孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1480
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488401016

感想・レビュー・書評

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  • わくわく読めた。ラストがまた……。切ない。

  • 今月の13冊目。今年の58冊目。

    江戸川乱歩を読むのはいつぶりだか忘れたが、それくらい読んでなかった。そしてこの作品は読んでいなかったので、まあ、読んでみようと思い、手に取りました。ホラー感はすごいですね。まさに『孤島の鬼』に違わぬ内容でした。が、最初の方の殺人事件は個人的にはちょっと納得がいかない感じもする。まあ、書かれた時代も考慮しないといけないので、なんとも言えませんがね。ただ、幻想怪奇という点では本当にすごいと思います。

  • 婚約者がいるヘテロな主人公にホモが言い寄ってくる、という冒頭からビックリする展開。
    もちろん断った主人公だが、そのホモは主人公の婚約者にある日突然求婚。
    さらにその婚約者が何者かに殺されてしまう。当然ホモを疑うがそのホモは「僕は潔白。犯人を捜してみせる」。
    …ハラハラしてページを繰る指が止まらず最後まで一気に読み終えてしまった。先が気になってグイグイ読ませるという点において乱歩は圧倒的筆力を持っていると思うが、この孤島の鬼はその極致。涙が溢れそうな、とても耽美な終わり方をする所も好き。
    ただしグロというか、倫理的にどうかと思われるシーンが多々あるのでそういうのが苦手な方にはオススメ出来ない。

  • 読んだ全集には「木馬は廻る」「陰獣」「芋虫」「孤島の鬼」「蜘蛛男」が掲載。
    時期的には「木馬が廻る」がぎりぎり大正期なのも納得。時代を経た創作の変化もよく見てとれる。
    「芋虫」は昔からすきで、何回読んでもそのすごさを思い知らされるけど、同時期の「陰獣」もおもしろかった!
    また「孤島の鬼」「蜘蛛男」といった大衆向けといわれる作品もこれはこれでとてもおもしろい。すらすら読めちゃう。

    共通して気になるのは、自分の書く行為に言及する書き手の存在。
    犯人の変態的嗜好、変態的芸術観にどこか共鳴する可能性を残しているような気がする。
    犯人が犯人としてありながら、完全には否定されていなくて、こういった感覚を誰もがもっているといわんばかりの作品たち。それがこわい。

    探偵小説・推理小説の枠には収まりきらないけど、それらのおもしろさはしっかり持っている。こういったおもしろさは文学ならではと思う。

  • 面白い! 一番始めの予想とは、違う方向へ行き、途中で犯人は分かってしまうんだけれども、犯人と探し物の争奪戦&殺されるんじゃないか、死んでしまうんじゃないかと思わせる、ドキドキ感。

    でも、鬼畜になってしまった鬼の人生を振り返ると、なぜ鬼畜になったのか分かるが、やっぱりあり得ないほどの鬼畜である。

    そしてその息子(?)が同性愛者になってしまい、主人公に好意を持っている狭間。

    主人公の恋。


    楽しかった!

  • 次はどうなるんだろうの連続でスラスラ読んでしまった。
    ワクワクさせられる探険小説。

  • うーん、乱歩ってこんなかんじなんだっけ?
    佝僂とか片端者とか放送禁止の嵐。しかも犯人が・・・ある意味凄い!

  • 突っ込みどころをあげればきりがないのだけど、好きだ…。
    主人公の蓑浦の心理描写が、絶妙に上手い。
    また、読む度にラストに、あああああ!と叫びたくなる。
    ただ、トリックについては他の乱歩作品と同じで、それはずるいよ…というものなので、推理小説ではないと私は思うけど。

  • 現代では到底出版できないが、発想が素晴らしい。

  • 冒険≧ミステリ≧怪奇≒恋愛

    という感じの小説でなかなか面白かった。

    最後あっさり終わって驚いたが、大団円というような終わりだった。道雄はまぁ気の毒だった。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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