孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 223
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488401016

感想・レビュー・書評

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  • くそ面白い。
    面白すぎる。
    その昔、明智小五郎シリーズにハマった世代なら
    絶対夢中になる。

    しっかしこの話は今だと絶対ありえない。
    登場人物がフリークスだし、
    差別用語のオンパレードだもんね。

    ああ懐かしき、よき時代。
    #少年探偵団大人買いしよっかなー.....

  • この夏、某大型書店@新宿のBLコーナーにドド~ンと柱一面に展示されていて、何事?とww。確かに同性愛者が登場して、主人公と共に謎解き&冒険するのですけど、同性愛者の悲哀と影が物語の特殊性に色をつけていますが、あまり本筋にその設定は大きく影響ないんじゃないかと。現代だったら突っ込みどころ満載(笑)あの時代背景があってこそのミステリー・ホラー・冒険小説、堪能しました。

  • 連載当時の挿絵がついてる創元推理文庫版で再読。
    この不気味さ、妖しさ、禍々しさ、最高です。分かっていたけど読み終わった後の虚無感がはんぱない。しばらくぼーっとしてしまいました。緑の切断手術をした諸戸さんの心中はどんなものだっただろう。最後の一文がまた泣ける、でもこの切なさがあってこそこの物語はこんなにも心に残るんだろうな。丈五郎でもなく、諸戸でもなく、本当の鬼は箕浦自身だと思う。

  • 江戸川乱歩の長編で一番好きな作品。連載時(?)の挿絵入り。

  • 普段読む推理小説を読む気分で読んだら全然違う雰囲気で驚いた。
    殺人事件自体の推理は半分にも満たず、残りはおどろおどろしい陰謀を解く復讐と冒険、そして愛が絡み合った仄暗い物語。
    美青年、諸戸の同性愛感情が良い味を出してて、まったくそういう描写はないのに彼が蓑浦に接する描写を見るとどこかいかがわしいような、そわそわしてしまった。
    蓑浦が恋人を失って弱って諸戸に容疑をかけ、それを否定しつつ接近する場面。無意識に愛してくれている人に甘えの態度を示してしまう蓑浦。
    2人で推理を進めているときも、一緒にいるとどちらかが異性のように感じて甘い空気になると認めていたり。
    揺れてる、揺れてる!と読者に思わせつつ、けれど、そこまで受け入れているのに、根本的な諸戸の愛には拒否反応を示す。なんとももどかしい。
    最後、諸戸の没するときに蓑浦の名前を呼んでいたというのがとても印象に残った。

  • 乱歩凄い乱歩面白すぎる。不気味さも切なさも兼ね揃えているなんて……途中から夢中になって読んでしまった。道雄が可哀想で最後の一文に泣いた。後半はもろに冒険って感じで描写にどきどきしますね。洞窟の中の臨場感が怖い。

    • みなみさん
      だろッ!? だから読め読め口うるさく言ったのよ^^ 日本の推理小説の始祖だからね、乱歩は…そりゃ現代に当て嵌めたら色々と非科学的な事もあるん...
      だろッ!? だから読め読め口うるさく言ったのよ^^ 日本の推理小説の始祖だからね、乱歩は…そりゃ現代に当て嵌めたら色々と非科学的な事もあるんだが、それさえも、おどろおどろしい世界観の一端を担っていて、独特な乱歩ワールドの魅力なのです。しかも孤島の鬼は乱歩長編の最高傑作の呼び声も高い。腐女子じゃなくてもラストは涙必須なんだぜ! 諸戸カムバーーーック☆彡
      2011/04/05
    • Sさん
      カムバーック☆ミ ほんと面白かった! 読んでよかった!
      カムバーック☆ミ ほんと面白かった! 読んでよかった!
      2011/04/24
  • 受験終わりに鬼の勢いで読んだ。諸戸が衝撃であった。立場が二転三転して、戸惑わせる。怪奇現象と耽美である。

  • 謎がひとつ解けてそれで終わりではない。どんどん深みにはまっていく。そんな推理小説だった。恐ろしくて、おぞましくて、面白い。乱歩がこんなにも読みやすいとは思わなかった。

    そして道雄の最期がなんとも切ない。こんなに一途だと、逆に蓑浦のほうが惚れっぽく軽薄に見えてしまう。

  • 40年以上ぶりに江戸川乱歩を読んだ。
    1930年の小説が、1987年にほぼ完全に復刻・文庫化され、2019年に読めるとはありがたいこと。

  • 久々の再読

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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