ギリシア棺の謎 (創元推理文庫 104-8)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 312
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488104085

感想・レビュー・書評

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  • 4

  • 私有墓地にて眠るその老人の死には何一つ怪しい点はなかった。
    棺を再び開くまでは。
    優秀な頭脳を持つ殺人犯人は真相を騙り、若かりし日のエラリーはまんまと手玉に取られる。
    嘘と嘘と嘘を論理により破壊した先に待つ揺るぎない真実。
    そして彼は探偵として開花する。

    誉れ高きエラリー・クイーンの国名シリーズ4作目。

  • 【ネタバレ?】
    リード文の「エラリーは一度、二度、三度までも犯人に裏を掻かれて苦渋を嘗めるがー」ってあたりから、なんかすごい天才的な犯人を想像してたら、実は行き当たりばったり偶然頼りの犯人で、なんだそりゃな感じ…そもそも犯人の意外性の拠り所が偶然から生まれるのはフェアなんですかね…

  • 「国名シリーズ」第四作。作家エラリー・クイーンが専業作家になり第一作目の作品。
    探偵エラリー・クイーンが、大学を卒業してまもない頃、携わった事件である。二転三点する事件に翻弄される彼の姿はまだ幼く微笑ましい。しかし、やはり彼は彼であり、持ち前の灰色の脳みそがアリアドネの糸を辿り解決へ導く。
    なぜ彼は、終盤まで閉口し推理を語らないのか、その理由が本作で明かされるので、ぜひ注目してもらいたい。
    ミステリである以上、問題なのはトリックだが、そこは申し分ない。読後、いかに先入観が危なかっしいものなのか思い知らされる。それを、あくまでフェアにやってのけてしまうのだから恐れ入る。
    作家エラリー・クイーンの遊び心はトリックだけに留まらない。あえて、はぐらかすが頭の隅に留めておいて欲しいものだ。

  • 2014年9月16日(火)、読了。

  • これも中学時代に読んだのだけど、最後にどんでん返しがあったなあくらいの記憶だったので、ほぼ初読みたいなもの。
    さすが名作の誉れ高いだけあって、読みごたえは抜群。
    とくに解決編での、あのもう異常に細かな論理は、クイーン好きにはたまらない。あそこに出てきたアレがあそこにつながるとはねえ。
    ただ、二番目の殺人についてはよくわからないところがあった。「オランダ靴」と同じ謎がそこにはあるんじゃないか?

    ま、よかよか。ともあれクイーン最高!なのである。

  • 既読の国名シリーズの中でも一番好きかも!二転三転する展開にドキドキ。派手さはなくてもじっくりと論理を積み上げるクイーンならではの作品。新訳だともっといいなぁ~

  • 挑戦謎解き小説☆見破ったり(^O^)/と思ったんだけどなぁ…。ここまで騙されるとぐうの音も出ないな…(^_^;)完敗です(笑)頭いーなぁ。解答編の途中で『なにーー!?』ってなった(笑)頭痛くなりました本当に。章の題名の頭文字を拾うとタイトルと筆者名が出るという憎い演出がΣ(゜□゜;)面白かったぁ。名作だなぁ。

  • 偉そうなエラリイにはかなりイラッとしたけど、ラストの二転三転は衝撃的だった。しかし「すてきだ」を連発するおっさんとか嫌だよクイーン警視。

  • エラリー・クイーン・シリーズ

    盲目の老富豪ハルキスの死。死後の遺言書盗難事件に首を突っ込んだエラリーの提案により掘り返されたハルキスの遺体。棺の中に隠された第2の死体。被害者は5年間服役していた前科者アルバート・グリムショー。グリムショーとハルキスの関係。ヴィクトリア美術館から盗まれたダ・ヴィンチの名画の行方。死の直前に密会したハルキス、グリムショー、ノックスの秘密。自殺したと思われたハルキスの義理の息子ギルバート・スローン。閉まっていたドアの謎。グリムショーを訪れた5人の人間の秘密。

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著者プロフィール

フレデリック・ダネイ(1905-1982)、マンフレッド・ベニントン・リー(1905-1971)のいとこ同士のユニットのペンネーム。クイーン名義の処女作『ローマ帽子の謎』(1929年)以来本格探偵小説の旗手として多くの作品を発表。本作は「エラリー・クイーン・ジュニア」名義で発表された、少年探偵が主人公のシリーズ。

「2017年 『見習い探偵ジュナの冒険 黒い犬と逃げた銀行強盗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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