- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488199074
作品紹介・あらすじ
トレッキング中の女性が偶然見つけたのは、山中に埋められた六人の遺体。ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕が。早速トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。トルケルは迷った挙げ句、有能だがトラブルメーカーのセバスチャンにも声をかける。家に居座ってしまったストーカー女にうんざりしていたセバスチャンは、渡りに舟とばかりに発見現場に同行する。史上最強の迷惑男セバスチャン再び。
感想・レビュー・書評
-
捜査官達の問題重視で、事件そのものがおざなりなような…下巻へ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「犯罪心理捜査官セバスチャン」のシリーズ3作目。
難事件よりも、捜査班のメンバーそれぞれの事情がもう大変?
山中で6人の白骨が発見される。
国家刑事警察の捜査班にいさんで加わるセバスチャン。本来は仕事熱心ではないけど、事情があったのです。
口が悪く協調性に欠け、女たらしで、事件の関係者の女性にも手を出してしまう迷惑男。
無能ではないんですけどね。
女たらしが依存症レベルなのには、悲しい理由もあるのです。
一方、アフガニスタンからの移民一家で主が行方不明となり、不名誉な逃亡とみなされていました。
妻のシベカは夫を信じ、あらゆる手立てを講じようとしますが、イスラム教徒なので、女性が表に出ることを止められてしまいます。
こちら側の話はしっとりと丁寧に描かれるため、こういう面があったのかと意外に思うほど。
いえ、セバスチャンと作家は別人ですから~(笑)
どう絡んでくるのかは後半のお楽しみ☆ -
犯罪心理捜査官セバスチャン・ベリマンシリーズ、その3。
山中で謎の白骨死体が6体…
な〜んて話はあらすじを参照してもらうことにして、セバスチャンのヴァニヤに対する執着がますますヒートアップ。
どうしようもなく孤独にも、救いようのない身勝手にも、滑稽なほど愛情に飢えているようにも見えて、まったく油断ならない主人公!
殺人捜査特別班の面々も、人生の悩みの見本市のよう。
シリーズを読み進むにつれて、どのメンバーの人間くささもどんどんむき出しになってきて、興味深くなってきた。 -
待ちに待った第三弾。主人公の相変わらずの性格の悪さにあ~こういう奴だったよなあと、思い出しながら読みました。事件は難民問題が絡んでたり、娘がFBI研修に立候補してたり、養父の逮捕とか、いろいろ面白く、下巻も楽しみ。北欧ものも随分読んだけど、いまだ人名がなかなか覚えられない。これは歳のせいか。ヨーロッパは人種がたくさんだから、名前もいろいろで、わかる人は、北欧系とか中近東とか名前だけでわかるんだろうなあ。
この小説はぜひ、最初の犯罪心理捜査官セバスチャンから読む事をお勧めします。 -
後半から動き出した セバスチャン普通になったな
-
犯罪心理捜査官セバスチャンの第三弾。
前作よりさらに悪い。
殺人事件よりも捜査班の私生活にバランスが傾いている。
セバスチャンにいたっては、
娘のことにかまけて、
事件解決の役に全く立っていないような気がする。
殺人捜査特別班は、
山中から発見された六体の白骨死体の事件を追い、
一方、移民後に失踪した夫を探す妻子が登場し、
TV番組の力を借りて夫を探そうとする。
(下巻へ) -
再読
-
人物描写が書き込まれていて入り込んじゃうなぁ?。楽しいわ、このシリーズ。娘が自宅を訪ねて来た場面でのセバスチャンの鬼畜っぷりが酷いね(笑。下巻へ!