Xに対する逮捕状 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M マ 8-4)

著者 : フィリップ・マクドナルド 真野明裕

• 東京創元社 (2009年12月10日発売)

感想・レビュー・書評

[クークーさんの感想 · 2020年12月5日]

アメリカ人劇作家ギャレットがロンドンの喫茶店で耳にした会話から犯罪の匂いを感じた。会話の主を尾行するも失敗。彼の取り留めもない話に、警察はもとより誰も相手にしてくれない。そんな中、アントニイゲスリンが乗り出して事件は思いがけない方向へ動き出す。喫茶店で耳にした会話という意外な発端から、起きた事件ではなく今後起きるかもしれない事件を未然に防ぐべくゲスリンの論理的推理、そして犯人を追い詰めていくスリリングな展開、間が少し間延びするのだが、面白い設定にかなりアグレッシブに挑んだフィリップマクドナルドの代表作。

[hmurogaさんの感想 · 2010年1月1日]

2010/01/01読了

[kiyosiさんの感想 · 2009年12月19日]

アンソニイ・ゲスリン・シリーズ

ロンドンの喫茶店で犯罪をおこなうような会話を聞いたアメリカ人作家・シェルダン・ギャレット。不審に思いスコットランド・ヤードに相談に行くが相手にされず友人の紹介でゲスリンと捜査を開始する。消えた子守りの女性。ゲスリン宅に向かう途中襲われたギャレット。エイヴィスを囮にした強請り犯の逮捕。報復されるエイヴィス。ゲスリンが突き止めた誘拐事件。

　２００９年１２月１９日購入

　２０１０年２月２２日読了