サム・ホーソーンの事件簿3 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488201050

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  • サム・ホーソーンの事件簿第三弾。

    看護師のエイプリルがいつの間にか、39才に。
    それは結婚したくなっても仕方がないのでは。
    12年も一緒に働いていたのに
    サムは彼女のことを友人としか思っていなかったので、
    たとえ町を出ることになっても
    他の男性と結婚してしまうのも仕方がない。

    その結婚のきっかけになる事件は、
    ミステリーとしては無理やりな感もあるが面白かった。
    町を離れて一人で灯台にでかけて解決した事件も。
    それと、最後のサムが登場しない事件「ナイルの猫」も
    思いもよらない動機で、面白かった。

    それにしても、よく町長が殺される町だ。

  • 知り合いに薦められ、本屋でやっと見つけたので大人買い…。

  • 作品世界でも大きな影響を与えつづけていた禁酒法が、ついに廃止。エイプリルも結婚とこれも大きな変化のあった一冊。ボーナス作品の「ナイルの猫」の意外な結末も素晴らしい。しかしロマンスと縁遠い主人公だ。

  • あいかわらず素敵な謎を提示してくれるし、トリックも「2」よりはちゃんとしたものが多かった。ボーナス短編も面白い。

    それにしても、エイプリルが結婚しちゃったか。この展開は意外だ。

  • 5
    至福の読書タイム。

  • 最後のひらいしんの話はまじめに推理してみたが、真相はやられた!感じ。伏線うまいなぁ。言われてからなるほどと思う。

    おまけトラックの”ナイルの猫”も短いのに狂気を感じることができるかつ、論理的だった。

  • 『ハンティング・ロッジの謎』
    ノースモントにやってきたサムの両親。友人であるライダー・セクストンの家で行われた狩猟大会。森の中を自転車で動き回る娘ジェニファー。ハンティング・ロッジ内で撲殺されたセクストン。ロッジに向かう道にはホースの跡しかなかった。雪の中の殺人事件。

    『干し草に埋もれた死体の謎』
    農園に出没する熊。農園の持ち主フェリックス。フェリックスの雇うペリーは元犯罪者。元犯罪者を更生させるフェリックス。干し草の山をうかがう熊の射殺。ビニールに覆われた干し草の中から現れたフェリックス。フェリックスの元使用人ロースンの復讐宣言。レンズ保安官の解決。

    『サンタ燈台の謎』
    旅の途中立ち寄った「サンタ燈台」と呼ばれる燈台。燈台の案内人リサと海賊の恰好をして客を出迎える弟ハリー。サムとリサが燈台の下で話しているとき落下してきたハリーの刺殺体。二人の父親の犯した詐欺事件の秘密。

    『墓地のピクニックの謎』
    墓地でのピクニック中に川に転落したボブ・デュプリーの妻ローズ。遺体で発見された彼女。何者かから逃げていたと思われるローズ。酔ってスーザン・グレッガーという女性を襲いかけたテディ。テディーの逮捕。スーザンとボブの関係は?

    『防音を施した親子室の謎』
    ノースモント・シネマ開業直前にシネマのオープニング式典で町長であるトレントンを殺害したと遺言を残して自殺したフレディ。実際のオープニング式典で親子鑑賞室で銃撃されたトレントン町長。

    『危険な爆竹の謎』
    テディとビリーのオズワルド兄弟の経営する自動車修理工場の窓が割られる事件。彼らの土地をねらうマックス・ウェイバー。独立記念の爆竹を鳴らそうとするオズワルド兄弟。ビリーが火をつけるのを失敗し代わりにテディが火をつけると大爆発を起こした爆竹。テディの死。ノースモントを訪れた酒類取締保安官2人の正体。

    『描きかけの水彩画の謎』
    治療中のトミー・フォレスト。呼吸器の異常による死が迫る。ボストンからの機材到着待ち。フォックス少佐の往診中に見舞いに来たクリント・ウェインラント。その時間に殺害されたクリントの妻テス。アトリエの音。鳴り出したラジオの音で家政婦ミセス・ハブコックがテスの生きていた時間を証言。鳴らされた電話の秘密。

    『密封された酒びんの謎』
    禁酒法撤廃の夜モリーの店での式典中に毒殺されたクレッスン町長。密封されていたビンの中に入れられた毒。酒を運び込んだヤンシー。クレッスン町長の別宅に隠された秘密。殺害されたヤンシー。

    『消えた空中ブランコ乗りの謎』
    ノースモントにやってきたサーカス。レンズ保安官の甥を連れてサーカスを見物にやってきたサム。5人兄弟の空中ブランコ乗り。ショーの途中に消えたヌンツィオ。誰もいないのに揺れるブランコ。行方不明のマイク・ハーヴェイの姉イザベル。死体となって発見されたヌンツィオ。

    『真っ暗になった通気熟成所の謎』
    ジェニングス煙草会社の従業員ロイ・ハンスンの怪我の治療中に持ちかけられたジェニングスの妻サラの相談。ロイとの関係をほのめかし脅迫する手紙。ジェニングスの息子マシューの秘密。殺害されたジェニングス。左利きの人間が犯人という推理。

    『雪に閉ざされた山小屋の謎』
    雪山にやってきたサムとエプリル。山小屋の主人アンドレ・マルホーン。山小屋の客で元株式仲買人テッド・ショーターの死。雪の中の密室。ショーターの元妻デヴェルーの存在。エイプリルの婚約。

    『窓のない避雷室の謎』
    エイプリルの後任として勤めはじめたメリー。大恐慌の影響により街にあふれる失業者。レンズ保安官が管理する留置場。殺害されたハンク・フォスター。現場で目撃されたメリー。サムと一緒にいたメリーのアリバイ。

    『ナイルの猫』
    博物館のエジプト室で撲殺されたヘンリー・ヤードリー。犯人はバウトン教授。凶器に使われた「ナイルの猫」という置物。博物館と「ナイルの猫」にかけるバウント教授の気持ち。殺人の動機の秘密。

  • 相変わらず水準の高い作品が多い。
    それにしても不可能犯罪の多い街だ。
    「消えた空中ブランコ乗りの謎」「窓のない避雷室の謎」あたりが好き。
    あと、「ナイルの猫」は素晴らしいと思った。

  • 2006/12/01読了

  • 推理作家には短編志向(古くはドイル)と長編志向(まあ、デクスターとか?)とがいるわけだけれど、ホックは明らかに前者にあたる。不思議なもので、彼の長編だと薄っぺらく感じられる人物像も短編の限られた筆致の中では生き生きと輝いている。っていうかまさにドイルばりにシリーズ探偵ものを得意とする彼にとっては一編一編が大長編の一章なのかもしれない。そういう意味では四散してしまうこの連作を日本独自で編集したと言う企画はすばらしいものだし、我々はまだ、この物語を読み終えていないのだといえるのかも。ホックは1930年生まれ。いつかサム医師の「最後の挨拶」が書かれるときがくるのだろうか。

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