黒後家蜘蛛の会〈5〉 (創元推理文庫)

制作 : Isaac Asimov  池 央耿 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 345
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488167080

作品紹介・あらすじ

アシモフ自身がでくわした奇怪な人間消失事件を元にした「待てど暮らせど」や、カーに挑戦せんと意気込んで書かれたシリーズ初登場の密室もの「秘伝」など、ご存じブラック・ウィドワーズの面々の侃侃諤諤、喧喧囂囂、甲論乙駁の推理合戦と、名給士ヘンリーの快刀乱麻を断つ解決ぶりが鮮やかな好評連作ミステリ、第5弾登場。

感想・レビュー・書評

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  • 謎を抱えて、ミラノレストランを訪れたくなる。いつでもヘンリーとじいちゃんたちがそこにいるようで。
    ラストの一作が密室ものというのが何とも。
    好みは『水上の夕映え』

  • 黒後家蜘蛛の会〈5〉 (創元推理文庫)

  • アシモフさんのあとがきでは、まだ続けるつもりだったみたいですが、今となってはもうここまで、ですかね?終わってしまうとなんだか寂しい、読み終わった直後はそんな感じでしたね。
    この巻はいいなあと思う話とあまりにもアメリカが前面に出て分かりにくい話があったかなあ。
    自分は貧しい少年と裕福な老人の本を通じた話「三重の悪魔」、思い出の全集との再会にまつわる「水上の夕映え」、レシピをめぐる密室もの「秘伝」がよかったです。これらの話は全巻通じても印象に残る話、最後にいいもの読んだなあって感じですね。

  • アシモフの後書きでは「まだまだ書き続ける」とありますが、5巻でとりあえずは落ち着いた感じなのかしらん。
    でも、全5巻とは書いてないしなぁ。

    解説の有栖川有栖氏も書かれてますが、一編一編に付くアシモフの後書きが非常に面白い。
    何に掲載されていたか、没になった、ネタの出所は、と、ほんの1ページ(場合によっては一行)なのに読み応えがあるのです。

    メンバの会話から、断片的に歴史も見られるところが、興味ある人には興味があるのではないかなと思ったりなんだり。
    残念ながらわたしは興味がない。

  • とうとう最終巻。最後にするつもりはないって著者は書いてますが、邦訳はここまで?
    地名や西洋の頓智が絡むと途端にわからなくなってしまう日本人としては、いまいちなものもあるシリーズでしたが、楽しめるお話もたくさんありました。
    何よりやっぱり給仕のヘンリーですよね!
    お食事も美味しそうなので、たまに聞きなれないのがあると「どんなんだろう??」と気になりました。

    解説 / 有栖川 有栖
    カバーイラスト / 桶本 康文
    カバーデザイン / 矢島 高光
    原題 / "PUZZLES OF THE BLACK WIDOWERS"(1990)

  • 黒後家蜘蛛の会の第五作、まとまった形での翻訳はこれが最後。

    1972年から長い間をかけて書かれていたシリーズなので、
    だんだん最近の作品になってきて、
    自分が実際に知っている事件(イランアメリカ大使館人質事件など)が織り込まれているのは
    不思議な気持ちになる。
    自分が幼いと若いの間ぐらいの年頃に著者のSFを読み、
    古いとは言わないが、大御所だと思っていることと、
    そんな自分も「初老」を過ぎたこともあると思うが。

    貧しい少年がお金持ちの書斎から価値ある1冊を遺産としてもらう話「三重の悪魔」、
    手紙の中身だけから、差出人の住む町を推理する「水上の夕映え」
    この会には珍しくブルーカラー、鉛管工のゲストが、
    奥さんの大切なブルーベリー・マフィンのレシピが盗まれた話をする「秘伝」が面白かったかな。

    そして、お約束だが、ブルーベリー・マフィンがむしょうに食べたい。

  • ザ・様式美!? このシリーズも第5弾、ついに最終作になってしまった。本人は、命あるかぎり書き続けると高らかに宣言していただけに名残惜しい。

    ルービンの不機嫌に始まり、ゴンザロが出すきっかけに応じてヘンリーが鮮やかに、だが控えめに謎解きをするという黄金のワンパターンがここにきて完全に定着した印象。形式が決まった分、読み手も(ブラックウィドワーズのメンバーになった気分で)いっそう集中して謎解きに「参加」できるようになった。

    なお、毎回密かに楽しみにしていた訳者あとがきが、この巻にかぎって有栖川有栖氏による解説に変わってしまったことだけが唯一、個人的には残念。

  • この巻は特にアメリカ人でなければ分からなそうなネタと、すぐ分ってしまうような話が多かった。

  • 目次
     まえがき
    1 同音異義
    2 目の付けどころ
    3 幸運のお守り
    4 三重の悪魔
    5 水上の夕映え
    6 待てど暮らせど
    7 ひったくり
    8 静かな場所
    9 四葉のクローバー
    10 封筒
    11 アリバイ
    12 秘伝

    解説 有栖川有栖

  • あぁ、ついに読み終わってしまった。ほんとに残念だ。ずっと読んでいたい本だなぁ。リアルタイムで読めた人たちは毎回楽しみにしていたことだろう。さすが名作。つーか、今までなぜ敬遠していたのか。タイトルと巻数で引いていただけなのだ。面白かった。またいつか読もう。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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