者が結局ワトスンの推理全てが外れていたという結末になるのが心憎い。
    「田園の恐怖」はこの中でももっとも纏まった作品。田舎の村に突如現れた殺人鬼の正体は実は信頼の厚い司祭だったという真相は当時としてはセンセーショナルだったに違いない。正体が暴かれる演出の仕方といい、当時としては傑作の部類になったのだと推測される。
    「ジェレミー伯父の家」はインド出身の美人家庭教師が実は蛮族の姫で、殺人衝動を内に秘めた荒ぶる妃だったという話。ちょっと強引な結末に呆気に取られた。題名はもうちょっと捻った方がいいのでは。

    既読の「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」はほとんど内容を忘れており、新鮮な気持ちで読めた。
    前者は二人の男を乗せた臨時列車が目的地に着く前に消失するというもので、その事件が当時世間を騒がせていたフランス政府の醜聞に大きく関わっていたという構成は現在でも十分読むに値する設定だし、島田荘司氏の原点を見たような気がした。
    後者は列車に駆け込み乗車をしたカップルと隣にいた男が途中で消失し、残っていたのは見知らぬ男の死体だったという事件の背景に隠れた人間模様を描いた作品。ホームズ物の長編に見られる事件解決後の事件に至る経緯を語る中篇のような話でドイルお得意のパターン。

    こうして読むと第二集でもそうだが、ドイルは事件の故人や真犯人の手記で語らせるパターンが非常に多い。短編はほとんどがこの趣向である。量産作家であったが故のワンパターンに陥っていたのかもしれない。

    ともあれ、コレクション中最も魅力のなかった第一集がこれで読了したので今後はまだ見ぬ傑作に巡り合う事を大いに期待したい。

  • 読了。

  • 『王冠のダイヤモンド シャーロック・ホームズとの一夜』
    『マザリンの宝冠』の戯曲化。モラン大佐登場。

    『まだらの紐 シャーロック・ホームズの冒険』
    『まだらの紐』の戯曲。

    『競技場バザール』
    ワトスンが母校の競技場の為に行うバザール。

    『ワトスンの推理法修業』
    ホームズの行動を推理するワトスン。

    『消えた臨時列車』
    ルイ・カタラルと名乗る人物が仕立てた臨時特急。同行を望むホレス・ムーア氏の頼みを断り出発するも消えた臨時特急。発見された機関士ジョン・スレーターの遺体。事件後にアメリカから送られた車掌マクファースンの手紙の謎。

    『時計だらけの男』
    ユーストン駅で乗り込んだ3人の乗客。ラグビー駅に到着した汽車の中から消えた乗客と見知らぬ男の遺体。ポケットの6つの時計の秘密。スパロー・マッコイという男に堕落させられたエドワードという青年の物語。

    『田園の恐怖』
    会社が倒産し補償金が入るまで田舎に引っ込んだ主人公。村役場で殺害されたマウルという名の男。容疑をかけられた行商人チェルリーニ。殺害された郵便局長フレックラー。友人フェアファーゲンの家で目撃した吸血鬼とその直前犯人に襲われたビショップ夫人。

    『ジェレミー伯父の家』
    友人ジョン・サーストンからの招きでジェレミー叔父の家にやってきたローレンス。ジェレミー伯父の家の人間関係。インド生まれの美人家庭教師ウォンレンダー。彼女の教え子だったエセル。ウォンレンダーと秘書であるコパーソンの関係の変化。

     2011年3月23日読了

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2023年 『コナン・ドイル① ボヘミアの醜聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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