風に散る煙 修道女フィデルマ (下) (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2024年7月19日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784488218294

作品紹介・あらすじ

少女殺害事件の容疑者は
修道士消失事件の目撃者
ふたつの事件はどうつながるのか?
慣れない異国の地での捜査は難航する
王女にして法廷弁護士、修道女フィデルマが謎を解く

事件が起きた修道院への途上、フィデルマ一行は少女を殺した疑いで私刑に遭いそうになっている若者を保護する。若者は修道士失踪事件の目撃者でもあった。ふたつの事件に関連はあるのか? ダヴェド王国とサクソンとの確執のせいでサクソン人であるエイダルフは神経を尖らせ、フィデルマとのあいだもぎくしゃくする始末。慣れない異国の地の怪事件をフィデルマは解明できるのか。訳者あとがき=田村美佐子

感想・レビュー・書評

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  • エイダルフと共に、異国での事件に関わることになったフィデルマ。
    修道士たちが忽然と消えた謎に加え、若い娘マイルを殺した疑いをかけられた若者も放っては置けなかった。
    サクソン人のエイダルフは、サクソンに恨みを持つ土地で憎しみにさらされて元気がなくなる。
    一方、フィデルマもいつもの茶目っ気を失ない、態度がきつくなっていた。
    旅立ったばかりの二人は…?

    なかなか大変な事件~
    すべての謎を 華麗に解く真骨頂、そして?なるほど、ね。

  • 今回は本当に色々な事柄が絡んでて、最後までどうなるのか分からず、面白かったなー!エイダルフ活躍してて良かった…!
    フィデルマは司法の人だけど感情で考えることもあって、そこが魅力でもあり欠点でもあるのかな。エイダルフと、どうか仲良くバディであり続けて欲しい。

  • いやぁ……マニアックにさらにマニアックを重ね始めたなぁ……
    7世紀アイルランドの弁護士だけでも特殊なのに、ウェールズとの法律のちがいについてって……(^o^;)

    が、ストーリーとしては、
    陰謀あり大事件!
    2人のラブの危機!
    で、おもしろかった。
    やっぱり宗派と人種を越えるラブはたいへんなのかしら……がんばれ2人とも!

    てことで、このシリーズをこれまで(堪えて(笑))読まれてきた方には、ぜひオススメしたい巻です♪

  • 今回は複数の事件と人間関係が絡み合って、読み応えがありました。
    危機一髪のスリルもあり、最後の関係者を集めての謎解きといい、最高でした。

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