- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488247096
作品紹介・あらすじ
山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。そこで彼は一人の修道女に頼まれ、オゴーマンという人物を捜すことになる。だが彼は五年前、謎の死を遂げていた。平凡で善良な男に何が起きたのか。なぜ外界と隔絶した修道女が彼を捜すのか。私立探偵小説と心理ミステリをかつてない手法で繋ぎ、著者の最高傑作と称される名品が新訳で復活。解説=我孫子武丸
感想・レビュー・書評
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面白い‼︎前情報入れず読んで。『ミランダ殺し』同様軽薄な雰囲気の探偵が事件に巻き込まれる様子と登場人物達の会話が楽しい。60年代初めのカリフォルニアの小さな町の暑く気怠い空気感と宗教施設の様子が目に浮かぶ。映像化観たい。
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賭博で無一文になり、知人の車に乗せてもらっていたが、途中で降ろされ近くの宗教施設に助けを求めたクイン。
そこで修道女から人探しを頼まれ…。
普通なら適当に探して、わからなければ終わりとなるはずが、妙に気になる。
それは、謎の死を遂げていたからなのか、何故だか誰も追求せずにいたせいか…。
気になる人が次々と…。
読んでいる方もどうなるのか気になって仕方がない。
宗教施設に取り込まれると複雑さが増すと感じるのは私だけなのかもしれないが…。
…でラストが強烈なのである。
大声で叫びたくなる。
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湖永さんはじめまして、こんばんは♪
ネタバレ無しのレビューさすがですね。私もこのラストに大声で叫びたくなりました!湖永さんはじめまして、こんばんは♪
ネタバレ無しのレビューさすがですね。私もこのラストに大声で叫びたくなりました!2023/05/27 -
111108さん こんばんは。
コメントありがとうございます。
ラストは、衝撃すぎました。
予想もできず驚きだけです。
ネタバレせずに…と思...111108さん こんばんは。
コメントありがとうございます。
ラストは、衝撃すぎました。
予想もできず驚きだけです。
ネタバレせずに…と思うと気持ちを文字にするのに難しいですね。2023/05/27
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クィンの会話の皮肉を交えた切り返し方が面白かった。ミステリとしては当時は斬新だったのかも。ただ中盤、必要以上に説明が長かったように思った。
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携帯電話が登場する前の近代アメリカを舞台に、無一文になった主人公がカルト教団施設に訪れるところから、殺人事件の調査をする話。
中盤までは不誠実な主人公がいつ投げ出すのかな? と思ったいたんですが、中盤以降ヒューマンドラマの色が濃くなるとぐっと面白くなりました。
登場人物が多いので読者の自分が事件を追いかけきれるか不安ではありましたが、何とか人物表を見返しながら完走。
ミステリーなので事件が主ですが、土埃のする描写が没入感を高めてくれる一作でした。 -
最後、予想通りにパズルのピースがはまってすっきり。
そこに至るまでにきちんとした作りになっていて面白かった。さすがミラー。
おっ、初っ端に『面白い!!』は中々出ないですよね。
111108さんの面白いは見逃せないので、読んで...
おっ、初っ端に『面白い!!』は中々出ないですよね。
111108さんの面白いは見逃せないので、読んでみたくなりました。これで何冊目だろうとは思いますが(^^;)
『ミランダ殺し』とシリーズは異なるのですか?
本当に面白かったんですよ〜衝撃受けました。今どきありがちなのかもしれないけど、私的には掘り出し物...
本当に面白かったんですよ〜衝撃受けました。今どきありがちなのかもしれないけど、私的には掘り出し物見つけたよって言ってまわりたい気分。あれこれ知らずに読んでほしいと思い、このレビューも最初書いたのから3,4回書き直してこんな書き出しになってしまいました。
『ミランダ殺し』のシリーズではないです。でも何となく探偵の雰囲気が似てて、物語の空気感も似てます。訳も会話とか上手で読みやすいです。たださんも見つけたらぜひ♪
掘り出し物見つけた嬉しさ、分かるような気がしまして、確かに、言って回りたくなりますよね。...
掘り出し物見つけた嬉しさ、分かるような気がしまして、確かに、言って回りたくなりますよね。衝撃を受けたというのが、また興味深いです。
詳細に教えて下さり、ありがとうございます(^^)