競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
3.10
  • (11)
  • (32)
  • (168)
  • (23)
  • (4)
本棚登録 : 488
レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488400521

作品紹介・あらすじ

店に入るなり男は一散にレジを目指し、五十円玉二十枚を千円札に両替してくれと言う。渡された札を奪うように受け取ると慌てて出て行く。本屋のアルバイト嬢に忘られぬ印象を残した、土曜日の珍客。爾来、彼女が友人知人にこの謎めいた両替男の話題を提供するたび談論風発、百家争鳴すれど決定打は出ないまま。…という紆余曲折を経て成立した、世にも珍しい競作アンソロジー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 決まって土曜日の夕方に五十円玉を二十枚持って、両替を頼む謎の男性。
    彼はなぜ毎週土曜日に両替のためだけに本屋にくるのか?
    五十円玉がそんなにたくさん彼の手元に集まるのはなぜか?

    その謎に対する解答編の小説が12話と漫画が1話。
    一つの謎に13の解答。この中に正解はあるのだろうか?

    ミステリーの競作は初めて読んだけれどとても面白い。
    こういう本は他にもあるんだろうか。

    一般公募の優秀作も、作家さんの作品に負けていないと思う。
    ミステリーを書ける人ってすごいなぁと、今さらそんなことを考えてしまう。

    • takanatsuさん
      ミステリー書かれたことあるんですか!?すごいですね!
      私は穴があってもあまり気づかないというか…、お話とアイディアが面白ければそれで楽しめ...
      ミステリー書かれたことあるんですか!?すごいですね!
      私は穴があってもあまり気づかないというか…、お話とアイディアが面白ければそれで楽しめてしまうのでミステリー好きの方とはまた見方が違うかもしれません。
      円軌道の外さんはレビュもとても魅力的ですし、小説も面白いものを書かれていたのではないでしょうか?とても気になります(笑)
      2012/05/18
    • 九月猫さん
      takanatsuさん、ふたたびこんばんは♪

      あっ、ホントだ!読んでらっしゃいますね!
      本棚検索もせずにおススメしちゃってゴメンナサ...
      takanatsuさん、ふたたびこんばんは♪

      あっ、ホントだ!読んでらっしゃいますね!
      本棚検索もせずにおススメしちゃってゴメンナサイ(;^_^A

      これに収録されてる有栖川作品、確か学生アリスシリーズだったと
      思うんです・・・がっ、わたしの読んだのがずいぶん前なので、
      記憶違いだったらまたまたゴメンナサイっ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
      2013/07/29
    • takanatsuさん
      九月猫さん、コメントありがとうございます!
      「本棚検索もせずにおススメしちゃってゴメンナサイ(;^_^A 」
      いえいえ、私もブクログ始める前...
      九月猫さん、コメントありがとうございます!
      「本棚検索もせずにおススメしちゃってゴメンナサイ(;^_^A 」
      いえいえ、私もブクログ始める前に読んだ気がしていたので検索せずにたぶん読んだとか言ってしまいました…(>_<)
      「記憶違いだったらまたまたゴメンナサイっ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
      大丈夫です♪
      それにしてもこんなにハマってしまうなんて自分でもびっくりです(笑)
      2013/07/30
  • ◆ お風呂でミステリ ◆ 第二十一回
    「競作五十円玉二十枚の謎」

    池袋のある書店で、毎週土曜日、必ず現れて五十円玉二十枚を千円札に両替していく男……。
    なぜ?
    という“謎”に現役ミステリー作家13人が挑んだ短編競作です。
    出題者は若竹七海……。
    なんと、ホントにあった話、だそうです。
    さて、どんな解答がでたのでしょうか……。

    2017年10月31日

  • 予約待ち

    講演会を聞きに行きました。本って、いろいろなきっかけで生まれるものなんですね。
    まだ手に取ってないので、本のどこかにこの本が生まれたエピソードがかかれていると思うのですが。
    タイトルになっている状態のものを見つけて、なぜ?どうして??あなただったら?!というのを書いてみよう、というきっかけからできた本だそうです。図書館で予約待ち

    読みました~
    この本が生まれたエピソード、がっつり書かれてました。っていうか、本文じゃん!こういう導入になってたとは。
    結局、本当のナゾはそのままなんですが、作家さんがひねりだした短編に「見てきたんかい!?」とツッコミ入れたくなるほどでした。多少ムリがあるところもあるけど、無茶振りされたのに、素人が想像していた簡単なナゾ解きごっごじゃ(当たり前だけど)まったくかなわない作家さんたちの飛びっぷりに脱帽です。

  • 若竹七海さんが学生時代に体験した奇妙な出来事を題材としたアンソロジー。
    真相は分からないままだとしても、一つの謎に対して様々な捉え方があって面白いですね。
    さすがに日頃から物語を創造されている方々の発想力は凄いなぁと感心しました。
    また新たな謎で企画してもらえないかな。

  • 若竹七海の学生時代、書店のレジ係をしていた彼女の元に奇妙な男が訪れます。彼は毎週土曜日のお昼過ぎになると、五十円玉を二十枚レジに渡して「千円札への両替」を要求するのです。その後彼女はバイトを辞めてしまったので、結局その男の正体は解らず終い。「なぜ本屋で毎週五十円玉を千円札に両替をするのか?」「五十円玉はどうして毎週彼の手元にたまるのか?」をお題に、プロのミステリ作家たちと一般公募の読者が回答します。

    解答は大まかに「提示された謎を明確にせず、小説としてうまくまとめたもの」と、「謎に対して正面から取り組んだもの」の二通りに分かれた印象。前者に関しては楽屋落ち話が多く面白くありませんでした。
    後者はクオリティーに差がありますが、その中でも一般公募の谷英樹、榊京助の回答はなる程と思わせてくれるものでした。
    有栖川有栖と佐々木淳(倉知淳)の作品は解答としてだけでなく、一篇の小説としてよく出来ていると思います。

  • 実際に体験をした謎を元に解決編を描くという企画もののアンソロジー。内容からして楽しそうです。
    何故毎週、五十円玉二十枚を千円札に両替しに来るのか。色々な解釈があって面白いです。

  • 面白かったけど一気に読まずに3作か4作ずつ読めば良かった気がする。自分は選考経過から一気に読んだので「消失騒動」を読む頃は会話に駄洒落とかチャチャが入る度にイラッとした。間を空けて読んでれば楽しめたかも知れない。 法月賞の作品は北村薫の円紫さんシリーズを既読なら嬉しい発見がある。 北村薫の「ニッポン硬貨の謎」も、この五十円玉の話。

  • 土曜日のバイトにて、50円玉を20枚持ってくる男性がいる。
    その謎の行動は、一体何の理由があるのか。

    本当にあった謎から、どういう話を引き出せるか。
    というよりも、どういう話が出来上がるか、という感じがします。
    『50円玉20枚を千円に』だけが共通点の
    謎を解決、もとい納得するためのお話達。

    色々と考えられるんだな、という驚きもありますが
    己で置き換えてみて怖いのは、優秀賞。
    配偶者の疑い、そして手に入れたもの。
    恐ろしい…w

  • いろいろなお話にできることはわかった。

  • 毎週土曜に本屋に現れる、五十円玉二十枚を千円札に両替を頼む珍客の謎を、何人もの作家がそれぞれのアイデアで書いた競作アンソロジー。
    プロの作家や応募作が載っているが、応募作最優秀賞の麻薬捜査の話が筋が通ってる気がし、有栖川有栖の老紳士の話が心が温かくなり、なおかつラストのオチが笑えてよかった。

全67件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)のその他の作品

若竹七海の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有栖川 有栖
有栖川 有栖
有効な右矢印 無効な右矢印

競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする