こわされた少年 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2025年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784488240158

作品紹介・あらすじ

まさに英国本格推理の精華
捜査小説×犯人当て
成績優秀な少年はなにゆえ姿を消したのか?
残された家族、同級生、そして教師……
歪んだ人間関係から浮かび上がる衝撃的真相
全作翻訳刊行を記念し入手困難の傑作を復刊

16歳の高校生イアンは霧の濃い午後、自転車で学校を出たのを最後に消息を絶った。単なる家出とも思われたが、姉アイリーンの依頼でニコルソン警部の指揮のもと捜索が始まる。捜査の過程で家庭の事情や轢き逃げ事件へ関与した疑いが明らかになるが、行方はいっこうにつかめない。少年に何が起きたのか? 犯人当ての名手ディヴァインが読者の盲点を鮮やかに突く傑作本格ミステリ! 解説=楠谷佑

感想・レビュー・書評

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  • 2025/4/21読了
    これにてディヴァイン作品はコンプリート(《ブクログ》には全部載せてないだけで)。思えば、国内外問わず、全ての作品を読んだ作家とか、そうそう居ない気がする。

    主題の少年失踪事件は、事件・事故か家出かはっきりしないまま序盤が展開。しかし、事件性が明らかになって、最後に犯人が逮捕される中盤~終盤の物語の加速感たるや、平日なのに、ついつい夜更かしの勢いで読み切ってしまった。“絵解き”で明らかになる犯人の不審な行動も、良く知る者からすると普通に思ってしまって見過ごすという、ディヴァインお得意のミスディレクションも炸裂(でも、コイツ絶対怪しいという所までは行ったぞ、珍しく)。ミステリとしては勿論、愛情の通わない家族の悲劇という面でも読み応えのある物語だった。しかし、本作の舞台、シルブリッジにはダメ男、クズ男しか居らんのか。最後にアイリーンが街を出る選択をしたのは、やはり正解だったと思う。

  • こわされた少年/ネタバレ感想 | 黄金の羊毛亭 2004.10.03
    https://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/appointed.html

    D・M・ディヴァイン(D. M. Devine) | ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)
    https://ameqlist.com/sfd/devine.htm

    Web東京創元社マガジン : D・M・ディヴァイン
    https://x.gd/ybzQK

    D. M. Devine | Agatha Christie Wiki | Fandom
    https://agathachristie.fandom.com/wiki/D._M._Devine

    こわされた少年 - D・M・ディヴァイン/野中千恵子 訳|東京創元社
    https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488240158

  • 登場人物のキャラクターが掴みにくいのといかにも翻訳っぽい独特の文章が読みにくさを感じた
    犯人当てミステリーとしては秀逸で本当にみんな怪しくて楽しく最後まで一気読み

  • 2025/03/09読了

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