孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1480
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488401016

感想・レビュー・書評

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  • 初乱歩。孤島の話になったあたりから内容がヘビーに・・。屋敷の中で繰り広げられていたことが現実の世界でもあることなのだと思ったらゾッとする。
    終始諸戸さんには幸せになってほしいと思っていたんだけど無理だったか。
    洞窟の中ではどうなることかと・・。

    挿絵がなかなかおどろおどろしくてそれがまた物語を盛り上げてくれました

  • ここ2年ほど乱歩がマイブームである。そこで読みそびていた作品をこの文庫でまとめて読むことにした。無名時代の短編など萌芽は感じさせるものの退屈な作品も多いので覚悟と寛容さが必要。さて、この作品はミステリーとしては秀逸であるが現代的な視点では内容的に問題がありすぎる。映像化も絶対に無理だし。それでも乱歩世界のバックグラウンドを十分堪能できる一編。

  • 恋人を殺された主人公が復讐を挑む。だが、相手は社会の業が産んだ鬼であった。
    おどろおどろしいこの物語を興味深く読めたのは、どこか不思議な色気と気品が漂う文章と、竹中氏の魅惑的な挿絵のおかげだろう。
    誰にも関心を持たれず社会から抹殺されている、今の私にも見えていない、そんな存在に気づき目を向ける必要があると感じた。憎悪にまみれた者が歓喜の瞬間に正気を失う皮肉な哀しみが印象に残った。

  • 江戸川乱歩の長編の中では一番面白い

  • 初乱歩作品
    さすが推理小説の巨匠、すごく面白かった
    ラスト付近のハラハラドキドキはなかなか
    途中途中にあからさまな「ここ伏線!」みたいな文章があるのが独特w

    本筋ではないけれど、初代との恋模様の描写がロマンチックで素敵で意外だった!

  • うーん、乱歩!って感じ!
    何とも言えない薄気味悪さがいい。

    終盤は伏線回収で色々なことの辻褄が合っていき、そういうことか!の連続で読んでいて気持ちが良かった。

  • 推理小説としてもトリックに唸らされたが、主人公を愛する青年のことを思うと切なくなった。

  • 最後の一文が切ないです。

  • 読んだ後諸戸のことで頭いっぱいになった

  • ネタバレも知っているので期待していなかったのだが、読み出すととまらないおもしろさがある。昔なつかしい挿絵もいい味出してる。
    しかし、これ少年向けの読み物なのだろうか。どう考えても刺激強すぎます(笑) 挿絵が途中から作風が変わるが、土壇場(洞窟でのいざこざ)のときだけ、もとのホラー画調に戻ってて笑ってしまった。

    よくできてはいるが二度読みしたくはない。
    BL好きな人向けだと思う。あの時代によくこんなもの発表したものだ。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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