黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)

制作 : 池 央耿 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 984
レビュー : 122
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488167011

感想・レビュー・書評

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  • アシモフを読むのは初めて。物凄い昔の人と思っていた。何故だろう。
    兎も角、大昔のSFの人と思っていて、読んだことが無かった。

    化学者、弁護士、暗号専門家、画家、数学者、作家が定例の女性禁制の晩餐会。ゲストが齎す謎に侃々諤々。文学や聖書や諸々に博覧強記ぶりを発揮するが、最後に給仕のヘンリーがおずおずと真実を言い当てる。

    ミステリーは吃驚するような凝ったものではないけれど、6人の悪口、罵詈たっぷりの会話が面白い。6人がヘンリーの推理力を尊敬しているのと、自分の立場をわきまえているヘンリーの奥床しさが良い。
    罵り合いながら、つるんでるオジサン達が面白くて、飽きずに読み切った。

    まだ、シリーズは続くらしい。さて、どうしようかな。

  • 2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1075.html
     
    2011/2/19 予約 3/3 借りる。 3/9 読み始める。 3/18 読み終わる。

    マイミクのげんさんのところで見つけた本です。
    シリーズ1〜5のうち4,5はすぐ貸し出しできる状態だったけれど、
    シリーズもので 「おなじみの探偵」が出てくるということなので、少し待って 1から読むことにした。
    1巻から読んだのは正解です! 登場人物に親しめば、これからずっと深く楽しめますもの。

    中身は、面白くて途中でやめられません。
    この話は1970年代なのに、ついシャーロック・ホームズ時代?の古い人たち!かと 錯覚することがあります。
    彼らのこだわりの推理の展開が、とても興味があり、シンプルに解決されると、にんまりします。
     半分ぐらい推理が当たった時は うれしい〜。
    次作も読みます!

  • ミステリ。短編集。安楽椅子探偵。ヘンリー。シリーズ1作目。
    これぞ王道。想像力を働かせた推理を楽しむだけ。
    シリーズものの最初の作品として「会心の笑い」は必読。
    「贋物(Phony)のPh」「明白な要素」「死角」も好き。

  • ◆ お風呂でミステリ ◆ 第八回

    ・・・ 第八回 「黒後家蜘蛛の会」 ・・・

    完全に、クリスティーの“ミス・マープル”のパクリ(オマージュ?)である、才人、アイザック・アシモフの安楽椅子探偵もののシリーズです。
    六人の男が毎月一回集まって食事と知的な会話を楽しむ……。
    毎回ホスト役が、ゲストを連れてきていいことになってるのですが、どういうわけか話がいま困っている謎、になっていく……。
    さんざんみんなであれこれつつき回したあげく、最後に給仕のヘンリーが快刀乱麻を断つごとく解答をだす、というスタイルで、掛け合い漫才みたいな男たちの会話と、あっと驚く解答が楽しい歯ごたえのある短編ミステリー集です。
    全部で五冊あります。

    2017年07月25日

  • 1つの話が短く、それでいて、読みやすいテンポで書かれている。
    初心者の方にお勧め

  • SFの名手アイザック・アシモフにしてはちょっぴり珍しい、純粋なミステリーの連作短編集。文庫の初版が発行されたのは1976年。40年以上にわたって版を重ねているのですから凄いです。

    この本で何がいちばん面白いかといえば、まえがき。著者は読者からわりと気安い手紙を受け取るらしく、「二流のSF作家のくせに」のような失礼きわまりない手紙もあるのだということを実にユーモラスに書いています。巷にあふれる、超常現象に解決の鍵を委ねるミステリーに辟易していた著者は、科学とは無縁のミステリーを書きたいと思い、折良く持ち込まれたのが『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』(略してEQMM)への短編執筆のお話。実在した女人禁制クラブ「戸立て蜘蛛の会」にヒントを得て、本作ができあがりました。そこに至るまでを描いたまえがきの楽しいことといったら。

    本作の「黒後家蜘蛛の会」は、要は妻の交友関係にうんざりしている夫たちが、妻抜きで集まって食事しながらうだうだしゃべる会。ホストは持ち回りで、誰かひとりゲストを連れてくることになっています。毎回ゲストが謎解きのネタを提供するのが常となり、みんながああでもないこうでもないと好き勝手に推理。そして最後に謎を解き明かしてみせるのは必ず老ウエイターのヘンリーです。渋すぎる。

    まえがきの面白さもさることながら、各話のあとがきがまた楽しい。EQMMに掲載されたときとは別タイトルになっていることも多く、そのタイトル変更についての著者の話というのかぼやきにニヤリ。長く読み継がれているのも納得の本です。

  • SFのイメージの強い作者だし、タイトルも何だかよく分からないけどミステリーとあるので読んでみたら、すごく面白かったです。
    月一度開かれる会に参加するのはメンバー6人とホスト役が連れて来る一人のゲスト、給仕が一人。雑談と提供された謎に対する推理、そして控え目に口を挟む給仕のヘンリーによって解決されるというパターンが続くのですが、読んでいて飽きるということはありません。
    ただ謎解きよりも人物達の個性や会話、会の雰囲気を楽しむ方がいいかもしれません。初めは名前が覚えられないし、名前と愛称が一致しませんでしたが、慣れてくると愛すべき人達に思えますよ。

  • これは面白い。魅力的なキャラクター、彼らが繰り広げる洒脱な会話、テンポ良く進んでいくストーリー。所謂安楽椅子モノだが敷居が高くなく、私のようなミステリ初心者でも安心して入り込んでゆける。
    そして翻訳(池央耿 訳)が超絶素晴らしい!!

  • ミステリー+知的遊戯!好きです。

  • 最近のミステリは酒に浸した上にたっぷりと麻薬を注ぎ込み、セックスで味付けをしてサディズムで焼き上げてある。一方私の理想とするところはエルキュール・ポワロと彼の小さな灰色の脳細胞なのだ。

    私は私なりにひねりのきいた話を書きたいと思ったのだが、すでにアガサ・クリスティが事実上考えられる限りのトリックをすべて、使い果たしてしまっていたからである。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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