ファイアーウォール 上 (創元推理文庫)

制作 : 柳沢 由実子 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 177
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488209148

感想・レビュー・書評

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  • なかなかタフな読み物で物語の進行が実際の捜査の様に遅々として進まない。だが着実に進んでいる。面白いぞ。

  • ヴァランダー警部シリーズ。ITを使った大規模なサイバーテロとスウェーデンの田舎町の刑事さんとの闘い。
    ヴァランダーさんのキャラクターがとっても良い。

  • 原作のあるドラマは本を先に読むべきだな・・・とまたまた後悔 orz

  • スウェーデンの警察もの。
    刑事クルト・ヴァランダーのシリーズ第8弾。

    仕事は有能だが、数年前に離婚し、世話がかかった父をなくし、恋人バイバには去られ、糖尿病を抱える50男ヴァランダー。
    かっての親友ステンも、牧場を売って遠くへ行こうとしている。
    娘のリンダとはうまく行っているが、遠くに住んでいて忙しい。
    付き合う相手を求めたらどうだというリンダの勧めで、迷いつつも広告を出すことに。

    19歳と14歳の少女がタクシー運転手を襲って金を奪い、怪我させたのがもとで死なせてしまう事件が起こる。
    罪悪感がなくふてぶてしい二人の様子にショックを受ける大人たち。
    ただ金が欲しかったというのは嘘だと直感するクルトだが‥

    14歳のエヴァが母親に何度も殴りかかるのをとめたクルトは、エヴァを殴ったところを写真に取られ、新聞に報道されてしまう。
    母親はエヴァが殴ったことを否定。問題となったため署長に疑われ、クルトは苛立つ。
    19歳のソニャは署内から脱走してしまい、後に変電所で死体となって発見される。自殺か他殺か?事件は奇怪な様相に。

    中年の男性ファルクがATMの前で倒れていたという事件も起きる。
    ファルクはITコンサルタントで、当初は心臓発作かと思われたが、不審な点があり、しかも遺体が盗まれる。
    かわりに、変電所にかかわるものが置かれていた。
    ファルクの遺したコンピュータは異常に警備が厳重で、クルトらはハッカーの若者を頼ることになる。

    コンピュータ犯罪がテロリズムに悪用されるという現代的なテーマ。
    国際的なスケールになっていくと、作者の独壇場ともいうべきペースに。
    アフリカに住んでいたこともあるマンケル。
    今回はルアンダでの出来事が事件の背景に。
    原著は1998年ですが、古さは感じません。
    コンピュータに詳しかったら、やや古いのかな?

    2012年翻訳発行。
    あと2作で完結だそうです。
    その前にシリーズ外作品が発行されるとか。
    それも楽しみ。

  • 部下や署長との関係はどうなった? ピラミッド早くお願いします

  • ヴァランダー・シリーズの邦訳8作目。創元推理文庫というとマニアックなイメージが強く、自分には敷居が高く、手を出しにくかったのだが、そのイメージを打ち破ったのがヴァランダー・シリーズであった。以前からこのシリーズはスウェーデン版のハリー・ボッシュ・シリーズではないかと思っている。ミステリーと併せてヴァランダーが孤軍奮闘するハードボイルドな香りがハリー・ボッシュ・シリーズに似ている。

    最初は『ファイアウォール』というタイトルが昔気質のヴァランダーと結び付かず、面食らった。また、この上巻の前半で描かれる事件も大して大きな事件とも思えず、ヴァランダーが過去の亡霊と向き合うスローな展開が続き、警察組織のゴタゴタが描かれるだけかと高を括っていた。しかし、二人の少女によるタクシー運転手殺害事件のとITコンサルタント変死事件とがシンクロし、いよいよタイトルと結び付く展開が始まると物語は俄然面白くなる。そして、冒頭からのスローな展開の全てが作者の仕掛けた罠だったことに気付き、二重に驚かされる。

    結末の断片が少し見え始めたばかりの上巻。果たして真実は如何に。

  • クルト・ヴァランダーシリーズ。
    またしても理解できないプロローグからのスタート。
    次々に起こる事件、そしてつながってゆく細い糸。
    タクシー運転手の刺殺事件と大停電の接点なんてだれがかんがえられるのか・・・
    ヴランダーの情けない私生活と冴えわたる操作能力とでまたゆるぎない進行。

    なのに、読んでる最中気がついた。
    このシリーズ、翻訳されている分はこれで一応おしまいになってしまう。もちろん本国では続きあるのでしょう!
    もったいなくて下巻はやけにゆっくり読んでいる。

  • 話の展開の先が読めず、とても面白く読みました。
    下巻が楽しみです。

  • 8月4日読了。図書館。

  • かのマルチン・ベックシリーズを場所をスウェーデン南部の地方都市に移して、その続編を書いてみたふうの警察小説。英米でも高く評価されているだけのことは充分に理由のあることで、国産の出来の良いミステリの三倍くらいの仕掛を盛り込んだ、おもしろさてんこ盛りの作品。タイトルに繋がるキーパーソンが登場するのは、上巻のほとんど終わりあたり。

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