- Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488235062
作品紹介・あらすじ
ヨークシャーの荒れ野で農場をいとなむキャロルの前に謎めいた男が現れた。一夜の宿を請われ断るの段を経て、不幸な経緯から、ショットガンで男に傷を負わせたキャロル。看護の心得のある彼女は応急処置をほどこしたが、意識を取り戻した男は、以前のことを何も覚えていないと言う。幻惑的な冒頭から忘れがたい結末まで、悪夢と戦慄が読者を震撼させる。驚嘆のデビュー長編。
感想・レビュー・書評
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なんかバッタに関係するネタが来るかと思いきや、バッタはあんまり関係なかった!
というわけで、けっこう2,30年にも渡る一代記なので、かつ過去も未来も行ったり来たりで、自らの集中力と記憶力を試される。うーん誰だっけオマエってなるわけで、しかもオッサン側とオバサン側で両方だからもうたまらん。
ただ一つ言っておきたいのは、いい年こいたオッサンが、自分のことをボクとか呼ぶなて。年齢設定がわけわからないよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
農場を経営するキャロルの前に現れ一夜の宿を求めた謎の男。キャロルは怪我を負わせてしまったことから彼の看病をする。男は意識を取り戻すが記憶がないと言う。農園を手伝ってくれる男にキャロルは次第に惹かれていく。こわいこわいと読み進むうちに、どうなってんだ!という驚きのラスト。不意を突かれてまた読み返す驚きのサイコサスペンス
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難解らしかったが、確かに難解。途中まではゾクゾクしたが最後は???
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「なんだ、これは?」
あとがきのこの一言がすべてを物語る。
好みが分かれそうですね。ワタシはキライではない。 -
20121202 全体的に夢の中にいるようでもどかしい。繰り返しは読みたく無い本かな。
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バッタが群れれば人間は骨だけになる。推理小説では人が死ぬ。行方不明者が見つかる。入れ替わる。体の交合は精神の交合になりしか。
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バッタの農場を営む女性が、嵐の晩にやってきた見知らぬ男を撃ってしまい、その男が記憶喪失だとわかり、やましさと好奇心から看病しようと、面倒を見始めるが・・・。
濃密な描写というべきなのかもしれないが、説明過多で、冗長に感じられた。
最後の展開はやや意外で、そこそこ読ませたが、そこに至るまでにすでにうんざりしており、展開についていけなかったし、ついていけなくてもいいやと思った。