- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488400668
作品紹介・あらすじ
名探偵になってみませんか?
六人の推理作家から読者への挑戦状
謎を解く愉しみが満喫できる
犯人当て小説アンソロジー
謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、問題編の文章を読んで、真相に辿り着けるでしょうか。必要な手掛かりは紙上の名探偵たちと同様、既に手渡されています。冷静な観察力と論理的思考、そして想像力を駆使しながら、謎を解き明かす愉しさを、心ゆくまでご堪能ください。六人の推理作家からの挑戦状は、たった一行──犯人は誰か? 豪華作家陣による犯人当て小説アンソロジー。
■収録作品
市川憂人「赤鉛筆は要らない」
雪の夜の邸宅で起きた殺人
米澤穂信「伯林あげぱんの謎」
当たりのお菓子を食べたのはだれ?
東川篤哉「アリバイのある容疑者たち」
容疑者全員に犯行不可能
麻耶雄嵩「紅葉の錦」
異色にして正統の○○○+犯人当て
法月綸太郎「心理的瑕疵あり」
事故物件をめぐって相次ぐ死の真相は
白井智之「尻の青い死体」
ホラー映画の撮影中に起きた殺人
感想・レビュー・書評
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あまり書くことなし。かなり手抜きに感じてしまった。特に1話目が...。挑戦状構成なのでこうなってしまうのは仕方ないのかも知れない。大好きな作家である白井智之さんの作品も今回だけは微妙だった...。
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「赤鉛筆は要らない」市川憂人
〈マリア&漣〉シリーズ『ボーンヤードは語らない』に収録。
既読。
「伯林あげぱんの謎」米澤穂信★★★
〈小市民〉シリーズ『巴里マカロンの謎』に収録。
ラストがいい感じ。
「アリバイのある容疑者たち」東川篤哉★★★
シリーズではないが、AI探偵などとしてシリーズ化しそう。
設定は非常にわかりやすいが、その真相はどうなのか?
「紅葉の錦」麻耶雄嵩★★★
〈木更津悠也〉シリーズ。
意外な展開だが論理はしっかり。
「心理的瑕疵あり」法月綸太郎★★★★
〈法月綸太郎〉シリーズ。
期待以上。オチも◎。
「尻の青い死体」白井智之★★★
いつもの感じは控えめ。
割と読みやすい。 -
名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
うん、楽しい。
東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、面白そう。 -
短編ミステリーをサクッとなおかつ簡単に読みたい時にはいい本だと思います。
6つのミステリーの内4つは比較的すんなり謎解きできて達成感はありました笑
普段読まない作者さんの作品に触れれた機会でもあるのでここから関連して新しい本当の出会いもできるので楽しいです。
複雑なミステリーを求める方には物足りないかな…?
「はい、ここまでのヒントで解いてください!」って感じが好奇心で先に進んでしまうよりも強制ストップをかけて頭に残りやすいです。
米澤穂信さんが気になって手に取りましたが、小市民を名前は認識していましたが読んだことがなかったので、もし前知識として持っていたらより世界観が頭に浮かんで楽しめたかもしれません。でも世界観も好きですし、面白かったです。
東川篤哉さんの作品はもちろん好みもあるかと思いますが、世界観が好きではなかったです。もちろん「謎解きはディナーのあとで」は当時ドラマで見ていて好きでしたが、映像だったから良かったのかも…
格作品、しっかり読み込んだのでまた記憶が薄くなった時に謎解きを楽しみたいです。 -
2025.01.19
比較すると白井智之さん一番オーソドックスな犯人あてとして面白かった。次が同じ理由で法月さん。 -
読者に犯人を推理させる短編集
うすーいミステリを読んだような読了感で、個人的には合わなかった