- Amazon.co.jp ・本 (625ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488298067
感想・レビュー・書評
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偶然出会い少し言葉を交わしただけの女性が殺され、それに巻き込まれていく。彼女の残した一言「何かを変えられると思う?」が、全編を貫いて混沌とするストーリーをまとめている。やっぱり、ゴタードは上手い。上手すぎる。全体的な暗い雰囲気はH・クックと通じるものを感じるが、良くも悪くもクックはアメリカ的でゴタードはヨーロッパ的だなぁと続けてよんだせいで余計に思った。
最後の1行は、重く衝撃的です。間違っても、最後をちょろっと読んだりしちゃいけない(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気取った表記の翻訳が浅薄で、背伸びのしすぎ。
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イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。
30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。
重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠みづらい部分もありますが、終盤、そしてラストは見事です。 -
4-488-29806-0 625p 2002・2・15 6版
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確かにラストでは、大どんでん返しにおおっと唸った。
しかし話の長さ、進行の地味なのがネックになって
「そうきたかー」よりも
「やっと真実がわかったのね」
というやれやれだぜ感が先に立ってしまい
話の筋より、やっとこさ読んだという印象が強い。
しっかしこの主人公、全然関係ないのに
なんでここまで巻き込まれたのかが全然理解できん。