選んで、語って、読書会2 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2025年3月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784488400651

作品紹介・あらすじ

ひとりではないからこそ深く、
豊かにひろがる読書の喜び。
三人の編者による読書会の様子も楽しめる
読んで語るアンソロジー

本を読むとき、私たちはひとりきりです。けれども、本の向こうにはそれを書いた誰かがいて、同じその本を読んだ誰かもきっといます。一冊の本がひととひとを繋ぎ、さらに別の本にも繋がっていく面白さ。当代きっての読書家三人によって編まれたこのアンソロジーは、巻末に編者らによる読書会も収められています。ひとりではないからこそ豊かにひろがる読書の喜びを、あなたにも。

■目次
「二〇〇二年十月十七日(木)」宮沢章夫
「パニック」安部公房
「檜山騒動」海音寺潮五郎
「低空飛行」多島斗志之
「麻畑の一夜」岡本綺堂
「革鞄の怪」泉鏡花
「喋る男」小泉吉宏
「塔」夕木春央
「ハードシェル」ディーン・R・クーンツ/大久保寛訳
「選んで、語って、読書会2」(※編者三人の座談会)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

一冊の本が人と人を繋ぎ、読書体験を豊かにする魅力を感じられるアンソロジーです。さまざまな作品が収められており、特に夕木春央の『塔』や岡本綺堂の『麻畑の一夜』、泉鏡花の『革鞄の怪』など、丁寧な描写や独特...

感想・レビュー・書評

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  • 一番圧倒されたのは夕木春央『塔』。丁寧かつ繊細な描写と不思議な設定に引き込まれ読む手が止まらない。読書会での裏話も良かった。岡本綺堂『麻畑の一夜』ドイルも出てくるわ南洋感も見事。泉鏡花『革鞄の怪』多島斗志之『低空飛行』も楽しかった。

  • 「1」に続いてまたもなかなか出会えない本を紹介してくれてありがとう!です。

    「低空飛行」
    「麻畑の一夜」
    あの時代の不穏さがじわーと伝わってきくる

    「喋る男」
    オチがあっていちばん好きかも。

    「塔」
    夕木春央のデビュー前の作品だとは貴重。
    背景も知れてなんだか得した気分。

    「ハードシェル」
    うん、閉塞しているときに読むのがお勧めとは納得。
    他の作品も読んでみようと。

  • 第二弾も良い!
    自分では絶対に手に取らない作品に出会えました。
    推薦者がこのお三方なので間違いなしです!

  • 【収録作品】()内は選んだ人
    「二〇〇二年十月十七日(木)」宮沢章夫 (北)
    「パニック」安部公房 (有)
    「檜山騒動」海音寺潮五郎 (宮)
    「低空飛行」多島斗志之 (有)
    「麻畑の一夜」岡本綺堂 (宮)
    「革鞄の怪」泉鏡花 (北)
    「喋る男」小泉吉宏(北)
    「塔」夕木春央 (有)
    「ハードシェル」ディーン・R・クーンツ/大久保寛訳 (宮)
    「選んで、語って、読書会2」(※編者三人の座談会)

    自分では読まないような作品が多くて楽しい。

  • アンソロジー数あれど、作品の多彩さ、それぞれの奥深さ、切れ味、新鮮さが群を抜いている。自分一人では絶対にたどり着かなかっただろうなという作品も多い。選ばれた作品への思いや感想を語る選者の鼎談が載っていて、再度、違った角度から作品を読み返した気分にもなりました。作者と選者の世界に出会えた素晴らしい企画でした。

  • 前作の「選んで、語って、読書会(1)」に刺激を受けて必読と思った。
    3人の選ぶ短編9作は前作(1)に比べると年代的に見ると古いものが多く自分が触れてこなかった作家ばかり。
    それだけに自分の読書視野が広がったかもしれないのだけれど今回は前作のようにこの作家の他の作品も読みたくなったという刺激は持てなかったのだけれどそれぞれも作品から受ける波動が私を揺らした。
    それぞれの作家の作品という感覚ではなく作品そのものが私に語ってきたということなのだろうか?

    「ハードシェル」
    最後に掲載されている作品で、コレはまた刑事物かと思いきやビックリの結末。ネタバレになるのでストーリーは書けないが主人公が事件を解決した後に観る「フランク・カプラ監督、ジェームス・スチュアート主演の「素晴らしき哉!人生」も含めてこの作品なのかなと思いAmazonプライム・ビデオで観た。

    「檜山騒動」海音寺潮五郎著
    海音寺潮五郎作「檜山騒動」は内容たっぷり津軽藩と南部藩の因縁が細かく説かれて読み応えがあり、両藩の遺恨がもしかしたら現代社会でも尾をひいてはしないかと考えた。

    「二〇〇二年十月十七日」:宮沢章夫著
    ヤクルトスワローズのブンブン丸池山引退試合をめぐるYahooオークションの出来事が「えっ、そうだったのか」というオチがついたような文章になっていて爽快な読後感!

  • 2025年3月31日購入。

  • 2025年初版、東京創元社の創元推理文庫。9編。『ハードシェル』翻訳もの。刑事のハードボイルドものかと思えば、なんと敵は、、それでも知恵と勇気で倒すのかと思ったら主人公も実は、、どうやらそのような作品を多く残している作者らしく、それを知っていたら筋がわかるのかもしれないが、知らなければちょっと驚きである。『塔』どういう空想的な話なのだろう。もっとハッピーエンド的に終わるのかと思えば、そうではないし、もっとも、目的を達して終わるからいい話ではある。

    掲載作:『二〇〇二年十月十七日(木)』宮沢章夫『パニック』安部公房『檜山騒動』海音寺潮五郎『低空飛行』多島斗志之『麻畑の一夜』岡本綺堂『革鞄の怪』泉鏡花『喋る男』小泉吉宏『塔』夕木春央『ハードシェル』ディーン・R.クーンツ 大久保 寛訳他:「選んで、語って、読書会」、出典あり、

  • (1)(2)という書き方は、少なくとも(4)までは出るのでは?と期待。
    なぜなら3冊までなら上中下で済むから。
    巻末の鼎談で語っていた、その作家の代表作というのを考えてみる。

  • (北)二〇〇二年十月十七日(木)/宮沢章夫★★
    (有)パニック/安部公房★★
    (宮)檜山騒動/海音寺潮五郎★
    (有)低空飛行/多島斗志之★★★
    (宮)麻畑の一夜/岡本綺堂★★★
    (北)革鞄の怪/泉鏡花★
    (北)喋る男/小泉吉宏★★
    (有)塔/夕木春央★★★★
    (宮)ハードシェル/ディーン・R・クーンツ★★★
    選んで、語って、読書会2/座談会★★★

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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