霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)

制作 : 柳沢 由実子 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 94
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488209162

作品紹介・あらすじ

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友との付き合いも復活。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。アンナになにが? 心配のあまり、まだ警察官になっていないからと諫める父の制止を無視して、勝手に調べ始めるリンダ。スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • <上下巻読了>
     スウェーデンのミステリ作家、ヘニング・マンケルのヴァランダー刑事シリーズ、番外編。
     遺作ともなったこの一作は、本編の主人公・クルトの娘、リンダの視点で描かれる。
     警察学校を修了し、イースタ署に着任する直前の夏。
     父親の許で同居しながら、彼女は、失踪した旧友の謎を追う。
     未熟な勇み足を諌める父親に反発しつつも、父の背中を追う娘。
     親子の二人三脚で対峙するのは、反社会的組織となった新興宗教団体。
     彼らの行き過ぎた信仰と集団心理は、現実社会における犯罪行為を正当化し、さらに暴走へと駆り立てられてゆく。
     直観に頼った偶発的な捜査手法が鼻につくため、ミステリ小説あるいは警察小説としての成立はやや疑わしい面はあるものの、犯人側の狂信的かつ冷徹な思索に、徹底して寄り添った描写シーンは白眉と言える。

  • ヴァランダー警部シリーズ。

    セクト内の大量殺害の生き残りというかなり興味深い設定にも関わらず、
    それが生きている感じがしない。
    宗教的リーダーになっていく過程も描かれていないので、人々がその言葉に従っているのにも説得力がないというか、嘘くさいし。

    動物を燃やすのも意味がわからないし、最初に殺された小道の研究家が結局関係なかったことも、話をつまらなくしている気がする。

    (下巻へ続く)

  • 主人公リンダは警察官候補生、秋から故郷で父親と同じ警察署に勤務する事になっている。郷里に帰り旧友2人との友情も復活したある日親友のアンナが失踪した。心配したリンダは警察官になる前にもかかわらず、ひとりアンナを捜し始める。
    主人公のリンダをどうも好きになれない。心配を振りかざしてやりたい放題だし。自分の短気な所や、言葉を真っ直ぐに返せないような悪いところは全て父親似のせいだといい、父親に対してはとても我儘で傲慢だし。まぁ確かに似た者親子ではあるが…。父と娘の関係もなかなか難しいってことか。

  • ヴァランダーが活躍
    最後の作品

  • 刑事ヴァランダー・シリーズの番外編。警察官となる娘リンダとヴァランダーの共演。

    リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友との付き合いも復活。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。アンナになにが? 心配のあまり、まだ警察官になっていないからと諫める父の制止を無視して、勝手に調べ始めるリンダ。スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。

    下巻に続く。

  • テレビを先に見てしまって、失敗したぁと思いきや、ちゃんとなぞりつむかぶらないようになってました。
    面白かった。

  • 少し疲れた

  • ヴァランダー刑事の娘 リンダが語り手ですごく新鮮なんだけど…。
    今日こそ洗濯しなきゃとか、ダイエットしなきゃとか、グズグズ ウダウダするお父さんの視点がないのは寂しいっす。
    作者が去年亡くなって、死者たちについて語るヴァランダーの姿が一層もの悲しい。
    リンダの猪突猛進ぶりは父親に負けてないなぁ。行方不明の人の車、勝手に乗り回しちゃっていいの?
    奇怪な事件よりリンダの行動にハラハラさせられた上巻だった。下巻へ!

  • ヴァランダー9作目ではあるが、主人公は娘のリンダ。話もリンダ中心で、シリーズものではあるが、若干違う印象。以前より重い感じも少し減っている感じ。下巻に期待。

  • ヴァランダーシリーズ。
    ずっと大事に読み続けてきているシリーズなので、
    著者の逝去にショックが大きすぎもったいなくて読めずにいたけれど。
    娘、リンダが主人公。あ~あの娘ね、じゃ、これはシリーズ外のスピンオフなのか、と思ったらドンピシャシリーズ内、しかもリンダも警察官になるのだと・・・

    相変わらず凄惨な殺人事件の幕開けで・・・
    続きが気になるけれど読んでしまったら終わってしまうので
    もったいなくてじっくり読んでる。

    創元社さん、訳者先生、本国ではシリーズ完結してるとのこと、どうぞこちらでも慣行していただきたい!

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