サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ホ 4-1)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488201029

感想・レビュー・書評

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  • 少し古い作品だけど、文章は読みやすくてよかった。 わりと単純なトリックを使って様々な不可能犯罪を作っているけど、話が面白くて楽しんで読めた。 一番最後の「長い墜落」だけ雰囲気が違う短編だったけど、これは何だったのだろう? シリーズが続いているし、軽く読む用のシリーズでちょうどいいかも

  • 短編集なんですが長かった!
    不可能犯罪多すぎ(笑)現在のサム先生が、過去の事件を語る形で進むんですが、若いんだか年取ってんだかわからない時が多々ありました。突然に現在のサムが割り込んできて話をするので。
    それから「御神酒」って・・・訳し方がどうなんだろ。普通に「お酒」ではダメだったのか、ちょっと違和感を感じました。
    短編がほんとに短すぎて、登場人物が変わりすぎてわけわかめなお話もありました。
    続編も読みますけど。

  • 怪盗ニックと同じ作者だったので。

    田舎町で開業したお医者さんのまわりで起こる事件。
    まだまだ人々が馬車にのっているようなちょっと昔の話だった。

    次々と起こる殺人事件、
    しかも屋根のある橋を渡っている途中で馬車が消えたり、
    人々の前で町長を刺殺した犯人が消えたりと、
    あり得ない状況で事件が起きるが、
    全体的にはほのぼのした田舎町の感じが良かった。

    「怪盗ニック」は街が舞台となっている話が多く、
    スタイリッシュな感じがして良かったが、
    ユーモアと暖かい人間関係が垣間見られる
    こちらの方も良いかも。

    結婚式に招かれた話が良かったかな。
    看護婦さんと恋仲になったりしないのだろうか。

  • 1920年代アメリカ北東部(つまりクトゥルフと同背景だ関係ないが)の短編ミステリ
    驚く所はないが堅実でつっこみどころの少ない良い出来

  • 知り合いに薦められ、本屋でやっと見つけたので大人買い…。

  • 借りて何編か読んだが興味が湧かなかった。

  • 読んで損はなし。

  • 1920年代、サム・ホーソーン医師は学校を出たばかりで、田舎町に開業する。
    そこで不可能犯罪に巻き込まれる。

    さくさく読めて、謎もちゃんと解明されて気持ちよく楽しめる良い短篇ミステリー。

  • 老医師サム・ホーソーンがお酒を飲みながら、若いころ遭遇した数々の難事件を語って聞かせるという形式の、一話完結型短編集です。舞台は1920年代のニューイングランドの田舎町。移動手段は馬車が普通という禁酒法の時代に、サム先生はピアース=アローランナバウトという自動車に乗って、診療と事件解決のため走り回ります。
    全編を通して不可能犯罪のオンパレードです。サム先生はそれら難事件を見事に解決するのですが、惜しむらくはリアリティが感じられません。田舎町に暮らす主人公の周辺で、毎年のように不可能事件が起こるのも不自然なのですが、それよりもなによりも、人間が全く描かれていないのです。バックボーンが語られなければ、リアリティに欠け、面白みは半減しますネ。短編だからやむを得ないのでしょうか?連作なのですから、折にふれ時代背景や登場人物の人間性を語ることで物語全体に厚みを増すことはできると思うのですが。
    でも、本書はシリーズ化されていて、そのすべてが不可能犯罪を扱っているということですから驚きです。ミステリーファンにはたまらない作品なのでしょうネ。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 理由はよくわからないが、読みづらさがある。
    流れるような感覚が無いのだ。

    そのこと自体が悪いわけでは無いと思うが、別に純文学を読んでいるわけでは無いので、引き込まれるような力が欲しい。

    古典であるからなのか、トリック自体も現代人から見ると疑問符がつくようなものが多い。

    話としては面白いので、もっとわかりやすい文体で書かれていれば、より良い作品と感じられたのではないかと思うと少しばかり残念であった。

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