貧乏カレッジの困った遺産 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488200107

作品紹介・あらすじ

敏腕経営者の卒業生の訃報が、
カレッジにとんでもない危機を……
実力派が贈る英国ミステリの粋
学寮付き保健師〈イモージェン・クワイ〉シリーズ

セント・アガサ・カレッジはケンブリッジ大学屈指の貧乏学寮。その学寮付き保健師(カレツジ・ナース)イモージェン・クワイのもとに、卒業生で国際的大企業の経営者の訃報が届いた。誤って崖から転落したというのだが、以前イモージェンは彼から、さまざまな相手に命を狙われていると打ち明けられていた……。『ウィンダム図書館の奇妙な事件』にはじまる、〈イモージェン・クワイ〉シリーズ第三弾。解説=若林踏

感想・レビュー・書評

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  • 『学寮付き保健師〈イモジェン・クワイ〉』シリーズの三冊目ですね。
     イモジェン・クワイはセント・アガサ・カレッジのディナーに招待された。カレッジの卒業生で、大会社の会長ジュリアス・ファランを招待してのディナーで、女性の参加者を学寮長が探していたのだ。
     もちろん、イモジェンは参加することに…♪
     ところが、元セント・アガサ・カレッジの経済学者だったのが、ファランに引き抜かれて、〈ファラングループ〉のエージェントになっているアンドルー・ダンカンが、イモジェンの家に転がり込んでくる。
     アンドルーは、イモジェンの元恋人で、今は結婚しているはずだが……?
     
     これ以上は、ネタバレになるので、差し控えます。
     相変わらず、事件性の無いところから、事件を導き出すイモジェンの活躍で、物語に引き込まれていきます。
     コージーですが、アガサ・クリスティやドロシー・L・セイヤーズの善き面白さを魅せてくれています。
     一つだけ、最後のどんでん返しが、物語のクライマックスです。ミステリーの醍醐味ですね♪

    • ひだまりトマトさん
      メメさん、こんばんは(´ー`).。*・゚゚
      さすがにドロシー・L・セイヤーズの跡を継ぐ作者ですね(*^▽^)/★*☆♪
      あまり書くと、メメさ...
      メメさん、こんばんは(´ー`).。*・゚゚
      さすがにドロシー・L・セイヤーズの跡を継ぐ作者ですね(*^▽^)/★*☆♪
      あまり書くと、メメさんが読まれるのに興味を削がれると思いましたが、皆さんにも読んで欲しいので、少し刺激的に書いたつもりです(笑)
       四巻目も翻訳に入っているとの事、待ち遠しいですね( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
       『書店猫ハムレット』の最後の巻を図書館に予約しています!先に貸し出しされてしまいました!
       代わりに、アメリカの作家の洒落た「日常の謎」の短編集を読んでいます(=^ェ^=)
       読み終わったらレビューしますので、よろしくお願いします(笑)
       暖かくされて、善き読書をされますように……(’-’*)♪
      2025/02/08
    • メメさん
      ひだまりトマトさん、おはようございます╰(*´︶`*)╯私も面白そうな海外ミステリを本棚に待機させています。(笑)マイペースなので、いつにな...
      ひだまりトマトさん、おはようございます╰(*´︶`*)╯私も面白そうな海外ミステリを本棚に待機させています。(笑)マイペースなので、いつになるか、、ですが、f^_^;
      ひだまりトマトさんの本のご感想、楽しみにしております(*´ω`*)
      こらから、仕事です。頑張ります٩( 'ω' )و
      2025/02/09
    • ひだまりトマトさん
      メメさん、おはようございます(⌒0⌒)/~~
      寒い中、お疲れ様です♪ヽ(´▽`)/
      いってらしゃい……(’-’*)♪
      メメさん、おはようございます(⌒0⌒)/~~
      寒い中、お疲れ様です♪ヽ(´▽`)/
      いってらしゃい……(’-’*)♪
      2025/02/09
  • シリーズ三作目。アガサ・クリスティ系のコージーミステリーを探していて、こちらの作者にたどり着きました。小説は得意でない方ですが、この著者の作品は三作ともスラスラ読めました。
    今回は経済が絡んでいて大学色が薄まっていますが、その分イモージェンの恋愛要素が多くなっています。
    今回もあっという展開があり、前に戻って確認したくなるところがあるなど見所があります。
    個人的には二作目の数学の話が入ってる雰囲気が好きです。最後になる四作目も翻訳されるそうなので発売されたらすぐに購入して読みたいです。

  • 人物たちの言動が軽すぎるが、気軽に読める。しかし、遺産というタイトルには違和感大。

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