日本探偵小説全集〈8〉久生十蘭集 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 171
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (806ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488400088

作品紹介・あらすじ

発端に提出される謎の見事さもさることながら、解明の鮮やかさが印象的な『顎十郎捕物帳』と『平賀源内捕物帳』の二つの捕物帳は、久生十蘭の作品中、もっとも本格探偵小説の醍醐味を味わうことのできる傑作シリーズである。本巻には『顎十郎』の全24編と、『平賀源内』の代表作3編を収録した。同時に、名作「湖畔」「ハムレット」等も併載。

感想・レビュー・書評

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  • 捕物帳が中々面白かった。
    短パンで読みやすいし、その時代のことも分かって、楽しく読めた。

  • 顎十郎が長い。

  • 顎十郎捕物帳、平賀源内捕物帳、湖畔、ハムレット他短編を収録。
    出てくる単語や言い回しが難しいので最初はとっつき難かったけど、後書きにも書かれていたように独特のリズムを持った文体が読んでいるうちにだんだんと癖になってきました。
    顎十郎のとぼけたキャラが面白い。手柄を伯父貴に譲ってはちゃっかり小遣いをせしめていくところがいい。シリーズ後半は籠屋になってしまうけど、前半の奉行所の帳面繰り時代が好きです。ライバル藤波との対決も熱い。なんとなく顎十郎の「トホンとした顔」というのが浮かんできます。顎十郎の脳内ビジュアルイメージは完全にアゴ倉(某野球選手)でしたが(笑)
    捕物帳以外ではハムレットがお気に入り。

  • 湖畔
    顎十郎捕物帳
     捨公方 紙凧 稲荷の使 都鳥 遠島船 鎌いたち 氷献上 日高川 御代参の乗物 三人目 丹頂の鶴 ねずみ 野伏大名 蕃拉布 咸臨丸受取 菊香水 初春狸合戦 猫眼の男 永代経 かごやの客 両国の大鯨 金鳳釵 小鰭の鮨 蠑螈
    昆虫図
    平賀源内捕物帳
     萩寺の女 山王祭の大象 長崎ものがたり
    ハムレット
    水草
    骨仏

  • <pre><b>発端に提出される謎の見事さもさることながら、解
    明の鮮やかさが印象的な『顎十郎捕物帳』と『平賀
    源内捕物帳』の二つの捕物帳は、久生十蘭の作品中
    、もっとも本格探偵小説の醍醐味を味わうことので
    きる傑作シリーズである。本巻には『顎十郎』の全
    24編と、『平賀源内』の代表作3編を収録した。
    同時に、名作「湖畔」「ハムレット」等も併載。</b>
    (「BOOK」データベース より)

    資料番号:011269982
    請求記号:F/ニ/8
    形態:図書</pre>

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著者プロフィール

1902年北海道函館市生まれ。本名、阿部正雄。1952年『鈴木主水』で第26回直木賞を受賞。推理小説、ユーモア小説、歴史小説などその作品の幅は広く、「小説の魔術師」「多面体作家」の異名を持つ。代表作に、「湖畔」「黒い手帳」「ハムレット」「無月物語」「母子像」など多数。『キャラコさん』『肌色の月』など映画・ドラマ化作品も多い。1957年没。

「2023年 『あなたも私も』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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