目くらましの道 下 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 254
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488209070

感想・レビュー・書評

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  • わけあって北欧ミステリ、なかでもスウェーデンの名作と言われるものをかたっぱしから読んでいるのですが、どれも面白くてためになるけど、テイストがわりと似ているので、続けて読むとわりとつらい。問題を抱えた中年警官の倦怠、そこまで残虐にせんでも…と思うような犯罪、個性豊かな警官たちのチームワーク、複雑な社会背景、唐突にあらわれるエロティックな妄想、家族に迫る魔の手!!とかそういう感じ。これも本当に面白くて、上巻の時点では寝る前に本を開くのが毎晩楽しみな感じだったのに、下巻も半ばを過ぎる頃には、とにかく早く終わってくれと心の中で必死に唱えだす始末。人名地名を憶えるのが大変なのも共通していて、上下巻だとさすがに疲れがたまるのだ。こうなると作品の出来不出来にかかわらず、要するに長篇のミステリが苦手なんだ、私は。でも、著者の良心は伝わってくるし、雰囲気はほんと嫌いじゃないんです。

  • あらすじ
    被害者は続き、悪名高い公認会計士も殺される。しかもオーブンで焼かれて。場所はヘルシンボリに移り、地元警察nok協力も得ながら捜査を進める。会計士は影を潜めている間に、顧客に女性を斡旋していた。年齢国籍様々の。しかも協力者がいたが、この人物も犯罪歴があり名前も変えている。
     殺された盗品売買の元家族が気になったヴァランダーだったが、突き止められなかった。犯人の男ジェロニモは、予定を変えて姉を病院から連れ出し、ヴァランダー父子を襲おうとするが、先に公認会計士の手下がいることを知る。さらに、空き家に姉を匿っていたが、そこにたまたま協力者がやってきたのだった。ジェロニモは盗品売買の息子だった。

     犯人は始めから終わりまでばっちりわかる売人の息子です。動機もはっきりわかります。ひねりはありません。会計士の協力者は最後まで殺されず、重要登場人物かなーと思いきや、顔かたちもはっきりしないまま殺されてしまったままです。だからどんでん返しはないです。でも、ちょっとずつチームが調べを進めて行く様子や、遠出して地元警察と交流する様子、犯人とのニアミス、夏のバカンスが近づいてきているのに、事件が解決しないイライラ感を十分楽しめます。安定の作品。

  • <上巻とあわせて>

    はじめての北欧ミステリー。

    初めは聞きなれない地名や人の名前にとまどったけれど、一文が短くわかりやすく訳されているのでとても読みやすい◎
    翻訳をされている柳沢さんの講演に伺った際、「北欧ミステリー作家は、社会小説家だ」とおっしゃっていたことがよくわかる内容だった。
    特にジェンダー平等について。
    なくならない女性への暴力、人身売買。
    女性上司との関係性、女性同僚へ信頼の置き方の変化など…。

    そんなことを抜きにしても、最後まで面白く読み進めることができる小説だった!
    犯人が分かっているので、犯人と警察の立場から同場面を読めるのが面白い。
    「答え」に迫った後半の怒涛の展開は、ページをめくるのがやめられない…。
    そして上巻のプロローグと下巻のエピローグが繋がったとき、悲しい結末に思わずうるっときてしまった。

    主人公ヴァランダーの感情の変化や行動が、人間味があふれていてとても好感がもてる!
    他のヴァランダーシリーズも読みたくなった。

  • (後で書きます)

  • 同じ北欧の‘湿地’を思い出す。ヴァランダーの私生活がリアル。

  • 翻訳ミステリーで、シリーズもので、キャラもので、こんなに号泣するとは思いませんでした。

  • 初ヘニング・マンケル。謎解き(犯人、動機、犯行方法)よりは社会問題を書くためにミステリーを書くという姿勢が北欧ミステリーの特徴と言われるが、それがよくわかる作品だと思う。読み応えがあった。サンタナ父さんに涙したわー

  • なかなか読み応えのある作品だった。斧で脊椎を切断し、頭皮を剥ぎ取るという異常な殺人鬼による犯行は止まらない。まさかと思いながら薄々、殺人鬼の正体に気付くのだが…ヴァランダー警部は、この殺人鬼の凶行を止めることが出来るのか。事件の背後にある被害者たちの秘密も少しづつ見えて来て、その秘密は焼身自殺を遂げた少女ともつながりを見せる。

    スウェーデン版のハリー・ボッシュ・シリーズとも言うべき作品。相変わらず、読ませてくれる。

  • 4月17日 読了。図書館。

  • よかった。後半うんと盛り上がる。

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