アクロイド殺害事件 新版 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2004年3月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (426ページ) / ISBN・EAN: 9784488105433

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー沼、最初の扉。

  • 有名海外古典作品!評判がいいからいつかチャレンジしなければと思いつつ、カタカナ人名が苦手で避けてきた私。
    今回読んでみてカタカナ人名はギリギリいけた!名前のあとに、「大尉」とか「少佐」とか「夫人」とかついてると大体誰かわかるからそれが助かった(笑)

    謎のカボチャぶん投げオジサンがポワロだって分かった時めちゃくちゃ笑ったwwwポワロってそんなヤバいやつだったのぉー?!ってなって面白かった(笑)

    肝心の事件の真相については、うーーーーん、私には合わなかったかな...。。翻訳ならではの独特な文体に馴染めなかった感もあるし、私の理解力のなさもあったかもしれない。。頭の良い人なら楽しめるのかもしれない〜〜。残念。

    もっと新しめの海外ミステリーやクリスティの他の作品も何作か試してみた方がいいのかもしれない!
    最後まで読みきれない無理!というほどではなかったから、とりあえず今回はそれが収穫ということで良しとしよう。

  • 友人から『叙述トリックの先がけ』という情報を聞いていたので、少し身構えて読んでしまった。だからか終盤に手記の存在が明かされたときに、構造がわかってしまったけれど、十分に楽しめた。
    当時は賛否を呼んだと言う作品だけれど、この作品のお陰で小説の可能性が大きく広がったのは間違いないように思う。
    この類のトリックの大本を作り上げたアガサクリスティは本当に天才だと思う。

  • 登場人物たちの秘密がどんどん明かされていくところが面白かった。途中、犯人の予想がついたが、それでも読みすすめてしまう。
    読み終わってすぐに、最初から読みなおしたくなった。

  • 登場人物が秘密を持って、容疑者として登場するので、最初は少し退屈に思って読んでましたが、後半でバンバン伏線回収されていくのがとても面白かったです!
    犯人はすぐわかってしまうけど、最初にこの手法を考えたとなると、当時の読者の衝撃はすごかっただろうなぁと羨ましく思います!!

  • 頭が良い人が考えた秘めごとでも事実を拾っていけば解明できる、ということか。お姉さん噂ずきだが、いいキャラ。好きだけど、彼女の出てくる続編は読みたくないかも。そのままの明るいキャラならいいけど・・・
    また読み返したしたときすぐに思い出しそう

  • アガサクリスティ作品いくつか読んできましたが、1番好きな作品になりました。

    結末の意外性、結末に至るまでの伏線の数々、登場人物全員の設定がしっかり作りこまれている、物語の完成度が高い作品だと思いました。
    ネタバレを読んだ後だと、面白さが半減してしまうので、前情報なしの真っさらな状態で読む事を強く強くおすすめします。


  • シェパード医師の姉・カロラインのような自由で詮索好きなオールドミスがこの作品の中心にいることを面白く読んだ。こういう一癖あり、魅力ある厄介な中年が活躍するミステリを読みたい。

    メモ:P9の作者の言葉より
    「この作品が「アリバイ」という題で芝居に脚色されたとき、詮索好きな、気の強い、中年のわがカロラインは、一朝にして消え失せ、魅力に富んだ、美貌の、しかしながらまるっきり個性をもたぬ若い娘さんに変えられてしまった。作者として、これほどつらいことはなかったといっていい」

  • あまりにも有名な作品すぎて、以前にどこかでネタバレをくらい、トリックも犯人も知ってしまって、「読むのはいいか」と積んでいた作品。
    でも、他のクリスティー作品を読み進めていく中で、「トリックや犯人が分かっていたとしても面白く読めるのでは?」と思ったので、ついに読んだ。

    実際、ネタを割られた状態で読んでも面白かった!
    なるほどこれは伏線ね……
    はーん、ここで……
    でもこれは……?
    などなど自問自答しながら読了。

    この作品がポワロの長編3作目で、この時点でフェアかアンフェアかの論争が起こるほど有名な作家に既になっていたのもすごいし、実際論争になったのもわかるし、でもネタを割られて読んだらフェアだよと思うし……。すごいな。面白かったな。

    でも、できることならネタバレ回避して読みたかった!
    真っ白な気持ちで驚きたかった!

    有名作品は積まずにサッサと読むことが自分のためだな~。

  • 初めて読んだ、アガサクリスティーの作品でした。
    登場人物が多く難しい印象ですが、
    本当に面白くてのめり込み、その日に読み終わりました。
    この小説以前に読んだミステリーでは考えられない結末に、本当に驚いたことを覚えています。
    おすすめです!!

  • ミステリの古典的名作、半分お勉強のつもりで読んだ。犯人に関しては、誰か知っていたので、作者の罠の張り方や、フェアな記述がされているか等に気をつけた。

    面白くは読めたが、登場人物の魅力にいまいちかけるところがある。個人的には、カロラインは好きだが・・・。
    あと、いくらなんでも、犯人は、ボワロに疑われてるのが、かなり早い段階で分かるでしょう。
    だとすれば、ポワロとの接し方があまりに間抜けではないでしょうか。

    最近歳のせいか、翻訳小説は登場人物の名前がすっきり頭に入らず読むのに苦労する。この作品ですらそうなので、もうロシア文学の大作は読めないかな。寂しい。

  • 「アクロイド殺害事件」
    The murder of Roger Ackroid 1926
    小学生時代、友人に薦められて読んで驚愕した。
    「語り手=犯人」のトリックに初めて遭遇したからだ。
    今ではあまりに汎用化してしまったが、最初にこのトリックを知った時の衝撃は計り知れない。
    ポアロと一緒に行動して事件の記録を取っていた、いわば治外法権の場所にいた「ワトソン君」を犯人と断定したのだから。

    これは「信頼できない語り手」を逆手に取ったトリックだと言える。
    エドガー•アラン•ポーの一人称の作品はほとんどがこの「信頼出来ない語り手」による語りの物語だ。
    クリスティは無意識の内に、いや意識的に、ポーの作品の構造を推理小説のトリックとして、応用したとも言える。
    だから、ポーの延長線上に位置付けられる。

    ヴァン•ダインはこの「倒叙もの」を推理小説から排除するよう提案している。
    一方、ドロシー•セイヤーズやエラリー•クイーンは「フェアプレイ」として支持した。
    批評家の小林秀雄は「読者に詐欺を働いている手記を書く理由もわからない。出鱈目も極まっている。探偵小説の堕落」だと批判している。
    彼の批評のポイントよりも、彼が推理小説を読んでいた、ということの方が興味深い。
    横溝正史は「面白ければ良いではないか」と言う見解を示した。
    横溝の評価が、現在一般化したと言えるだろう。

    この作品を発表して、クリスティは失踪する。
    それはまた別のミステリーを生み出す。

  • 村の名士であるアクロイド氏が刺殺される。少し前にはアクロイドと親密だったフェラーズ夫人が睡眠薬の飲み過ぎで死んでいる。村の医師であるシェパードは、この事件の概要を克明に記録していく。
    クリスティの代表作で、だいぶ前に読んでいた作品なのですが、アクロイド家の怪しい人々や、遺産をめぐるドロドロの人間模様が描かれ、再読ながらわくわくして読むことができました。
    容疑者たちの一つ一つの言葉で、事件の概要がガラリとと様相を変える。嘘と真実の見極めなど本当にエルキュールポワロは名探偵としか言いようがありません。
    2025年3月9日読了

  • ・ご存じ古典中の古典推理小説作家アガサ・クリスティ女史が2020年でデビュー100周年でした。その為、本作を含めて近年新訳版/新装版が続々発刊&書店でフェアが行われたりしているので久しぶりにGet。推理小説ファンの人に、知っている小説名挙げて?と問うと、「ABC殺人事件」「オリエント急行の殺人」等と合わせて必ず挙がるだろう初期(20代)の代表作です
    ・アガサ・クリスティ女史は、1920年にデビューし、1976年に85歳で亡くなられています。長編60余り、短編を含めると計100余りと非常に多くの作品を発表しており、80歳を過ぎて発表した作品もあることから、まさに生涯に渡って書き続けた方です(えいやで平均しても1~2作/年)
    ・ほぼ一世紀前でありながら、今読んでも普通に面白い作品です。他作品を含めて、息が長くTVドラマや映画(最近だと2023年に新作「名探偵ポアロ ベネツィアの亡霊」が公開、原作は全然名前違うけど”ハロウィーン・パーティ”&今読んでる)も放映されており、不世出の作家かなと思います

  • これをインチキという人がいるらしい。私はそうは思わない。

  •  シェパード医師の視点で、事件の真相に迫っていく。中盤あたりで探偵のポアロが登場してフェラーズ夫人が自殺ではなく他殺であったと推定する。そして終盤になり、ポアロは真犯人が本作の語りであるシェパード医師であったと言い当てた。つまり本作は真犯人の視点で話が進むという奇異な構成となっている。

  • そうか、アガサクリスティといえばポワロだった!
    そうと気がつかず読み進めて、ポワロが登場したシーンで驚くと同時に、昔祖母がテレビでポワロを見ていて、それを一緒に眺めていたのを思い出した。
    「どんでん返し」と紹介されているのを見て読んだためか、途中でなんとなく犯人が分かっていたが、それでもポワロが一気に謎を解いていく終盤はおもしろい。
    ただ、テレビで見ていたあのポワロが自殺を仄めかすことに心底驚いてしまった。
    冒頭の作者の言葉は、昨今の実写化における問題を彷彿とさせ、時代も国も違えど同じことがあったのかと少し驚いた。
    たしかに私も、噂好きだけれど優しさも持ち合わせたカロラインが好きなので、作者の怒りも分かる気がする。

  • 発表当時としては画期的なトリックを用いて賛否両論の論争を巻き起こした古典的名作。今では、情報が溢れて初読の前に犯人を知ってしまっている人も多いかもしれないけれど、それならそれで殺人を犯してしまった者の手記と割り切って心理的背景を想像したり伏線などを探しながら読むのもまた楽しい。 創元推理文庫版は半世紀以上前の翻訳のようだけれどそこまで古臭さや読みにくさは感じない。むしろハヤカワの新訳版よりも気が利いた感心するような表現がなされているところもあります。古典はいろいろな訳を読み比べてみるのも一興です。

  • 村の名士アクロイドが刺殺され、その謎をおなじみポワロが解く。
    今更の初見です。なんか急に読みたくなったもので。
    ここでトリックがうんぬん言うのも野暮でしょうね。よくあるどうのこうのとか。こっちが始祖なわけですからね。そりゃ今はこれを基にしてより洗練されて・・・とかもあるけどそっちを基準にしちゃうとそれはそれで違う。
    そしてそれでいて今なお色あせない感じはさすがの一言でした。

    ところで、トリックの一つとして「録音機」がでてくるんですが、それを入れる黒い鞄をもった人物が・・って、この当時の録音機ってどれくらいの大きさだったんだろう?

  • 終わり方はあらかじめ知っていましたが、それでも驚いた。
    いやぁー、恐ろしや…
    でも今回もよくよくちゃんと考えれば見破れそうなトリックだったのになぁー、悔しい。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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