ヴァイキング、ヴァイキング (創元推理文庫 246-4)

  • 東京創元社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488246044

感想・レビュー・書評

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  • 第1作以降、シャンディ教授の伴侶となったヘレンが活躍してなくて残念という声もあるようだが、今回、スヴェンソン学長夫人シーグリンデとともに馬で登場してみんなの鼻を明かすところはとても素敵だった。

  • 図書館で。
    報道によって起きる一種の観光ブームみたいな弊害ってどこも一緒なんだなぁ。として100近い男女の恋。どこから突っ込んで良いのかわからない感がありますがこのシリーズで一番カッコイイのは学長の奥さんだと思う。あの、ワルキューレみたいな名前の。

  • 20120107読了
    Wrack and Rune
    若い記者からの百五歳の誕生日を控えてのインタビューに答えていた農場の持ち主から、ルーン石碑の話がふと思い出された日、怪しげな事故死が起こった。
    嫌がらせのようなことは以前から起こっていたため、シャンディ教授は人為的な事故と考えるが、ルーン石碑が正真正銘のヴァイキングの遺跡である可能性が出てくると、世間は呪いのせいと噂した。その後も起こる、不可解な事故、押し寄せる野次馬達。
    このまま事件は解決できるのだろうか?

    架空の土地とはいえアメリカ、そこにヴァイキングがやってきてルーン文字を残していくファンタジー!
    と思ったけど、そうでもないのかな。
    しかしみんな名前が北欧神話からきてるから、そういう構想だったんだろうなと思った。

    そして・・・解決・・・それはなんというー!
    伏線はあったけど、そこに行き着くか。
    動機のこれ系はけっこうみるなぁ。
    完全にあり得るね。
    ひどいや。
    でも赤いニシン(レッドへリング)、楽しいです。

  • 3
    なにやら慌ただしい。もっとヘレンとのんびりしているシーンがあると嬉しいんだけど。
    郊外の農場の外れからバイキングの遺跡がみつかって。。。いろんな一族が出てきてよくわからなくなってきた。もともとカタカナが苦手だし。
    農業の衰退ってどこの国でもあるのだなあ。アメリカって「引退したら農園を」っていうのが一般的な夢のように描かれる気がしていたから、みんな農業やりたいのかな、なんて思ってたんだけど。

     それにしても、シャンディはけっこうタフだなあ。
    農業関係だと教授でもそれなりに体力があるのかなあ。
    相変わらず学長夫妻も素敵。
    今回のロマンスは、ヒヤヒヤしつつ読んだ。すごい。

  • 図書館に1冊だけあったのでつい借りてしまった。
    うちにはあまりないタイプの本なので・・・。
    でも,大学図書館司書の奥さんが出てくるんだよね。
    読んだことある気が・・・と思いつつ再読。

    やっぱり読んだことあった!

    終わりよければすべてよし,なミステリなので,
    気軽に読んだらよいと思います。

  • ストーリーもオチも悪くないんだけど、やっぱりマクラウドは自分には合わないなあ。
    翻訳の高田さんがダメなわけじゃない(メイヤーは普通に読める)のに、会話のテンポとかダメだ。不思議。

  • シャンディ教授シリーズの3作目。もちろんおもしろかったのだけれど、なんか、今回は次々たくさん出てくる一族の名前とかがちょっとこんがらがり気味だったような。(わたしが苦手なだけ)。このシリーズで好きなのは、もう百歳以上とか、よぼよぼだったり、耳が遠かったり、わけがわかってなかったりする老人がたくさん出てくるのだけれど、みんな、なんというかちっともしょぼくれていないというか、マイペースでそれぞれ楽しく生きている、という感じがするところ。そんな老人たちを見るシャンディ教授やまわりの人の目も優しくて。牛のかたわらにノームのようにちょこんと座っているティム教授とか、想像するとほほえましく、なんだか元気がでてくる。

  • マクラウドのシャンディ教授シリーズ第3弾。
    なるべく順番で読みたいが、何しろ、古本ということでシリーズでは1,2冊目の後、これを飛ばして、4、5冊目を読んでから、こちらを手にすることに。
    探偵ものだから、痛ましい犯罪も起こるわけだが、とにかく、お馴染みの個性派ぞろいの面々や新たな登場人物が繰り広げる可笑しな騒ぎとギャグが盛大で、笑わされながらの真相究明、一気に大団円へ。
    後書きで、“アメリカのユーモアとイギリス風の笑劇のセンスが混じりあったもの…この特異な喜劇的感覚は珍重すべきだと思います。”といみじくも、名訳者の浅羽氏が述べているが、まさにそのとおりだろう。
    そして、このシリーズの非常に魅力的な人物たちの平均年齢は高めであるのだが、この作品では、何と更に、矍鑠とした104歳と102歳のロマンスまで盛り込まれ、コージー系としての面白さも際立っているというか、ユーモアも徹底しているのが、また笑えます。

  • シャンディ教授シリーズ3

  • バラクラヴァ・ジャンクションを舞台にしたシャンディ教授シリーズの第3作めは、ヴァイキングの呪いにまつわる殺人事件の謎解きにシャンディ教授が挑みます。とはいえ、おどろおどろしさとはほど遠い楽しい仕掛けがいっぱいに詰め込まれたお話です。ものすごーく元気な100歳ごえカップルのも誕生するし、このシリーズでヴァイキングといえば、バラクラヴァ農大のスヴェンソン学長を意味しますが、あいかわらずの怪物扱いに笑いがこみあげてきます。

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