ジョン・ランプリエールの辞書 (上) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488202033

作品紹介・あらすじ

18世紀、ジャージー島。ジョンが想いを寄せる美しい子爵家令嬢の水浴姿を見てしまった父が、猟犬にズタズタに噛み殺される。それは、彼が直前に読んだギリシア神話の物語をなぞるかのような光景であった。神経症を疑う彼は、医師に療法として勧められた固有名詞辞書の執筆を始める。だが、またしてもギリシア神話をなぞる惨劇に遭遇することに…。サマセット・モーム賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻にまとめます

  • 桜庭一樹の個人的な文庫オールタイムベストテン

  • ヨーロッパを旅行しているような気分になれてよかった。冒険ものとしても面白かった。

  • 発売当時、書評家がこぞって絶賛していたからついつい購入してしまったが、期待し過ぎていたせいかイマイチ。ラストでちょっとミステリー的に面白くなって来た感じなので、下巻に期待したいところ。

  • 18世紀、ジャージー島。ギリシア神話の物語をなぞるかのように次々と起こる惨劇に、ジョン・ランプリエールは固有名詞辞典の執筆を始めるが・・・。

    兎にも角にも、読んでも読んでも終わらない本だった。
    詳しい感想は下巻にて。

  • 526夜

  •  ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。

     ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。
     ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。
     ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。

     で、……。
     前半面白いです。途中から、うーーーーーってww
     が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。
     ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。
     次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。
     主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。

  • 読書中

  • 「エーコ+ピンチョン+007」というのは言い過ぎだとしても、十分に楽しめる一冊。ミステリとしても、恋愛小説としても、歴史小説としても、蘊蓄本としても読むことができる。といっても、小難しい感じはまったくなくて、むしろかなりエンターテインメントな作品。ギリシア神話に詳しくないから、という理由で敬遠するぐらいなら、いっそのことそこは読み飛ばせばいいのではないかと。<br>(2006.6.08 読了)

  • 未読。5月31日購入。

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