007/ムーンレイカー (創元推理文庫 138-2)

  • 東京創元社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488138028

感想・レビュー・書評

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  • ジェームズ・ボンドシリーズ3作目。
    賭博でいかさましているであろう男に一泡吹かせて欲しいという依頼から始まる。
    2つの顔を持つ男ドラックスは信じるに値する人間なのか。
    ロケットに関する専門的な知識がたくさん出てくるので好きな人にはたまらないかも。
    今回はヒロインとのロマンスはあまりない。
    文章は私には読みにくかった。
    この時代の男の浪漫は賭博に女に酒に武器ってところですかね。

  • 「ジェームズ・ボンド」シリーズ第3作▲超大型原爆ロケットの製作が進行するムーンレイカー基地で、保安係が謎の死をとげた。後任として派遣されたボンドが発見した秘密とは▼大戦後10年で英国版V2ロケットといった趣き、これICBM以前ですよ。MI6なのに舞台がロンドンとドーバーという国内のみとスパイ活動以外の日常を描いた作品ですが、プロットが良く面白い!紳士クラブでの食事やギャンブルシーンはグッときます。カーチェイスも迫力満点、地に足の着いた奮闘ぶりに素晴らしいスリラーを見た感じ。ヒロインも良かった(1955年)

  • イアン・フレミングの007/ムーンレイカーを読みました。
    コントラクトブリッジが登場する小説ということで読んでみました。

    序盤でジェームスボンドがブリッジのクラブに潜入し、いかさまをしている敵役を相手に、いかさまのハンドで逆襲するというストーリーになっていました。
    コントラクトブリッジを題材にする小説は多いですが、いかさまのハンドを載せている小説は少ないので面白いと思いました。

    007シリーズということで全体のストーリーは荒っぽく感じました。ちゃんとボンドガールも登場しているんですね。

  • 再読

  • 記録。

  • Moonraker(1955)

    お洒落な小説だ。ボンドが食事をするときは、料理の詳細が描かれるし、出てくる車についても詳しく記されている。1953年マークⅣ型のオープンの大型、ドラックスのメルセデスを追うベントレー。もちろん、嗜むお酒はドライ・マティーニ。クラブでプレイするのはブリッジ。とにかく、この小説は出てくる品物がすべて洒落ている。「ボンドは車に乗った」などという表現はせず、「ベントレーを転がす」などのように表現される。
    肝心のストーリーについては、話があまりにご都合主義的で正直ボンドはそんなに頑張ってないが、そこは目をつぶってやる方がいい。むしろ、出てくる料理や車、拳銃などの細かな描写を楽しもう。

  • ボンド小説二冊目。長編の中ではこれが一番いいという評価を読んで購入。すごく面白かった〜。

    映画と全然違う。
    今の映画の007だったらCGとかワイヤーアクションとかリアリティがなくて全然どきどきしないし、昔のは味はあるけれど大きなパソコンとか笑ってしまうし、やっぱり小説で想像するのがいいかも。

    しかも、ボンドは映画よりも、ずっと人間的。失敗するし、優柔不断だし、楽観的だし。心の揺れが面白い。

    小説は読んだことがないという人は、ぜひ読んでほしいな〜。

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